DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

介護は誰が?

2018-02-05 13:49:09 | 雑感

 次男から、何も今のところにこだわる必要はないんじゃないか?これを機会に、長男の住んでいる新潟に移ってくれた方が俺たちが面会に行くにも何をするにも便利だし、安心できるんだけど、どうかな?という話があった。

 確かに、長男や次男からみると、年老いた?親が離れたところにいて、しかも、母親が闘病中、父親が介護をやっているが、少しボケてきていて、きちんと介護できているか怪しいものだ。もっと、自分たちの身近に置いて置きたいという気持ちは分らないでもないし、私も、その立場だったら、そう思うだろう。

 しかし、よくよく考えてみると、それでは、子どもの身近に行ったら、本当に介護の環境が整うのだろうか?住宅にしても、食料品等の買い物が今と同等程度の利便性を確保できるとは思えないし、現在、訪問診療、訪問看護が整っており、かつ、介護も、徒歩3,4分のところに介護ステーションがある。現在のこうした生活の利便性を確保するのは非常に難しいだろう。息子や嫁、妻の姉等が多少、介護を手伝ってくれるかも知れないが、そうした手伝いがあることを前提に物事を考えるのはいかがなものか?とも、思う。

 近ければ近いほど、手を煩わせることが増えてくるし、また、手も口も出したくなるだろう。そこでまた、今まではなかったような軋轢が生じてくるということも考えられる。まあ、息子はともかくとして、嫁さんには負担を掛けることになるのではないだろうか?そう考えると、ここは慎重が上にも慎重に考えて行かなくてはならないと思う。

 そして、忘れてはいけないのが、本人の意思だろう。本人が誰にどれだけの負担を望むのか?子どもに負担を掛けたくない、兄弟に負担を掛けたくないという気持ちが強く、世話になることを望まない場合、どこまで周りの意見を反映させていいものか?悩むところだ。

 孤独死でなくなっていく人、本当に身寄りのない人ばかりだろうか?人に迷惑を掛けたくない、世話になりたくないと、身寄りがあっても、敢えて孤独を選んだ人も少なくないような気がしてならない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする