今日の献立。あまり変わり映えしない御飯、長ネギと豆腐の味噌汁、ほうれん草のお浸し、きんぴら牛蒡、茄子とピーマンの味噌炒めだった。どれも、いつも作っているものだ。慣れているものなので、味はそこそこ、それ程大きく失敗することもない。妻を食卓に連れて行って、食べ始めると、きんぴら牛蒡が気に入らないらしい。妻はフォークを使って食べるのだが、牛蒡のささがきや人参がフォークでは食べにくいという。牛蒡も人参も細く切ってあるため、フォークには刺さりにくい。前回も、これ食べにくいと言っていたのだが、メニューを考えているとき、そのことをすっかり忘れて作ってしまったからだ。
それにしても、きんぴら牛蒡がだめだとなると、また、作れるメニューが減ってしまう。前回、鮭の切り身を出したら、骨が残っていたといって、ちゃんと骨取ってくれないんだったら、もう、魚は出さないでとストップが掛かってしまった。大きな骨は予め毛抜きを使って取り除いているので、本当に小さな骨で、食べてしまっても、全く問題のないようなものなのだが、口に入れて噛みながら、骨はないかと探し、吐き出してしまう。これには本当に参る。いわしを圧力鍋で煮て、骨まで食べられるようにして出しても、骨がまだ硬いといって食べるのをやめてしまう。レンコンを煮ると、しゃきしゃき感が残っていないというし、本当に困ったものだ。
また、病状が進んできて、フォークの使い方もかなり不器用になってきた。普通ならば、刺さらなくても、梳くって食べることもできるだろうが、それが上手にできない。そんなこんなで、妻自身もできないことにイライラしているのだろう。その分、私への風当たりも強くなっているのだと思う。
まあ、こんな愚痴っていても始まらない。簡単に作れて、食べやすいものを探すことにしよう!