おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

パンジー

2010年10月31日 07時06分39秒 | どうでもいいお話し?
今朝自宅前の玄関で一服をしていると、パンジーが目に入りました。

そもそもぼくは花にそれほどの興味がないのですが、『あぁ、昨日の台風の中もこいつら咲いていたんだよなぁ・・・』って思ったら、ミョーにいとおしくかわいらしく見えてきまして、パチリしました。雨のしずくがとっても美しいです。







今日はこれから誠さんちの打ち合わせです。柱と屋根を残してすっかり解体された誠さんち。また写真で報告しますね。

ではまた。

おさむ


台風14号・・・じゃなくって

2010年10月30日 18時25分57秒 | 家づくり

台風14号が接近していますね。今ごろが最も私の住む茨城県に接近している頃かもしれません。こういう時の問い合わせといえば 『雨漏れ』 が多いのですが、今日は違いました。

『ハクビシン』 に対する対策の依頼でした。

『ハクビシン』って、ご存知ですか。よくよく調べてみると、はっきりとわかっていない生物らしい。でも最近よく耳にします、ハクビシンによる被害。ヤフーから写真を引き出しました。

こうして見るとあいきょうがあってかわいいですねぇ。



でも、天井裏に住みつくとひどいんです。



やはり獣(けもの)です。



ぼくも一度見たことがあるのですが、イタチよりもおっきくて、タヌキよりも細身って感じです。この辺ではまだタヌキも結構いるんですよ(笑)繁殖期なのか、よく道路でひかれていたりします。。。。

これまでにも2度ほど対策を依頼され、処理したことがあります。そのウンコの山がすごいんです。手をつっこんで作業するのですが・・・・・あんまり楽しい仕事じゃないですねぇ・・・。お客様に喜んでいただけるのはうれしいのですが。

で、こんなサイトがありました。NPO法人で、その名もズバリ 『ハクビシン被害対策協会』 よろしかったらご覧ください。

http://npo-hakubishin.com/index.htm

最近では、アメリカカンザイシロアリとかコウモリとか酸性雨で銅板に穴が空くとか・・・・お家の環境もずいぶんと変わってきました。工務店のオヤジとしても、常にアンテナを張っておかなければなりません。

ではまた。

おさむ


一番うれしいこと

2010年10月29日 06時11分40秒 | 家づくり
昨日もお客様のところにお邪魔していた時のこと、ぼくが家づくりという仕事をしていて一番うれしいことのひとつがありました。それは、

『きたざわさんのところの職人さんって、ほんと、みんなすばらしいひとばかりですねー!!』

と言っていただけたことです。

営業マンであるぼくがお家を造るわけではないんですね。実際に手を下すのは職人です。『職人の手先』 がお家そのものの品質になる。特に、リフォーム工事の時にはボロ隠しできない。お客様が一緒だから全部見えちゃう。

リフォーム業界や工務店業界はそのことを百も承知しているから、ことのほか職人教育とか現場マナーについてはうるさくやっているようです。そのほとんどが 『アメとムチ』 方式です。

業者会を開いて耳にタコができるほど禁止事項を口すっぱく言う。クレーム対応期間が終わるまで全額の支払いをしない。あれダメ、これダメ、これをこうしたら罰金10パーセント・・・・・。これじゃぁ単なる 『下請け業者』 に過ぎない。あるハウスメーカーの某工務店はお客様の 『うるさい度』 のABCランクがあって、このお客さんはCランクだから気をつけろ、Aランクだからそんなもんでいいよ、なんてやってるんです。一つの現場に二組の大工を入れて競争をあおったりしていることもよくある現実です。

こんなんじゃー現場が楽しくないですよ。ぼくが職人だったらいやだな。

ぼくは、言って聞かせるよりも 『感じること』 を大切にしている。上から目線でやらせることはできたとしても、本質的なお客様の満足を生み出すことはできないと思う。だいたい、ぼく自身がそんな現場はいやだ。いわれたことだけやればオッケーみたいな現場になってしまう。

