現在、強い勢力を保って揺るぎない安倍首相、森友学園の問題をどうも軽く見ているような様子が見てとれる。また、マスコミも今の段階では、安倍首相の直接関与を追及することには及び腰のようだ。しかし、これは、安倍首相の命取りになりかねない非常に大きな問題に発展しそうだ。
園児に教育勅語を暗記させ、朝鮮や中国を非難するような文書を園児の父兄に送りつけるなど、とかく偏向の見られる学校法人が、国有地払い下げで大きな問題となり、連日、ニュースになっている。安倍首相は、関係を否定しようとしているようだが、なかなか否定しきれるものでもない。否定しようとすればするほど、ほころびは大きくなり、各所に矛盾が出てくるものだ。まさに、「蟻の一穴」そのものと言えそうだ。
森友学園の理事長は、憲法改正を推し進めている団体の一員でもあるという。安倍首相があんなにも憲法改正に積極的なのか、安倍首相の裏側が見えてきたようで、これからどんな事実が出てくるのか楽しみになってきた。現時点ではまだそれ程危機感を持っていないようだが、この問題が安倍首相の命取りともなりかねない、今後の成り行きに大いに注目したいところだ。