今日から、このブログのカテゴリーに
「お絵かき」というのを追加しました。
今日描いたのは
先日画題を求めてふらっと奈良を旅した時に
撮った写真がもとになっています。
この絵から、描いた場所がわかったら
なかなかあなたは奈良通です。
なんてことはないか。
修学旅行生もあふれかえる
有名な場所ですもんね。
毎年三月には、この場所で
大きな籠松明が燃されます。
はい、もうおわかりですね。
二月堂から、東大寺大仏殿の
方角を見下ろした景色ですね。
これを描いてみようと思ったのは
今使っている絵の具の中に
金色があるからです。
それで東大寺大仏殿の
屋根につけられた火除けのまじないである
鴟尾(しび)を塗ってみたかったからという
単純な発想によるものです。
でも写真にしたら、ゴールドは
出にくいようです。
なかなか自分が思うような絵って
描けないものですねえ。
今回も難しかったなあ。
まず緑が薄くて、春のような景色になってしまったのが
一番の反省点です。
水彩は薄い色から塗っていくのが
基本なのですが
もっと、濃い色を重ねないと
今の季節の雰囲気が出ませんね。
もう少し塗り重ねてみようと
今、思っています。
もうひとつ、反省点は
手前、真ん中の建物の屋根の
傾き具合が変ですね。
まあ、これはもう修正できないので
仕方ないかなあ。
建物を描くときは
立体感の統一が難しい。
これは基本のデッサンが
きちんとできていないからで
この辺はもっと数をこなしていかないと
なかなか習得できないようです。
それと、大仏殿本殿の
瓦屋根の模様を
手前の建物の屋根と
同じような間隔で描いてしまい
遠近感もおかしくなりました。
描いてから気が付いたのですが
これは時すでに遅し。
ほんのひと筆が
全部の出来を台無しにするので
こんな絵でも、しっかり緊張感を持って
描かないとね。
何事も突き詰めていくと
ホントに奥深いもんです。
二月堂に向かって奈良公園を
横切って歩いていったのですが
途中、公園の片隅で
絵を描いている人がいました。
なかなか人が通るところで
ああして一人で絵を描くのは
勇気がいることですよねえ。
でも一日、のんびりと屋外で
お弁当持参で絵を描いてみるていうのも
よさそうなので
もっと恥ずかしくない絵が描けるようになったら
一度やってみたいなと思っています。