で、どうやって 『感じること』 をやっているかというと、お客様と接したらいいんです。お客様と接することによって、その思いがダイレクトに伝わる。着工式然り、引渡し式然り、リフォーム現場でのお茶然り、カタロで企画している市の日然り・・・。がしかし、今回のようにお客様から褒めていただけることはとってもうれしいけれど、そうでない場面もまだまだあるのも事実。

もっともっと深く感じて、北澤工務店の職人を輝かせたい。

そんなことを感じた今朝のおさむでございます。

ではまた。

おさむ


寒い一日

2010年10月28日 18時46分09秒 | 世間ばなし
寒い一日でございました。あたくしは今年初めて、上着を着ました。その上着とは、2年前にヒマラヤトレッキングにいったときに現地で作ってもらったものです。ヤクの毛100パーセントのこの上着。とってもあったかいんです。デザインも現地らしいデザインでとってもお気に入り。この冬もずーーっと着ていると思いますので、見かけた時声をかけてくださったらうれしいです。

もう、10月も月末です。なんて一日が早いんだろう!一週間もあっという間!!!11月中旬にもなると、毎年恒例の 『年末アフターサービスの巡回訪問』 が始まります。12月に入ったら、あれよあれよという間にお正月です。

とっても忙しかった今日一日だからこそ???なぁ~んとなくこんな世間話がしたくなったおさむでございます。

ではまた。

おさむ

????????

2010年10月27日 19時48分22秒 | 家づくり
はてさて、この写真は一体なにを言わんとしている写真でしょう???



はい、こちらは和室の天井が垂れ下がってしまい、下からつっかえ棒をして天井の落下を防いでいる状態の写真です。照明もこの1ヵ月外されたままです。

一体なんでこんなことになってしまったのでしょうか。。。。。

ご相談を受けたO様のお話をうかがっている内に、内容がつかめてきました。それは10年以上前の出来事です。

この建物を新築した工事会社は、現在倒産して消滅してしまった会社です。土浦市の本拠地を持ち、年間相当規模の新築工事の実績があった有名な会社です。

念願の新築工事が完了し無事引渡しを受けたまではよかったのですが、親戚が泊まりに来た際、2階からの物音が異常に下の和室に伝わることが判明。話し声までつうつうだったそうなんです。で、その工務店がとった対策が 『グラスウールによるブローイング工法』 でした。和室の天井と2階の床の間にグラスウールを充填したのです。ぼくには信じられない選択です。

そもそも、大工仕事に問題があったと思うのです。和室の天井の下地材を吊る 『吊り木』 というのがあるのですが、それを 『根太(2階の床の下地材)』 に直付けしていたからです。これではたまりません。

ま、いずれにしましても、その重みで和室の天井が垂れ下がってしまったわけです。工事が終わって換算してみたのですが、たぶん300㎏に近いグラスウールが詰め込まれていたと思われます。

で、解体工事が始まりました。慎重に天井を開口する谷さん。



ドサーーーーッと、グラスウールが落ちてきました。イレギュラーな仕事ながらがんばってくれた稲川さん。最初は集塵機で吸い込んでいたりしたのですが手に負えず、結局ぼくと二人で手作業で袋詰め・・・・。



天井はこんな風になっていました。



軽トラックいっぱいにグラスウール。。。



グラスウールが苦手な人も多いはず。その晩、谷さんも稲川さんも大変なことになったそうです。ぼくについて言えば、顔が痛くて痛くて。とにかく顔が熱いんです。首の回りもピチパチ痛い。グラスウールの繊維が皮膚に刺さっているんです。これをお家に使うなんて、あたしゃいやだーーーーー!!とにかくお二人さん、おつかれさまでした。ありがとうございました。

夜遅くなってしまったものの、無事に一日で工事は完了しました。問題の音に対しては、フローティング式の防振吊り木で対応しました。1ヵ月ぶりに灯った明かりときれいになった天井。O様もとっても喜んでくださいました。



初めての体験でしたが、いろんな学びをさせていただいたのでした。

ではまた。

おさむ


祝・ご契約!!!

