おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

むちゃくちゃうれしいメール

2012年10月31日 17時39分56秒 | 家づくり
昨晩、むちゃくちゃうれしいメールが届きました。

数年間のブランクを置いて、この11月からOB施主様向けにカタロ通信の郵送を再開しました。そのカタロ通信を見てメールをくださったのです。

そのT様は、ぼくの初仕事のお客様です。もう18年も前のことになります。同居だったおじいちゃん、おばあちゃんも亡くなり、まだちっちゃかった娘2人も自立してお家を離れている。現在はご主人と二人暮らしです。

ぼくにとっての初めての仕事・・・・。これは以前にも『おさむのひとりごと』で書かせていただきましたが、ほんとにほんとに、どーしようもないほどにうまくいかず、T様には不信と迷惑の極みをおかけし続けたのでした。そのT様からのメール、承諾をいただいて掲載させていただきます。

『秋の風に、しっとりとした気分になるこの頃、いかがお過ごしでしょうか? カタロ通信、楽しみにしていました。早速、拝見させていただきました。我が家、北澤さんにやっていただき、良かったなぁ~と。北澤さんの若さに賭けると言って頼んだ主人を改めて尊敬しちゃいました。毎回、おさむの一人言をよむたびに思います。我が家は、二人きりの生活になり、夫婦の時間を楽しんでいます。たまには、いらして下さいな。田舎料理の天ぷらでも揚げてお待ちしております。その時は連絡下さいな。顔みせしないと、リフォーム 他の業者に頼んじゃうぞ(笑) T 母』

ぼくは、家づくりという仕事を通して家族の成長を見つめる。

家づくりの仕事って、最高です。

ではまた。

おさむ




命日

2012年10月30日 18時12分44秒 | 自分のこと
今朝早く、父から電話が入った。

『おめえ、きょうは何の日だかわがってっぺ?』

言われて気づくぼくもぼくだが、今日はおばあさんの命日。

いまから32年前、ぼくが中学2年生の時、家の前で、そう、ちょうど今ごろの時間、交通事故に遭遇して、死んだ。

部活が終わって、自転車で帰って来た。家の近くに人だかりがあった。なんかあったんだ・・・と通り過ぎようとすると、

『おさむー!!!ばあちゃんが死んじゃったよおぉーーー!!!!』

と、父の泣き叫ぶ声。

例に漏れず、ぼくとあんちゃんはおばあさんっ子だった。おばあさんといつも一緒にいた。そのおばあさんが、初物だからと鮭の切り身を近所に持って行ってあげようと出かけた先だった。トワイライトゾーンの時間帯、右側を歩いていたが、当時は道幅も狭かった。お葬式帰りの酔っ払いが運転する車に、7mもはね飛ばされ、左全身複雑骨折。手足の関節は明後日のほうを向いていた。救急車に乗ったが、『イタイ・・・』と言って死んだ。

『年寄は若い人の油が残った湯がいい』と、いつもは最後にお風呂に入るおばあさんが、この日はなぜか、夕方から一番風呂に入ってカラダを清めていた。

死んだおばあさんが家に帰って来たが、まだ温かかった。

どんどん冷たくなって、固くなっていった。

バタバタと人が出入りしたり、お葬式でおもしろい儀式があったり、その後に身内でいざこざが起こったり、、、、、中学2年ながら、鮮明に今日のことを覚えている。

・・・・・・・・・・・・・・

おばあさんが亡くなって、32年かぁ。先祖というにはあまりに身近すぎるけれど、先祖代々、だれひとりいなくても、ぼくはここに存在しないんだな。

これから、そんな思いを込めて、お線香をあげに行ってきます。

ではまた。

おさむ





交渉の結果、報告

2012年10月29日 12時33分21秒 | 家づくり
現場に30分早く着くと、すでにお客様とご紹介いただいたOB施主様がいらっしゃいました。ぼくが立ち会うことに痛いほどのお言葉を頂戴し、時間になってハウスメーカーの担当者がいらっしゃいました。

小細工せず、ぼくの名刺を渡し、まずは問題をテーブルの上に広げました。

ぼくのような存在がいるのは鬱陶しかったろうに。しかしその担当者、立派でした。

お客様やOB施主様からは厳しい言葉が伝えられましたが、言い訳することなくひたすら聞き続けました。

そしてぼくの専門的な立場からする意見を、率直に受け止めてくださいました。

最終的には、『ここまでハウスメーカーさんにやっていただけるのであれば、完璧ではないけれども、ここが妥協点だと思う。』旨を伝え、両者ともに納得していただくことができました。

