ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

高齢者のこと

2010年08月03日 23時17分04秒 | 最近の出来事
最近のニュースで、
おや、これは・・というのが、
行方のわからなくなってる高齢者の話題だ。

東京の足立区で111歳だと思われていた男性が、
実は30年位前に死んでいた
というニュースが流れて以来、
よく似たケースではないかと思われる
100歳以上の高齢者の行方不明が
続々と判明している。
これは足立区のニュースを受けて、
各自治体が高齢者の行方を
確認し始めたからだろう。

今夜もテレビで、
自治体や厚生労働省が確認を急いでいる
というニュースが流れていた。

うちの親父の年齢(89)くらいまで
対象になったら、
大変なことになる。

オヤジはいわゆる
「寝たきり老人」ではなく

「出たきり老人」なのだ。

doironが家に居るときや、
スーちゃんがショートステイなどで
いないときなんかは
友達と遊びまわっていて、
夜遅くに帰ってきたりする。
また、朝は朝で、
夜明け頃から毎日えらく遠いところまで
歩き回っているようだ。

そんなときに自治体から
確認の電話がかかったら面白いことになる。

「えーっと、お父さんはどこにいますか?」

「う~ん、どこなんだかサッパリわからんけど」

「じゃ、一緒に暮らしてないんですか?」

「一緒には暮らしてはいるんですが」

「???」

てなもんである。

ま、これは笑い話なのだが、
実際親の居所がわからんような
そんな家族は結構多いんじゃないかな。
田舎ではなく、特に都会にね。
doironの近所だったら、
誰々の親は今どこの施設にいて
どんな状態だという情報が常に飛び交っている。
doironのオヤジさんは、
村の長寿ナンバー2だというのに、
昨日は二駅向こうのガードレールで
ストレッチしているのを見かけたとか、
遠いコンビニでコピー機を占領してたとか、
麦わら帽をかぶって公園でセミを追いかけてた(これはガセ)
など動向までみんな知っている。
こんな近所との付き合いが濃厚な地域では、
行方不明などの心配は少ないが、
都会の中で、一人暮らしのお年寄りで、
家族との音信も絶ち、
近所ともほとんど付き合いのないような人も多く、
そんな人に何かあっても
行路人として処理されている場合も
そんなに珍しいことでもないだろう。

家族は、まだ生きてるつもりでも、
とっくに亡くなっていて
無縁墓地で眠っているなんてケースは、
あってもそんなに不思議じゃない。

今回の公的な調査、
すればするほど
大変なことになってくるのではないかと、
ニュースを聞くたびに思う
doironなのでした。