冬。太平洋側と日本海側は気候がまるで違う。太平洋側は満天の青空、一方、日本海側はいつも雪雲がいつも空を覆う。この違いはとてつもなく大きいように思える。長野市や甲府市にも3年くらい住んだことがあるが、どちらも気候は太平洋側の気候だった。寒いには寒い。夜間はマイナス10度を下回ることもしばしばあったが、しかし、そこには太陽がいつも見えた。新潟市にも、一年弱住んだことがあった。新潟市内は豪雪地帯とは違って、それほど雪は積もっておらず、雪のために生活に支障を来たすということはなかった。しかし、いつもどんよりした空で、雪雲が常にあり、日が差すことは極稀のことだった。私には、この空はどうも好きになれなかった。そらを見ていると、気分がスカッとせずに、どんどん塞いでしまう。関東で育った私にとって、やはり太陽の日を浴びられるということが欠かせないような気がしてならない。
それはそうと、今、北陸では記録的な豪雪にみまわれ、国道では、除雪が間に合わずに、車の立ち往生が続いているとニュースで報道されている。それは新潟でも同じような状況らしく、今日、長男は車を諦め、新幹線でこちらにやってくるという。妻を見舞うことと、これから妻の介護をどうするかという話をしに来るらしい。私一人で妻の介護をしていくのは大変だし、心配だという子どもたちの気持ちは良く分る。今、大事なことは、妻をきちんと介護できる体制を整えること、それが一番なのだから、気候がどうのこうのと言っている場合じゃない。それは分っているのだが、諸手を上げて子どもたちの意見に賛成とは言いがたい。病院に行くにも、買い物に行くにも、そこには雪の存在が付きまとうし、車なしではにっちもさっちも行かなくなるだろう。それに、目を話していられる時間もどんどん減ってくるだろう。そうしたら、それこそ、私は缶詰状態で、日常的な生活を維持して行くだけでも相当な時間と労力を費やすことになり、周りに多大な負担を強いることになるのではないだろうか?
まあ、そんなこんなで、考えなくてはならないことがたくさんあるが、とりあえず、今は、体調を整えるべく、ジムに行って筋トレに励むことにしよう!とりあえず、この話はこの辺でやめておこう。