あとは担当者がこの問題を社に持ち帰って、社としてどのような決断が下されるか。3日後には連絡をいただけることになりました。

ひとり看板を背負っていらっしゃったその担当者の心情を察するに余る時間でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その帰り道、『一日一善』を実践したあたくし(笑)

通りの激しい裏道の交差点近く。ハザードをつけた車が止まっているではないか。通り過ぎたものの、信号が赤。

・・・・・・・・・やっぱそういうことだよなぁ~(笑)と、ひとりほくそ笑んで、車をご近所に乗り込ませ、その故障している車に駆け寄りました。

『だいじょうぶぅ~?』

『あぁ、、、、えぇ~と・・・・』

しどろもどろの若者。

『とりあえずここは危ないし迷惑だから、ニュートラルにして運転して。押すから!』

『あ、はい。。。』

ところがどっこい、若干上り坂・・・(汗)

ちょこっと息が上がって安全な場所に移動で来て、『んじゃなぁ!!』といって別れ、車に戻って再出発。この間約3分。

バックミラー越しにぺこぺこと頭を下げる若者にクラクション『ピッ!!!』。

いやーーーーー気持ちがいいったらありゃしない!!!(爆)

ではまた。

おさむ




明日はややこしい交渉

2012年10月28日 20時07分10秒 | 家づくり
先日もブログに書かせていただいたあるお客様の現場。

某ハウスメーカーの明らかな欠陥。

しかし、当時の担当者も責任者も、もういない。

これまで、お客様だけでは言いくるめられたり、長のばしにされたりしてきた。

たまたま今回別件でリフォームをさせていただいている私。

おせっかいだけれど、

その交渉に立ち合うことになった。

ゼロか百の結果は出ないと思う。白とか黒の押し付けをするつもりもない。

グレーゾーンではあるけれど、

ハウスメーカーとお客様の接点を、探します。

ハウスメーカーにしてみれば邪魔者の私。北澤工務店的には、なんの得にもならないことなのですが。

家づくりの仕事は、、、、深いです。

ではまた。

おさむ





仲間って素晴らしい!!(笑)

2012年10月27日 20時08分33秒 | 自分のこと
いま、『思風塾全国大会イン松山』の帰り道です。

仲間って素晴らしいと、実感する。

昨年の震災のとき、あの奇跡的な屋根の修復ができたのも、仲間の存在があったからこそ。

自分はひとりぼっちだ、友達なんていない。そう思っていたぼくだけれど、こうして大好きな仲間と会えることが、どうしようもないくらい今の自分の励みになってます。

有り難いです。

ではまた。

おさむ



明日は思風塾全国大会

2012年10月26日 17時08分36秒 | 世間ばなし
北澤工務店の家づくりの『背骨』になっているのが、芳村思風先生の『感性論哲学』です。『自分の娘に振り袖を着せたような家づくり』を実現していくうえで、なくてはならない『背骨』です。ネット上にも数多く記事がございますので、ぜひ検索してみていただけたと思います。

その感性論哲学を学ぶ場所が『思風塾』。全国で共に学んでいる仲間が年に一度集う『思風塾全国大会』が、明日愛媛県松山市で行われます。

http://kokucheese.com/event/index/52850/

遠方ですし、諸事情あってずーっと参加を決断できずにいたのですが、やっぱりいってきます。

なんといっても今のぼくにとって大切な大切な『師』ともいうべき存在、思風先生、行徳先生、そしてあけみちゃんが揃う場所ですので。

更に仲間と再会するのもとても楽しみです。昨年の震災の時も多大なる支援をいただいた仲間と、分かち合いの時間を楽しんできます。

ではまた。

おさむ



カタロ通信11月号 完成

2012年10月22日 15時56分34秒 | 家づくり
カタロ通信11月号が完成しました。なんと177号!!12ヶ月で割ると14年と9カ月!!ぼくが30歳の時から・・・なかなかすばらしい。自画自賛(笑)

数年前に郵送を休止した時の発送部数が2700を超えていました。毎月みんなで折ってたたんで封筒に入れて・・・。まぁよくやったもんです。諸事情により郵送は休止。(諸事情???年間経費が2百数十万円に膨れ上がってしまったものですから・・・)

でもやっぱり再開したい!!しかも折らずにA4サイズのまま送付したい。

その願いかなって、11月号からまずは新築・リフォームのOB施主様向けに郵送を再開することになりました。その功績?は、なんといっても郵便局さんの民営化による絶大なご協力の賜物です。当時では信じられないようなコストで郵送していただくことができます。

