ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

濃ゆい大阪散歩道3

2018年10月25日 21時11分24秒 | ウォーキング

紀州街道の商店が立ち並ぶあたりを歩いていきます。



自転車に乗った警官がたくさんいますねえ。
歩いていくにつれ、何となく
まわりの雰囲気が変わってきましたよ。

道端には、座っているおっさん、
寝ているおっさんもいますよ。
ウワーあのおっさんは
水着のようなパンツ一丁で
歩いていますよ。

これは警察に捕まるなあ、
と思っていても、アレッ、アレッ、
警察官は無視して自転車で
通過していきます。

う~ん、何となく世間の様子が
ディープになってきました。

doironの目もあちこち動き回ります。

とその時です。
前を歩いていたおっちゃんの両手が
ばんざいのように上に上がっていきます。

うひゃ~メンズリゼ、
いやあそれとも
“おっさんリゼ”。

片方の手にはチューハイの
ロング缶が収まっています。

そのおっさんが道端に泊まっている
路上駐車の車に迫っていくのです。
その車には誰も載っていませんよ。

で、車のとこにたどりついたと思ったら、
そのボンネットに肘をついて、
酎ハイとたばこを置き
運転席の方を向いて何やら
ワイワイ言ってます。

違法駐車に文句つけているんでしょうか。

すると、その車の横の家から
若い兄ちゃんが出てきて、
鳩が豆鉄砲食らったような顔をしています。

あ~ひと悶着おこるんでしょうか。

もうこの辺りでそういうことに
関心持っていると進むことができません。
無視して進んでいきましょう。

左手の方から、おおぜいの人の声が
聞こえます。
みてみると、どうやら公園のようです。

地図では「萩之茶屋南公園」となっていますが、
もうそこの入り口あたりから
なんかもうとんでもない
人間の情念が渦巻いているようです。
あそこがドヤ街公園と
呼ばれているところなんかなあ。

興味はありますが、
中途半端な情熱で入っていけるような
ところじゃ何ですねえ。

だいたい普段歩いている時から、
生活の中でおっさんが
カメラを持ってウロウロしてたら、
やっぱり変なおっさんです。
悪いように見れば盗撮してるんじゃないか、
あるいは洗濯物を撮影したりしていたり、
女性ばかりを映してる
変なおっさんちゃうかとか
色々と変な風に見られる
可能性だってあるわけです。

まあそんなんで捕まっても
写真を見たら石が写っていたり、
道が写っていたりするだけで
誤解は解けるのでしょうが、
やはりへんなおっさん風に
見られたりするわけですが、
ここではやはり違いますね。

カバンもってカメラ持ってても、
超まともなおっさんに
見えたりするわけです。

こんな風に安心感を持って
見られそうなところは
めったにありません。

いや逆に、おっさん何を
映してんねんというような
奇妙な生活体験者が多い
という別の不安感はありますがねえ。

ま、熱い情念があるわけではないので、
差支えのないところを
カメラで写しておくことにしましょう。

歩いていくと、こんどは聴覚を
刺激されます。

なんかここの酒屋からは
大音量の声が流れてくるのです。

お店の中でカラオケマイクを
最大音量にしてお客さんに
話しかけているようですねえ。

「冷えてるよ~ビールはうまい」

とか

「はいはいそこのおっちゃん、
寝てたらあかんよ」とか
しゃべっています。

すごいですねえ。

もう人間味出まくりの居酒屋です。

よっしゃー、わしも行ったろー
と入る気にはなりませんけどねえ。

ここにも紀州街道の石が立ってたりします。



その横には歴史の散歩道と
書かれた看板もありますが、
ここは違いますねえ。

「人の散歩道」

と書いていた方がいいかもしれません。

天下茶屋から歩き始めて
萩之茶屋も過ぎました。
萩之茶屋は萩も生えてた
茶屋があったからだといわれてますが、
どこなのかわかりません。

しかし、この界隈は表面を
軽く触れただけですが、
中身はとってもすごいところなんでしょう。

人間臭さがほんまに渦巻いていた、
強烈なお散歩でした。

新世界まではいっていく気持ちも
持ち続けることはできず、
天王寺まで帰っていった
doironなのでした。



歩いたのはこんな感じ



濃ゆい大阪を堪能し、おしまい。