納経をしてくれるところは、
階段を登って左側にありますが、
まあまずはお参りを済ませておきましょう。
本堂の方へと歩いていきますと、
おおここには「福徳兎」が
置かれています。
ウサギの石像の前に球が置いてあり、
その中に手を入れる穴が開いています。
そこに手を入れてみると、
スペースの中に卵のような形の
石が置かれています。
それが立てば足腰健全だそうです。
やってみますと、おおちゃんと立っていますよ。
足腰は健全ですねえ。
まだマラソンをやってた頃の
力の余韻が残っているのでしょう。
ちょっと写真を撮ってもらいましたよ。
そしてまだまだありますよ。
これは「勝運の牛」です。
口の中の玉にさわると
勝運がつくといわれています。
え~牛にさわりつつ、
競馬にも勝ちますようにって変かなあ。
いやいや宝くじにも勝ちますように
としっかりお祈りしておきましょう。
その牛の横には、
貴乃花と若乃花の手形もあるのですが、
いやあ案外手は小さいんですねえ。
とまあそんなことを一通りした後に、
本尊にお参りしていきましょう。
ここの本尊は「千手観世音菩薩」です。
ろうそくをつけ、線香をあげて、
賽銭とお参り札も入れてお参りします。
四国だったらねえ、
ここでお経をあげたりするんですけど、
まあ気持ちの中で唱えておきましょう。
お参りが終わったら、
境内をもう少し歩いてみましょう。
蓮の花が咲く頃はここはきれいのかなあ。
でも手間が大変なんでしょうねえ。
三重塔をお参りし、
ふと横を見たら看板が立っています。
ここは何と源氏物語の舞台のひとつです。
もともと50編を超える源氏物語で、
宇治を舞台とする10編のドラマである
「宇治十帖」のひとつ「浮舟」の石票があります。
一人の女性である「浮舟」をめぐる
男子二人の恋争いの中で
宇治川に身を投じて命を失くそうとする話です。
静かに人を恋する薫と
情熱たっぷりに愛しようとする
匂宮の情念たっぷりの物語です。
宇治に来るとこの宇治十帖に
あちこちで触れるんですねえ。
さて、では納経帳を持って
最後に記載してもらいに行きましょう。
この日の几帳は女性によるものでした。
朱印の中央には「大悲殿」と書かれます。
千手観音を本尊としているからですね。
西国三十三カ所10番札所の
御朱印ゲットです。
さあ、目的は果たしましたが
ここまで来ていますので
せっかくですから宇治の繁華街の方を
回って帰りましょう。
平等院の近くの駐車場に
車をとめて歩いていきます。
平等院の近くに来ましたが、
もうここは何度も入っていますから、
今日は入らずに置きましょう。
周辺から鳳凰の写真だけを
とっておきました。
さあそういえばもうお昼です。
何か食べて帰りましょうと、
平等院横の若い人がやっている
創作料理店に入りました。
が、なんと撮影を忘れてしまいましたよ。
おなかが空いていたんでしょうねえ。
とてもおいしい料理だったと
報告しておきましょう。
しばらく宇治川沿いを歩いて、
多くの外国人に囲まれながら
たどり着いたのがこの橋「宇治橋」です。
有名な場所ですね。
ここが宇治十帖の最後の帖であり、
源氏物語の最終章である
「夢浮橋」の石票があるところです。
何のイベントもなく終わったのか
終わってないのかわからないような
源氏物語の最後の舞台になっています。
「終わりなきを持って終わらせる」
という言葉があるくらいです。
次の機会には「宇治十帖」を
すべて訪ねてみたいですね。
西国三十三カ所の三室戸寺を訪ねた、
doironの旅も、
ここを持って終わりとしましょうか。
おしまい