ジブリ映画「風たちぬ」に触発されて、本物のゼロ戦が展示されている
と言う、所沢の航空発祥記念館に行き、見てきました。
日本の航空機技術は、この零戦が堀越二郎らによって開発された頃、
飛躍的に進歩して世界トップ水準になったようだが、
このあと迎えた太平洋戦争と敗戦を考えると、手放しでは喜べない…
部材も木や紙から一気にオール金属、骨格には超々ジュラルミンへ、
飛行性能を高めたスマートな機体と、平打鋲やねじり翼などなどなど…
この零戦シリーズの優れた機能が、太平洋戦争を担っていった事は、
間違いない事実だ。
航空機に限らず、国家を挙げた事業である戦争は、
科学技術を格段に進歩させ、「国(民)のため・・」の名のもと、
その戦争への転用(悪用)を科学者や技術者に迫る…
広島・長崎の原爆の日を迎え、終戦の日を迎える8月。
この見学によって、考える良い機会となった。