内容も盛りだくさん。特に11月25日には『カタロ市の日』がありますので、とってもにぎやかなカタロ通信ができました。

郵送ご希望の方がいらっしゃいましたらば、北澤工務店ホームページよりメールをいただければ、ぜひ送付させていただきます。お待ちしております。

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都合により、また明日から金曜日まで、このおさむのブログのアップを休止させていただきます。よろしくお願いします。

ではまた。

おさむ





コウモリ対策・その後

2012年10月21日 17時32分35秒 | 家づくり
コウモリ対策をした先日の現場。



その後はコウモリの糞が落ちていないということです。うんうん、対策成功かな(笑)

ということで、残る3カ所を本日やってまいりました。

まず、忌諱スプレーで嫌がらせをし、同じように金網を張ったり、すきまをコーキングで埋めました。

で、瓦の下はいったいどうなっているのかとのぞいてみることに。



奥にはコウモリの糞がいっぱい溜まっておりました。



これで対策は万全かな。。。とその屋根の帰り道、『バキ』と鈍い音。。。あぁ、瓦、割ってしまいました。。。

ほんと家づくりの仕事って、いろんな場面があるわぁ~(笑)

ではまた。

おさむ





父の自慢話

2012年10月20日 05時07分56秒 | 自分のこと
昨日、自宅のお米がなくなってしまって実家にいただきに行ったんです。手土産に宇都宮『まさし』の餃子を持って(笑)

頂戴して早々に引き上げようと車を出そうとしたとき、父が近寄ってきて話し始めた。

『仕事のほうはどうだぁ?』からはじまって、だんだんいつものペースになってきた。

やがて父の真骨頂。父の自慢ばなし。

自分が名門の生まれでありながら後妻の子供であったために大工の丁稚にでなければならなかったこと。同級生に負けてたまるかの一心であったこと。ひげを生やした父の姿に恥じぬ人間になろうと強く思っていたこと。まずは長戸で一番、次に龍ヶ崎で一番の工務店といわれるようになったこと。自分を貶めようとした人物のこと。でもそれにも屈せず負けなかったこと。。。。。。。。。。

10分、15分と時間は過ぎた。

昔のぼくなら、『またその話し!?』『それは違うんじゃない!?』と食って掛かったものだ。ひとつ言えば三つ返した。だいたい会話が成立しない。1分以上この手の話しが続けば、声が荒がる。『おまえは一人で大きくなったつもりでいる!』『オヤジとは時代が違うんだよ。今の人間には今の人間の苦しみがあるんだ!!』『時代が違っても変わっちゃならんものがある!!』『それとこれは話が違う!!!』とだんだんエスカレートして、シャッターガシャン!!!お互い嫌な思いをして別れる。

いまは違うんだよねーー。

父の言っている言葉は変わらないし、『そこは違うんじゃないの!?』も変わらない。『いまの人間には今の人間の苦しみがある』も変わらない。でも、ぼく自身の受け取り方がまるで変った。

父の人生はこうだったんだなぁ、って。そうなんだ。そういう風にして生きてきたんだ。なるほどぉ。。。と思う。うっとうしく苦々しい言葉も2.3あるけれど、いちいち反応しないでいられる。

だいたいぼくがこうして北澤工務店の仕事をさせていただけるのも、父がお客様から信頼されるしっかりと堅い仕事をしてきてくれたからだ。そんな当たり前のことを、ぼくはやっとわかってきた。事実、現在の北澤工務店の仕事の多くをOB施主様とのご縁でさせていただいているんだ。

途中さえぎることもなく父の話を聞いた。20分は経ったかな。父も満足顔だ。別れ際、

『カラダにはきをつけろよ』と。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぼくは朝が好きだ。

夜明け前の静寂



今日も、日はまた昇りました。



ありがとうございます。がんばります。



ではまた。

おさむ







昨日の続き・・・

2012年10月19日 21時12分52秒 | 家づくり
昨日の『がっかり・・・』の続きです。

先ほどまで当のお客様と打ち合わせをさせていただきました。写真をお見せして図で説明して・・・・。

・・・お客様も、、、、がっかりです。

ハウスメーカーにも昨日電話したそうです。もちろん当時の担当者も責任者も飛ばされていません。

さてさてどうしたものか。

一時間ほどの会話でお客様といたった結論はこんな感じです。

ハウスメーカーの出方次第だけれども、一方的にこちら側の主張をして全額相手方負担で修復してもらうというのは、現実的でない。これまでの対応からして無理だろう。訴訟を起こしても勝てるに違いないが、時間と労力がもったいない。ハウスメーカーの新しい担当者も人間であることを踏まえ、この現実をテーブルの上にのせて、ぼくも友人の工務店ということで出席させていただいて、さて、どうするのが一番いいか、一緒に考えましょう。