2010年10月26日 19時46分35秒 | 家づくり
本日めでたく、S様邸新築工事のご契約となりました。写真は、予定している建物の模型と共にパチリ。撮ってくださったのは奥様です。



さぁー、家づくりの本番スタート!!S様、誠におめでとうございます!!!・・・・・・と、もろ手放しでお祝いを申し上げたいところではございますが・・・どうもちょっと、、、S様ご主人、お元気がなさそうで・・・。

『えぇーと、一般的にとっても喜んでいただける日なんですけど、、、なんかこうS様、テンションが低いような・・・。』

と、あたくし。

『いやぁー、はじまっちゃうんですよねー。ローン地獄が・・・・』

と、ご主人。

なるほどー、あたくし、返す言葉がありませぬ。。。マリッジブルーのような感覚といいましょうか。。。でもほんと、S様の本心だと思います。

なんとS様、26歳なんです。ぼくが家を建てたのが29歳。すごいです。がんばってます。

これから私、北澤修。S様の期待と不安を全部まるごと請け負って、全開の喜びと共にお引渡しできるような家づくりに全力を尽くします。

ではまた。

おさむ

井戸掘り

2010年10月25日 12時00分37秒 | 家づくり
市内にお住まいのY様は、父の代に増築工事をさせていただいて以来おつきあいさせて頂いているOB施主様です。先般も内装工事やお風呂のリフォーム工事でお世話になりました。

土地を新しく求められ、長年の夢だった畑仕事を始められたY様。やはり畑に県南水道の水はもったいない、ということで、今回井戸を掘らせていただくことになりました。

井戸工事はベテランの山崎さんにいつもお願いしています。先日問い合わせをしたところ、『あのあだりだったら、、、そうだなぁ、70から80メートルってとごがなぁ』 とのこと。メーターあたりの費用は5500円ほどですから、ポンプを入れて60万円前後ということになりますでしょうか。



ところで、『おいしい水が出たかどうか、どうやって判断するの』 って思いませんか。下から出てくる水は機械で突っついていますから、『ドロ水』 です。透き通った水がでてくるなら試飲ということもあるでしょうけれど、そうじゃない。

以前そんなことをを山崎さんに聞いたんです。すると、『下から出てくる砂とか粘土を見ているんだよ。あ、そろそろかな、ってわかるんだ。あとは経験だな』 ということでした。

固い粘土の下にいい水が出てくるのだとか。でもその粘土も場所によって色やキメ細かさが違う。やっぱり経験に勝るものはないですね。

ということで、今日から3日間、Y様邸の井戸掘りが始まりました。

『水神様、おいしい、いい水が、コンコンと湧き出てきますように・・・・』

ではまた。

おさむ

もじゃもじゃマン

2010年10月24日 03時25分32秒 | 自分のこと

どうでもよろしいお話ですが・・・。

あたくし、月に一回くらい、『もじゃもじゃマンの神様』 が天から降りてきまして・・・、なんとなく情緒が不安定になり、、、気持ちがもじゃもじゃするんです。なんていうんでしょう、、、、、とりとめのないもじゃもじゃした心理状態とでもいいましょうか。。。

たぶん人間として生きていると、だれもがそんな気持ちになることはありますよね、ぼくだけじゃないと思う、きっと。

これは、神様がぼくにゆさぶりをかけてくるんだな。ぼくに必要だな、っていう頃に忘れずちゃんと。

『おさむ、しっかり生きているか!』

『おさむ、ぼやぼやしてないか、もう43歳なんだぞ!』

『おさむ、やりたいことをやってるか!』

『おさむ、それでいいんだな!』

『おさむ・・・・・!!!!』

って、問いかけてくる。

今回またそんな気持ちになってしまったのには、よくよく考えてみるとあるきっかけがあったんです。

それはある現場に行ったときのこと。

『あちゃーーー、大工さん、、、そりゃないっしょ。。ふぅ~・・・・・・』 っていう感じの仕事ぶり。

ダメな仕事じゃないんです。ダメな仕事だったら妥協せず、やり直しをさせます。

ダメな仕事と、すばらしい仕事の狭間にあるビミョーな仕事内容だったんです。もちろんお客様は大変喜んでくださっている。強度も耐久性も全く問題がない。仕上がればすんばらしい出来栄えになる。だから合格点なんです。

でも・・・・、もうちょっと気を使ってほしいんだよ!!!こころを込めて欲しいんだよ!!!!やりゃーいいってもんじゃないんだよ!!!!!

