2月2日に妻が入院し、今までやっていた妻の介護から解放され、また、妻から色々言われることもなくなり、のんびりとマイペースの生活が戻ってきた。こんなこと何年ぶりのことだろう?こちらに帰ってきてからずっと妻の傍にいて、そして、一日中顔を付き合わせて来たから、もう4年も経過したことになるのだろう。快適といって喜んでばかりいるわけには行かない。いずれ妻は家に帰ってきて、そして、また、介護一色の生活が始まるのだから、それに対する準備も怠るわけには行かないのだ。
ところで、来週、ケアー会議なるものが開かれる。主治医、保健師、病棟の看護師、訪問看護ステーションのケアマネージャー、訪問看護師、理学療法士など、妻に関わっている関係者が一同に会して、今後、どのようにしていくかについて話し合いが持たれる。そのとき、どのような形で退院後の生活の仕方の方向性を定めて行くことになる。在宅でどれくらいまでやっていくのか?そのためには、何が必要なのか?非常に重要な問題が話し合われるようだ。私が単独で見て行くのはほぼ限界に達している。そのため、在宅での生活のあらましをシュミレーションし、どういうことに介護サービスを導入すれば、在宅で生活ができるのか?だいたい、どれくらいの状態になったら、在宅から施設へ移していくかという大まかな目安も、考えておかなければならないだろう。
こう考えていくと、実際にどのくらいのことができて、どうなったらそれができなくなるのか?なかなか見えて来ない。細かく見ていくと、疑問だらけだ。それを一つ一つ確かめながら、どういう風になって行くのかをイメージしていくしか方法がないようだ。ぶっちゃけた話、やってみなければ分からないというところが正直のところだが、そう言ってしまったら、話はそこで止まってしまい、先には進めなくなってしまう。本当にしんどい話だ。しかし、前に進むためには、やっていくしかない。今は、かなり追い詰められたような気分だ。とても、命の洗濯といって、のんびりしているわけにも行かないというのが現状だ。
ただ、日々の介護に追われていたら、こんなこと考えている余裕も持てないのだから、まあ、今回の妻の入院は良い機会なのかも知れないと思う。