ということになった。

ハウスメーカーが『知らぬ存ぜぬ』または、時間の引き延ばしをするときには、、、、、困ったもんだ。

打ち合わせも終盤の頃、お客様がポロリとつぶやいた。

『家族には言えないなあ』

ぼくはその言葉に、激しく胸を締め付けられました。

そして帰り際、

『きたざわさんと出会って、見てもらえて、よかったです・・・』と。

でも、

まったくうれしさがこみ上げてこなかった。逆に苦しくなったかも。

家づくりの仕事って、責任重大です。

ではまた。

おさむ




がっかりします。。。

2012年10月18日 17時38分39秒 | 家づくり
午前中小雨降る中、松本大工さんと共に屋根の上にいました。足場があったから上りましたが、じゃなかったらムリムリ!!!それでも滑りますからこわごわと作業をしました。

それは、某ハウスメーカーのお家。ローコストと『すべてコミコミ』で一時は大変な勢いだったハウスメーカーさんです。

まだお客様にお見せしていないので写真を載せることはできないのですが、、、、

がっかりです。

ほんと、

こういう仕事を見ると、うんざりする。

キャッチコピーではいくらでもいいこと書ける。営業マンも信頼感バッチリ。チラシやカタログもカンペキー!!

でも、実際に作るのは職人なんです。あたりまえなんですけど、現場の職人が作る。

今回のは、2重3重にわたって施工ミスが見られる。『ミス』というよりも『できな過ぎるよこの職人!!』って感じ。有り得ない納まり。

いやいや、北澤工務店もダメなところいっぱいありますし、お客様に迷惑をかけてしまうこともありますです、実際に。

でも、

ぼくは逃げませんよ。

担当者を飛ばして『わかりません』とごまかしたり、契約書や保証書を盾にしない。

ま、

いっか。

でもほんと、同じ業界の人間として、がっかりしますよ。

ではまた。

おさむ




床材(シンゴン)の補修

2012年10月17日 16時53分35秒 | 家づくり
昨日はそとん壁の補修について書きましたが、今日は無垢の床材・シンゴンの補修です。

写真では見ずらいかもしれませんが、新しく購入したソファーの足にクッション材がなかったため、見事に凹んでしまいました。



まず、表面に塗りこんでいる『蜜蝋ワックス』をサンディングペーパーで落とします。(浸み込んでいるので表面が荒れるだけでよいです。)

つぎに、たっぷりと水を含ませる。



これだけでもずいぶんと膨らんできます。十分に含ませた後、アイロンでジュッとやります。



すると、あーら不思議、きれいになっちゃいました。

仕上げはまた蜜蝋ワックス。何ごともなかったような出来上がりです。



とはいえ、毎回このようなことをやっていては大変!!実際のところは施主様に伺うところによれば、『最初だけよー(笑)そのうち気にならなくなるわ!!それ以上にシンゴンはいいわぁ!!』と。

この手法、ほとんどの無垢材に適用できます。気になる方は是非お試しください。ただ、一般的な合板フローリング、塗装のしてある無垢材、繊維が破断してしまっている凹みには適用できませんので悪しからず・・・。

次回は何の補修になるのでしょう!?!?自然素材のお家って、メンテナンスフリーじゃないけど、実はメンテナンスがとってもしやすいのです。既製品でできたお家では、そうはいかないですから。。。

ではまた。

おさむ





そとん壁 補修

2012年10月16日 06時26分54秒 | 家づくり
北澤工務店では内外装共に『塗り壁』をさせていただいています。内部はほとんど『無添加しっくい』で、外部はやはり『無添加しっくい』または、高千穂さんの『そとん壁』を採用しています。どちらも100%自然素材で無機質なため、長年にわたり劣化しない、メンテナンスがしやすい、左官職人の技術が冴える、比較的安価、というメリットがあります。デメリットとしてはやはり、『クラックが入る可能性がある』ということに尽きます。そのため北澤工務店では二重三重の手間を加え、クラック防止のための施工をしています。

