ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希」 吉川英梨読了!

2016年04月04日 20時12分12秒 | 作家 や行
警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 (宝島社文庫)2016.4.4読了。
吉川英梨(著)

一家四人惨殺事件に仕掛けられた、ミスリーディングに気付けるか! ?
初動捜査で浮かんだのは、殺されたアイドルタレントのストーカーをしていた男だった――。
「女性犯罪」捜査班に異動となった原麻希が、新たな難事件に挑む!
奥多摩の陶芸家宅で起きた、一家惨殺事件。殺されたのは十六代目繁田庄三衛門とその妻・恵美、そして双子の娘・瑠衣と芽衣だった。
瑠衣は人気アイドルグループの一員で、瑠衣のストーカーによる犯行、瑠衣をねたんだ芽衣による犯行、江戸時代から続く由緒ある陶芸窯の跡取りの座を巡っての犯行と、犯人が絞り切れないまま捜査は進む。
そんななか、麻希は捜査の進行状況が、真犯人によって仕組まれた方向へと進んでいることに気づき……。
真犯人によるミスリーディングに翻弄される女性犯罪捜査班。かつてないタイプの知能犯と麻希の駆け引きも見どころの、ハラマキシリーズ最新作。




『女性秘匿捜査官・原麻希』シリーズらしい。
それのいきなり第六弾かな?
面白い、それぞれのキャラがたってるし、主人公が魅力的。
序盤の、ミスリーディングとそのどんでん返しとかもいいし、読みやすさもあり読む手が止められない。
が、しかし、終盤の犯人を陥れる囮捜査からの自供って持って行きかたはどうなのよと思うけど。
それでも、また、エピローグなんか読んでいると楽しい雰囲気にのせられて、まあ、そんなこともどうでもよくなってしまうんだけれど。読んでいて楽しいっていうのも小説の魅力だよね。ハラマキシリーズまた読みたい!…7点。