この闇と光 (角川文庫) 2016.1.12読了。
服部 まゆみ (著)
森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
主人公がひたすら求めるのは、虚名とも金銭とも結びつかない。真に己の魂を震わせる「美」であり魂によって選び抜かれた「極上の物」。(本文より引用)
少しでも、ネタバレすると後から読まれる方に失礼ですから、
ホントに書きたいことは書けないのですが…。
最近あまりお目にかかれない耽美な世界観をもつ小説。
しかも、本来のゴシックミステリーとしても傑作。
中盤からのいくつかのどんでん返しがあり、
夢と現世が交錯するような、まさに闇と光で彩られた上質な物語は意外な結末に辿りつく。
しばらく、余韻に浸っていた。
また読み返してみたい。誰にも邪魔されないところでひっそりと。…9.5点。
服部 まゆみ (著)
森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
主人公がひたすら求めるのは、虚名とも金銭とも結びつかない。真に己の魂を震わせる「美」であり魂によって選び抜かれた「極上の物」。(本文より引用)
少しでも、ネタバレすると後から読まれる方に失礼ですから、
ホントに書きたいことは書けないのですが…。
最近あまりお目にかかれない耽美な世界観をもつ小説。
しかも、本来のゴシックミステリーとしても傑作。
中盤からのいくつかのどんでん返しがあり、
夢と現世が交錯するような、まさに闇と光で彩られた上質な物語は意外な結末に辿りつく。
しばらく、余韻に浸っていた。
また読み返してみたい。誰にも邪魔されないところでひっそりと。…9.5点。