その時からイライラした感覚が襲ってきて、表情が硬くなって、もじゃもじゃマンに変身・・・。

もじゃもじゃマンに変身してしまうと、ぜーーーんぶがもじゃもじゃに見えてきてしまうんです。社員の姿が、妻や子供たちのことが、お客様の笑顔さえゆがんで感じてしまう。

・・・・・・・・・・・・

そんなこと、ありませんか。『おさむは神経質なんだよ』 『だれだってそういうこと、あるよ』 『しょーがないじゃん』 『っていうかおさむさん、あんた社長なんだからもっとしっかりしなよ!!!』

以前のぼくは、このもじゃもじゃマンに変身してしまうと、一週間くらいはくらーい顔していました。妻から、『恐い顔してる』って言われました。

でもここ数年はずいぶんと違ってきました。もじゃもじゃマンにはなってしまうけれど、圧倒的に期間が短い。だいたいそんな時間、もったいないですからね。

そのポイントはいくつかあるのですが、その筆頭はやはり 『朝デニ』 です。あさ早く起きて静かな時間を過ごす。

それと、『もじゃもじゃマンの自分を見つめる』 んです。もじゃもじゃマンの渦中にいると、なかなか抜け出せない。外からもじゃもじゃマンになっている自分を見つめる。で、今回もじゃもじゃマンになっている 『意味と価値』 を感じてみる。必ず 『意味と価値』 があるから。せっかくこんなに嫌な感情になっているんです。せっかくこんなにもじゃもじゃな感情になっているんです。それを否定したり、素通しさせてしまってはもったいない!!!

すると、一晩もするとまたいつもの元気なおさむに帰ってくることができます。

・・・・・・・・・・・・・・

日曜日(彼らにとっては土曜日???)の朝デニは、若いカップルでにぎわっています。『おれも、あったよなーーー。あんなこと、こんなこと。。。。』 と思い起こしながら、どうでもよろしいお話はおしまいです。

さ、きょーもがんばってこ!

ではまたー。

おさむ





ショールームのご案内

2010年10月23日 19時31分23秒 | 家づくり
23年前にいわゆる 『化粧造り』 で新築工事をさせていただいたOB施主様のH様よりリフォーム工事のご相談をいただきました。

おトイレ、洗面所、浴室、キッチンなど水周りを中心とした大規模なリフォーム工事となりそうです。

23年前のお家ですから、段差があったりいろいろありますが、いつもながら、『オヤジ、いい仕事やってたよなぁ』 と感心させられることしきりです。また後日写真をアップしますね。

今回のリフォーム工事でぼくが強調させていただいたのは 『キッチンよりもお風呂よりも、トイレをしっかりいつまでも使えるものにしましょう!!』 ということです。以前、とてもつらい体験をしたことがあるからです。

それは・・・・前からドアで入るトイレを作ったT様のお家での事。その時はみんな元気でした。いいお家ができたって、みんな喜んでくださいました。でも5年経ち、10年経ち・・・かくしゃくとしていたおじいちゃんおばあちゃんは身体が思うようでなくなり、前からドアで入るトイレで用を足す前に失禁するようになり、やがておまるやオムツを使うようになって急激に生命力をなくしていったのです。

ぼくは、建築屋として罪悪感さえ抱きました。自分自身で排便の用を足すということは、人間としてのとってもとっても重要な、最後の砦(とりで)ともいうべき行為なんだ。。。

