おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

注文住宅のすばらしさと難しさ

2006年02月21日 07時03分40秒 | Weblog
注文住宅のすばらしさは、自分のライフスタイルや好みに合った、世界でただひとつだけの『家族の幸せの城』を手にできることです。

世の中には既製品が横行し、生き方までもが『右へならへ』と既製品化しているようにさえ感じてしまう昨今。

自分の命を担保にして手にしようとする家までもが、『この三つのうちから選んでください』方式では、ある意味楽かもしれませんが、私にはあまりにも安易で、寂しさを感じてしまいます。

そこで注文住宅と相成るわけですが、これがまた難しい。その本質は、施主様も『いい家が欲しい』施工側も『いい家をつくりたい』と、両者とも真剣に思っていることから始まります。

ところが、注文建築は形がまったくない。丸くも四角くもできる。

余談ですが、この関係は結婚生活に似ていると思います。

『幸せになりたい』『幸せにしたい』と双方が真剣に関わりあって成り立つ結婚。この約束手形は『婚姻届』です。つまり、信頼という約束で成り立っている。

結婚にも『幸せ』という形がありません。二人で作っていくしかないのです。

私は丸くて細長い『幸せ』が幸せだと思っていても、相手は細長くて丸いのが『幸せ』だと思っている。

結婚生活が始まるとその少しの切り口の違いが露呈してきます。

『幸せになりたい』『幸せにしたい』という共通の価値観が、違う形となって出てきてしまうのです。

こんなはずじゃなかった。結婚する前に言ってたことと違うじゃないか・・・。その結果、現代の社会的問題となっている『離婚』につながっていく・・・。『幸せになりたい』『幸せにしたい』気持ちは同じなのに。

建築のトラブルの多くも同じように起因していると思われます。

『いい家が欲しい』とお客様『いい家が建てたい』と施工業者。その信頼の証が『建築請負契約書』・・・。

会社も『いい会社にしたい』という気持ちは社員も経営者も同じですね。生育暦も育った環境、積み上げてきた経験も、性格も全て違うもの同士が一つ屋根の下で仕事をするわけです。うまくいかなくて当然なものを、うまくいくようにする原動力は『いい会社にしたい』という価値観以外にないでしょう。

少々話が発展しましたが、形のないものを形として作り上げる注文住宅は『ドラマの連続』です。まるで結婚生活のごとくです。

家づくりをお考えの方は、是非その醍醐味を堪能してください。命を担保に手にする家族の幸せの城なのですから。

おさむ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 週末あれこれ | トップ | 海釣り初体験 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事