甲府盆地の南側に、山々がしだいに色付き始めるなか、
リニア実験線の延伸工事の橋脚群が、完成し始めた。
それに伴い、数少ない地上部の軌道にも、ドーム状のカバーが、
設置されつつある。
沿線各地で、地域おこしの気運が盛り上がるなか、
この鉄道からは、何を見、何を楽しむことができるだろうか?
以前から、高速鉄道ではトンネルからの出入りの祭の衝撃波・
ショックが問題とされてきた。
そうしたことから、軌道の殆んどをトンネル状にチューブ化して
しまうのだろうが、なんと観光的でない乗り物だろう・・・
山梨を走っていても、富士山もぶどう畑も見れないのだろうか?
僕ならば、単に速さ・時間より、その土地々々の風景を選びたい。
それでなくても、トンネルの多い、山間地を通る中央新幹線構想である。
リニア・チューブ新幹線などと、呼ばれる事のないよう、あって欲しい。