その後ぼくが計画するお家はすべて、『横入り引戸の広いおトイレ』 を造っています。

・・・・ということで、今回のH様のリフォーム工事も、トイレの横にあるお風呂を後方に増築して、横から引戸で入るおトイレに変身する予定となりました。

で本日、つくばのTOTOショールームをご案内してまいりました。

やっぱり 『百聞は一見にしかず』 ですね。H様ご夫婦も大変喜んでくださいました。とってもおつかれになったようですが・・・・。

23年越しでお客様とつながっていることの喜びを存分に感じた本日でございました。

ではまた。

おさむ







安部司先生の講演会 報告

2010年10月22日 14時33分03秒 | 世間ばなし
いやーー、びっくりしました、というか、楽しかった、、、というか、考えさせられました、本日の講演会。その模様を早速小学校のホームページにに掲載してくださいましたので、よろしかったらご覧ください。

http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/yaharasyou

ずらりとならんだ食品添加物。あれとそれとこれを組み合わせると、あっと言う間にマーガリンの出来あがり。そっちとこっちの添加物を組み合わせると、これまたあっという間に無果汁の清涼飲料水。添加物の力って、物凄いですね。安部先生、これらの添加物を使えば、ポテトチップスも、カップラーメンも、ほんだしも、腐らないポテトサラダも、おにぎりも、お弁当も・・・・・なんでもできちゃうんだそうです。いやー、ほんとすごいです。その添加物なる物体は、石油からつくるものから昆虫や生物の糞や動植物の死骸まで、、、多種多様です。その事実を知ったら、ほんと現代の食生活って恐いなぁ。『人間のカラダは食べものでできている』んだから。

でも数ある安部司先生のお話の中でも最も共感したのは、『ぼくは添加物がダメと言っているんじゃない。どれを選択するのかは、家族のみんなで考えてください。ぼくは、手づくりとか家庭料理とかを今より少しでも増やして、家族の団欒をもっと大切にして欲しいんです。』 という言葉です。そこから家族の絆が育まれ、家族が成長していくんです。 今より少しでも 『家族』 意識した暮らしをしていこう、そう感じました。

それにしても、っといいますか、、、食の世界と建築の世界、まったく異なる世界のようですが、全く!!!同じことが起こっているんですね。全く同じ!といって過言でない。安くて簡単で均質で見栄えがいい家づくりと、安くて簡単で均質で見栄えがいい現代の添加物まみれの食品・・・。手前味噌ではありますけど、北澤工務店の家づくりは間違っていないんだ!ということを、なんと 『食品添加物の講演会』 で確信したのでした。

ではまた。

おさむ


安部司先生の講演会

2010年10月21日 19時23分57秒 | 世間ばなし
ぼくは地元八原小学校の『研修委員会』という組織の一員なのですが、明日、『添加物のソムリエ』とも呼ばれている安部司先生を招いて講演会を実施することになったのです。安部司先生についてはこちらのURLからどうぞ↓↓

http://www.abetsukasa.com/

食品添加物の第一人者の方です。現代人にとって食品添加物は避けて通れない『必要悪』的存在ですね。それと、その食品添加物の実態をぼくたち一般生活者はほとんど知らない、という点が大きな問題だと思うのです。『食品添加物はダメ!』っていうことではなくって、事実を知って排除できるものは排除しながら、上手につきあっていくことが大切だと思うんです。



それにしても食品添加物は、食生活をガラリと変えましたね。コンビニ弁当からお菓子、外食レストランまでありとあらゆるものに使われている。『これって、だめだよなぁ。。。』と感じていながらも、ついつい子供たちにも与えてしまう。また子どもたちが好きなんだなぁ、そういうやつ。

これって、建築にも同じことが言えるなぁ。

ビニールクロスや合板を始めとする新建材がその好例です。無垢材がいい、手づくりがいいと思っていても、実際には『食品添加物まみれ』の家づくりになっている・・・。

明日の講演会は、実験を中心とした内容になる予定です。講師の安部司先生ともお話しができると思いますので、とっても楽しみです。また報告しますね。

ではまた。

おさむ

土地の決済

2010年10月20日 04時24分29秒 | 家づくり
ぼくは建築の世界に入ったとき、まず父から 『現場を知ることが大切だ』 ということで、一年間大工仕事をしました。これは今でも間違いのないすばらしい体験であったと思っています。2年目は現場監督をしました。そして3年目から営業。その3年目の営業の時から設計も手伝うようになりました。まだ建築士の資格をもっていない28歳の頃です。