2年前にそとん壁をご採用いただいた市内のW様邸。今回の地震でサッシの際のそとん壁が崩れてしまいました。肝心要の最初の写真を撮り忘れてしまったのですが、下地の状態もよく、表面のそとん壁のみが崩れていました。

そこでちゃちゃっと補修を。

これがそとん壁T-21番。もっとも人気がある商品です。T-21番がいいのは、他のように色粉によるロット差がないため、補修をしてもほとんど差異が発生しない点です。



ほんと、作業工程の写真を撮ればよかったのですが、、、、、。

① 補修部をきれいに掃除する
② 補修部をマスキングする
③ 周囲までたっぷりと水を含ませる
④ そとん壁を適量の水で練りあわせる
⑤ 補修部になじむようにそとん壁を塗る(今回は小さい個所でしたので指でぐにゅぐにゅ)

で、そこまでの工程が終わったのがこちらの写真



硬化が始まり水が引いたら表面を周囲のパターンと合わせるように掻き落とします。マスキングを外し、整えて、はいできあがり!!(笑)



いい感じで仕上がりました。(笑)

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夜明け前のグラデーションはことのほか美しいですね。



そして今日も、日は昇りました。



『ありがとうございます。』



ではまた。

おさむ






Y様邸母屋解体・完了

2012年10月15日 05時56分39秒 | 家づくり
あの、歴史あるY様邸母屋。週末に解体工事、完了です。







なるべく、なるべく生かしてやりたい。

そして、更地に・・・・・・・



Y様の心中察するに余りあります。あの震災さえなかったら、これから先もずーっと立っていた。そのために半年前に水回りのリフォーム工事をしたばかりだった。。。。『甘んじる』選択より他はなかったんです。

残された大きな課題は、『この広大な敷地をいったいどうするんだい!?』ということ。これからY様と共にアタマをぐるぐる回したいと思います。

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今朝の龍ヶ崎は日の出が見られませんでした。昨日の風景から。ぼくはこんな感じでいつもその瞬間を待っています。



『美しいものを見たい』とは、いのちの欲求だと思う。



これ、ぼくが中学生の時から愛用している三脚です。30年も前!!この頃は自転車で成田空港まで毎週のように通って、飛行機を追っかけまわしていました。(笑)



ではまた。

おさむ









吉岡さん、出番です!!

2012年10月14日 04時15分15秒 | 家づくり
ちょっと前までにぎやかだった日曜日の朝のデニーズ(笑)いまやっと静かな時間がやってまいりました。

昨日の現場から。市内で12年前に新築工事をさせていただいたO様邸。今回外壁塗装工事と震災によって亀裂が入ったクロス工事、そして子供の部屋にとのご要望で和室改装のご注文をいただきました。

昨日はまいど!!左官職人の吉岡さんの出番(笑)畳をフローリングに張り替え、京壁を『なるべく洋風な感じで』仕上げます。普段は『無添加しっくい』を採用しているのですが、全体的なバランスを考えてシコクの珪藻土配合建材を用いました。

それにしても吉岡さん、マジシャンのようにパターンを作り上げます。2㎜とか3㎜の一様な厚み、そしてそこに美しいパターンを描いていく。お客様にそんな中から選んでいただきます。







この道半世紀のいぶし銀。すばらしいなぁ、ほんと。

その吉岡さんが、『これもしかしたら雨漏りだぞ』と、壁にわずかなシミを発見。これまでお客様も気づいたことがないとおっしゃる。ぼく自身も確認すると、確かに写真には写らないほどのにじみがある。壁の上は屋根。ほかにエアコンダクトなどの突出部もない。もし雨漏りだとすれば屋根以外にない。先日吉岡さんも上に上がってくれたのだそうだがわからなかったとのこと。ぼくも上がってみたがきれいに瓦が並んでいて、雨漏りしそうな要素は見当たらない。『谷』もあるから、もしかしたら穴があいているのかジョイントから吹き込むのか…と目を凝らしたがそんな様子もない。。。。。

と!!!ありました。写真ではわかりやすいように破損部をずらしましたが、瓦が割れていたのでした。この瓦、『モニエル』と呼ばれるセメント系の瓦です。谷部であるため瓦を加工する際ヒビが入ってしまったのだろうと想像できる。そのときはわからなかったが、経年でそのヒビが破断したのだと思われる。



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昨日、いやー夕方の西の空がとてつもなく美しかった。折り重なる雲の表情が、ほんとうに美しかった。見上げていた方も多かったのではないでしょうか。まさしく秋ですね。



ではまた。

おさむ