少し前に、右上の
親知らずの治療で
被せていたのが取れたので
歯医者に行った。
診てもらうと、
すでにその片割れとなる
下の親知らずは抜歯済みなので、
被せ直すのも意味がないし、
他の歯に対しての影響のことも考えて
抜歯したほうがいい
といわれた。
それが皆生の1週間前だったので、
レースに影響があっては困るので、
今日まで延ばしてもらっていたのだが、
ついにその日がやってきた。
折りしも今日は、
PLの花火の日。
職場の前のPLにつながる幹線道路には、
昼頃から花火鑑賞の人たちを乗せた
観光バスが次々に通っていく。
そしてそれが、
夕方前になると、
あちこちで車両乗り入れ規制が始まって
道が混み始めるものだから、
今日ばかりは終業のチャイムとともに
急いで帰らないとひどい目にあってしまうのじゃ。
だから、
今日は早く帰れるのと、
明日、土曜日午後が
取材のため仕事なので
練習できないから、
午前中に消毒に行けばいいという理由もあって、
抜歯を今日にしたのです。
予定通りチャイムが鳴り終わるやいなや席を立ち、
駐車場へ。
よしよし、まだ道は流れている。
順調に帰れるのはいいが、
待っているのは抜歯。
複雑な心境じゃ。
「今日は体調はどうですか?心の準備もいいですか~」
と聞かれて、
「体調はいいのですが、心の準備と言われるとちょっと・・」。
と答えてやったら、
大丈夫、大丈夫、と軽~くいなされて
麻酔の注射が始まった。
5ヵ所くらいに分けてチクッ、チクッと
麻酔を打った後、
効いてくるまでじっとしててください、
と言い残して先生は別の患者の治療台へといってしまった。
5分、
10分
・・
それから、なかなか帰ってこない。
「こんな時間があいて麻酔が切れたりしないのか」
と心配になり始めた頃、
ようやく、先生が戻ってきて
いよいよ抜歯に取りかかった。
ゴリゴリ、
グリグリ、
なにやらいじくっている。
途中で
器具を持ち替えて、
さあこれから本番かな、
と思ったら
「もう抜けましたからね~」
だって。
はやっ!
抜いたブツを見せてもらったら、
意外に根が浅い。
だから、簡単に抜けたんやろね。
もっと大手術になるのかなと思っていたのに、
いささか拍子抜けじゃったな。
今は、まだ麻酔が効いているので、
飯も食わずに
こうしてブログに向かっている。
しかし、
徐々に痛み出したところをみると、
麻酔も切れつつあるようだ。
今夜は長風呂もアルコールもあかんらしい。
完全に麻酔が切れたら、
めし喰って大人しくしてよっと。
耳を澄ますと
遠くから、花火の音だけが
ドンドンと聞こえてくるよ。
姿は見えないけどね。
しっかし、それにしても
花火の日に歯抜き
なんてシャレにもなりませんわい。