その時初めて平面計画をプランニングをさせていただいたのが牛久市のY様邸です。右も左もよーわからんぼくを、いま考えたらほんとによく任せてくださったなぁ、、、と思います。もちろん父とY様の信頼関係あってのぼくの存在でしたが。

そのぼくもかなり必死でした。父にせがんでノートパソコンのCADを買ってもらい、その操作も習熟しなければなりませんでしたから、連日深夜までがんばっていたことを思い出します。その第一作目の和風建築のモダンなY様邸、いま見てもなかなかかっこいいーのですよ。まさに自画自賛???こんどまた写真を添付してみたいと思います。

前置がまた長くなりました。

15年前に建てさせていただいたそのY様邸の息子様がご結婚されました、新しい土地を購入して新居を構えられることに。その模様は↓↓

http://blog.goo.ne.jp/e-kitazawa/d/20100905

で昨日、土地の売買が成立。銀行の応接室にて、売主さん司法書士さん立会いの下、無事決済となりました。おめでとうございます!!!!

ぼくにとっても久しぶりの土地取引。一瞬にして大金が目の前で動くその行為は、プロのぼくでさえ緊張するのですから、一生に一度の体験の施主様にとっては手が震えるほどの緊張感であったと思います。

これで理想の土地が自分のものとなりました。いよいよこれから建築工事が始まります。

15年前からずーーーっとY様家族とつながっているこの家づくりという仕事。すばらしいなぁ。。。

ではまた。

おさむ


おさむのひとりごと完成!

2010年10月19日 17時56分48秒 | どうでもいいお話し?
朝デニでおさむのひとりごと11月号、完成しました。せっかく出来あがりましたので、ブログをご覧の方に先行で読んでいただきたい!!!っということで、文字ばっかりで長いですが、、、よろしかったら読んでやってください。


おさむのひとりごと11月号

 すっかり秋らしくなりました。その証???ともいえる、ぼくのとっても苦手な、あの黄色い花を咲かせる『セイダカアワダチソウ』が最盛期となっていますね。もともとアレルギー性鼻炎のあたくし、その黄色い花を見るだけで花がムズムズしてきます。とっても穏やかな季節となってきたのは大歓迎なのですが、鼻炎薬が手放せないうっとうしい季節でもあります。人間って、わがままですなー。いかがお過ごしでしょうか。

 先日、OB施主様のお父様よりあるご本をいただいたんですね。それは『繁栄の法則~戸が笑う~』というものでした。正直なところ、タイトルを見て即、胡散(うさん)臭く感じたんです。キライだなーこういうの、って。だいたい『繁栄の法則』だなんてありっこないし、あったとしたってどうせ決まりきった聖人君子的内容にちがいない。そう感じたんです。
そのOB施主様のお父様とは海軍出身者とは思えないほど温和な方で、笑顔がとってもとっても素敵な方です。ご高齢ということもあり、最近体調を壊され病床にあるときに『これをあの、、、だれさんっていったけ、あのだいくさんとこの・・・あ、そうそうきたざわさんにさしあげてくれ・・・』ということでぼくの手元に来たご本です。

 これまでにも大変お世話になってきた方ですから、きっと何かのメッセージがあるに違いない。。。。でもあんまり気が進まないなー。。。本を手にしたものの、やっぱり気が乗らない。。。ということで読み始めるまでに数週間が経ってしまいました。

 読み終えて、ぼくは今なお深い感動の中にいます。あーそうだったんかー!!っていう感じです。そしてその学びを日々の暮らしに生かしています。その学びの意識を持つだけで、世界が変わる感じなのです。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいご本です。今回のひとりごとは、その中でもとびきりぼくのこころに響いた部分をご紹介したいと思います。

