どうも箱根が緊迫した状況になっているようだ。微動が増加し、今日は体感できる地震も見られるようになっているという。立ち入り制限区域も設けられ、観光は大打撃だろう。
ところで、１つ不思議なこと、理解に苦しむことも起きている。一部の地域は立ち入り制限区域となる一方で、立ち入り規制の掛かっていない区域もある。それでは、制限区域とそうでない区域、いったいぜんたいどのようにして決められるの？制限区域以外は本当に大丈夫なの？
これでひとたび噴火でも起こり、大きな被害がでたら、気象庁や自治体はどう釈明するのだろう。それは、想像に難くない。まったく定型の文言で「想定外のことが起こった。」というでしょうね。家電や自動車等の製品は、ありとあらゆる場面を想定し、安全性を高めてきた。それは、製品によって起こる事故の責任がしっかり問われるように世の中が進んできているです。
ところが、東日本大震災の原発事故も、御嶽山の惨劇も、「想定外」という言葉を用いて、その言葉によって、誰もが予想できなかった事故と印象付けることによって、免責を受けようとしている。危険を真摯に想定して対策を考えるのが関係者の仕事でしょう？もし、そこに打算が働いていたとしたら、それはそれは大変な問題ですよね。