≪ちょっと損をして生きる≫
 その著者の北川八郎さん、40日間の断食を2度も経験されているんですね。断食云々はぼくにはわかりませんが、その方だからこそ!!という宝石のような言葉がたくさんちりばめられていました。中でもぼくの中にぐっさりと入ってきた言葉は『ちょっと損をする生き方をしてみなさい。』というものです。
 この発想はなかったなーーーーー!!!!
普通は、ちょっと得をする生き方を選択すじゃないですか。損をしたら負け、ちょっとでも得をするためなら自分の品格を多少下げてでもがんばっちゃう。
 家電量販店での値切りのやり方が象徴していると思うんです。折り込みチラシにも『どんどん値切ってください』なんて書いてあるもんだからたちが悪い。敵もあっぱれなもので、値切りを前提とした価格表示ですから、渋い顔して『今回限り・・・』とか言いながらもちゃんと大幅収益増になっている。少し前になりますが、その大型の家電品を買うときのことです。値切っている自分がとっても卑しく感じましてね。人間としての品格が明らかに下がっているのがわかる。ちょっとでも少しでも得をしようとして。
 例えば運転をしているとき。そんなに急いだって1分と変わらないのに割り込む。右から左の車線を行ったり来たりする。例えば目の前のゴミ。自分のじゃないからそんなことは他の誰かがやってくれるだろうってまたいじゃう。。。。
 『損をしたくない』という感覚は金銭面だけに限らず、いろんなところに現れていますね。相手よりも優位に立とうとする言動や行動。日常の中のちょっとした労力や自分の感情の中で起こる様々な葛藤・・・。

≪人様の役に立つ存在になる≫
話は飛びますが、ぼくが20歳の時に体験した『日本縦断徒歩旅行』。生きる意味を求めて自分に課した当時のぼくにとっての究極の選択でした。110日間2500kmを歩いて得た答えは、『人様の役に立つ存在になる』という実感でした。
 その後のいろんな勉強を通して、ぼくのこの実感は間違っていないことを確認してきました。倫理法人会然り、芳村思風先生の感性論哲学然り。でも、でも、イマイチ『行動』に結びつかなかったんですね、ぼくの場合。ちょっとハードルが高かった。だいたい人様の役に立っているかどうか、『ありがとう』と言われたらわかるけれど、そんな大それたことばっかり毎日やっているわけにもいかないし・・・。

 で、この言葉なんです。『ちょっと損する生き方をしてみよう』。自分がちょっと損したらいいんです。負けとか勝ちとか、そんなんじゃないんです。カンタンなことを早速実践してみました。

≪軽トラックの灰皿≫
 とっても便利な会社の軽トラックはいろいろな人が使います。先日職人が使った後だったでしょうか、灰皿からたばこの吸殻があふれているんですね。ったく!自分のゴミくらいきれいにしておけよ!!って誰でも思うと思うんです。イラッとした嫌な感情と共に。社長であるぼくは社員なり職人なりを呼んで、『おい、このザマはなんだ!会社の車なんだからきれいに使うのは当然だろ!!』と叱責するのが常套句。『正しさ』っていうのは、時に冷たくて硬くて痛いものです。しばらくお互いに嫌な空気と感情に包まれる。。。
 でも、ちょっと損したらいいんです。気づいた人がやったらいいんです。気づいたぼくが、そのあふれた吸殻を拾って捨てたらいいんです。。。で、、、やってみました。『ちょっと損をする』ことを意識して。

 いやーーーーー、気持ちがいいんです。とっても気持ちがいい。あと、なんとなく楽しい感覚があったなぁ。こころの中にゆとりのスペースもあった。何の見返りもいらない。オレがやってやったんだなんていう感覚もいらない。ぼくがちょっとだけ損してやっただけのことですから。
 これホントなんです。やったらわかる。意識して、ちょっと損して毎日暮らしたら、世界が変わります。

≪まとめ~≫
 ただ、そのご本には書かれていませんが重要なポイントがあると思うんです。それは①『ちょっとだけ』なんです。いっぱい損しないほうが長続きします。②『損する生き方』であって、『損させられる生き方』ではない。主体性が重要なんですね。
 最後にそのご本の中の一文をご紹介して、今回のひとりごとはおしまいです。
 『・・・・今世生まれたことには何か意味があるのです。・・・今世、この世に何かをしに来ているのです。神が与えてくれたわずか50~80年のこの人生は、地位を得、自分の欲に生き、快を求めて、トラブルとストレスと対立と競争と大きな家を建てるために与えられたのではないのです・・・・』

 来月はなんと!!!年末。12月号です。


読んでくださって、ありがとうございました。

ではまた。

おさむ


おさむのひとりごと11月号

2010年10月19日 03時32分04秒 | どうでもいいお話し?
毎月のカタロ通信に掲載している 『おさむのひとりごと』 の締め切りが昨日だったんです。日常業務に追われて、すっかり抜け落ちていました。。。あちゃ~、、、、どうしよう。。。『またーしゃちょーー』 とかって言われちゃいそう。。。

そんな時は 『朝デニ』 に限りますね。4時間くらいしか寝ていないんですけど、これからがんばりまっす!!!でも何を書こうか決まってなくて、、、難産の気配。

朝からどうでもよろしいお話でございました。

ではまた。

おさむ

高齢者の一人暮らし

2010年10月18日 21時02分42秒 | 家づくり
北澤工務店では月曜日と木曜日、事務所内の掃除をしているんですね。今日はその月曜日ということで8時30分から掃除をし、『よっしゃ、きょーもがんばるぞー』 と思っている矢先の8時50分頃、23年前に新築工事をさせていただいたOB施主様のO様よりお電話が入りました。

『トイレから水があふれちゃってるんですよ~!!!』

あちゃー。9時30分より打ち合わせの予定が入っていたのですが、急きょ10時に変更していただきO様宅に急行しました。

『きゅうにあふれてきたもんですからね、、、こわくてこわくて2かいに逃げようとしたくらいなんです・・・・』

O様は、3年前にご主人を亡くされて現在高齢者一人暮らし。大きな家に一人で暮らす寂しさ感が全体を包んでいるかのようです。
で、その現場写真です。携帯カメラなのでわかりずらいかもしれませんが・・・。



クッションフロアの上に3cm近く水が溜まっています。臭いはしません。水の色もきれい。ということは給水からか???でも給水からならば水圧がかかっているから常に水が漏れてくるはずなのにその様子はない。。。????とにかく裸足になって雑巾でその水をふき取りました。その後便器の裏まで顔をつっこみ、漏水箇所を確認。便器本体とタンクの隙間から漏れているのが確認でしました。いろいろといじり回しましたがこれといって不具合はなさそう。恐る恐る再度水を流したのですが、今度はあふれてこない。何度やってもあふれてくることはありませんでした。

夕方、設備やさんにタンクを外してもらい再度組みなおし、がっちりと固定しなおして再度確認。これで様子を見ていただくことになりました。もちろん費用は無償です。

設備やさんより工事完了の報告を受け、先ほどお邪魔してきました。事務的な会話の後のこと・・・なにか胸を詰まらせるようにO様が語り始められました。

『あなたのおとうさんには、ほんとに、ほんとうに、よくしてもらったんですよ。。。いろいろなおもいでがいっぱいあるんです。うちのしゅじんも、あなたのおとうさんにはほんとうにかんしゃしていたんですよ・・・。ほんとうによくつくっていただきましてね。。。ほんとうに、、、、ありがとうございます。。。。』

O様は目にいっぱい涙を浮かべていました。

帰り際、外まで出てきてくださって、『ほんとうに、、、ほんとうに、、、、ありがとう・・・・』 と、深々とこうべを垂れ見送ってくださっているではないですか!!バックミラーでその姿を見つめながら、胸がじーんと熱くなった私です。

トイレから水が溢れ出してきたときのO様の心情を察してみたんです。どんなに恐かっただろう。どんなに不安だったろう。どんなにみじめだったろう、、、、と。若い人には若い人なりの言い分があるでしょう。でも、年寄りを粗末にしちゃいかんよ。年寄りを粗末にしちゃならん!!こんなに寂しい思いをさせて!!!!!

ま、いろいろあるでしょうけど!!!!

家づくりという仕事は、『家族(人間)を見つめる仕事だな』、と改めて感じました。

ではまた。

おさむ