おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

古陶里のおばちゃん

2007年01月31日 21時54分14秒 | Weblog
20年前の学生時代、入りびたりだった喫茶店が小山市にあります。その名は 『古陶里(ことり)』

朝から晩までいることもしばしば。お気に入りの指定席があって、アンティークなインテリアでまとめられた店内は人影もまばら、というかいつもガラガラで、心から落ち着くことができる空間でした。

店主は 『ことりのおばちゃん』 当時62歳のほんとに口が悪い(辛い)おばちゃんでした。でも、ほんとに僕をかわいがってくれて、学生特有の悩みや人生相談に乗ってもらったり、いろいろな昔話も聞かせてくれたりしました。コーヒーはもちろんですが、特製の焼きうどんがとってもおいしかったことをよく覚えています。

ご主人は元 『憲兵』。 その凛とした姿勢・眼差し・風格は、年月を経ても全く衰えず、常に気迫が伝わってくるような存在でした。

卒業の時には 『K』 の文字が入ったコーヒーカップをプレゼントしてくれて、涙を流しながら分かれたことを思い出します。

あれから20年が経ちました。

その間、何度かお邪魔したことはありましたが、今日、ほんとにしばらくぶりに妻と一緒におじゃましてきました。

『おばちゃんいますかー?』

お店はすでに娘さんが引き継いでおり、おじちゃん・おばちゃんは裏にいるとのこと。『お変わりございませんか』 と聞くと、険しい顔。何かあったのか。。。。。

裏にまわってみると、娘さんがおじちゃん・おばちゃんを呼びに暗い奥の部屋へ入っていきました。

やがておじちゃんは車椅子に乗って現れました。たいへん元気そうだが、脳梗塞に倒れて四肢が不自由になってしまったらしい。その後ろにおばちゃんが現れた。手を振る僕を見て一瞬誰だかわからなかったようだが、次第に記憶がよみがえってきたようで、笑顔で迎えてくれました。

挨拶だけで帰ろうと思ったのですが、寂しい眼差しで 『まあまあ上がりなさい、さあ、さあ、あがって、あがって・・・・』 と願うように言う老夫婦に導かれ、お茶をご馳走になることになりました。

笑顔のお二人を見ていると、20年の年月の重みを感じる。おばちゃんはすっかりやせてしまい、すっかり小さくなってしまった。

『こんなみじめなからだになってしまいました。』と元憲兵のおじちゃん。当時の肖像画が飾ってあります。戦争の時代特有の、今の我々では到底表現できないような、意志の強さ、自尊心と誇り、そして殺気に満ちたその肖像画が、60年を経たおじちゃんの本質をあらわしているかのようです。

コーヒーを飲むときのことです。手が不自由なおじちゃんは、一所懸命、ゆっくりとカップを持ち上げようとする。でも、今にもこぼしそうだ。とても口までは運べそうにない。おばちゃんが 『なにかっこつけてんの。飲んだこともないのに・・・・』 おじちゃんはニコニコ笑いながら 『いやいや、こうしてカッコだけでもしてみようかと・・・・・』 そうなんだ。そうなんだ。おじちゃんのプライドがそうさせているんだ。そのけなげな姿に震えるものを感じました。妻が手を添えて口まで運んで差し上げると、ズルズルッっと、ほんとうにおいしそうにすすったのでした。 からだが不自由になったおじちゃん。菩薩のような笑顔のおじちゃん。でも、目は憲兵でした。その眼力は、妻も忘れられないと言うほどの力強さでした。

次第に記憶がはっきりしてきたのはおばちゃん。82歳になったそうです。

『あんたはねぇ、たいしたぶって、えらそうにいろいろ言ってたわねぇ。哲学者ぶって厚い本を持って歩いたりして、店のすみっこでいちんちじゅういたわねぇ~・・・・。まあ、いい奥さんになったわねぇ~。このヒトはまったく、あっちふらふら、こっちふらふらしていてねぇ~、ねぇ~!?』

実はことりのおばちゃんは、僕の学生時代のすべてを知っていると言っても過言ではないのだ。口を差しはさまないと、どこまで妻にしゃべられてしまうやら???

30分はいただろうか、いろんな昔話をした。ほんとに会うことができてよかった。うれしかった。年老いたおじちゃん・おばちゃんを見ていると涙が出てくる。握手をして席を立った。

バイクにまたがり帰ろうとする時、さっき別れたはずのおばちゃんが重たい足を、ゆっくり、ゆっくりと進めながら外に現れた。そして 『・・・・・うれしかったわぁ。。。』 とぼそり。

自分が返れる場所があった。自分の原点ともいえる場所があった。19歳の僕を育ててくれた空間があった。20年前と変わらない場所があった。

素直になれた自分。さわやかな風がからだを通り抜けるようでした。

ではまた。

おさむ

リフォームフェア終了

2007年01月30日 20時58分52秒 | Weblog
先週金曜日から昨日月曜日まで、リブラ店で開催したリフォームフェアが無事に終了しました。ご来場いただきました皆様、ほんとうにありがとうございました。

中でも、土曜日・日曜日は 『おしるこ』 のお振る舞い。なんと、計240食を召しあがっていただきました。新築のご相談を始め、修理修繕まで、たくさんのご縁をいただきましたことに心よりお礼申し上げます。

これからも 『いつも近くにいる工務店』 でありたいと思います。お住まいのことでお困りの方、お友達・お知り合いの方がいらっしゃいましたらば、ぜひお気軽にお立ち寄りください。ありがとうございました。

ではまた。

おさむ







リフォームフェア

2007年01月26日 15時28分12秒 | Weblog
リブラ店にて、『リフォームフェア』 を開催中です。

TOTO製システムバス2台 サンウェーブ製システムキッチン2台 最新便器1台 洗面台2台 となっています。

明日・明後日は、お正月にちなんで 『おしるこ』 を召し上がっていただく予定です。『ブログ読んでるわよ~!』 なんて言っていただけたらとってもうれしいです。サクラでもウメでも結構ですので???是非お待ちしておりまーす。

ではまた。

おさむ

雨漏れ

2007年01月25日 22時36分43秒 | Weblog
ブログ内でも何度も書かせていただいている 『雨漏れ』 について。

昨日ご相談をお受けしたお客様は、19年前に○下工務店の建売住宅を購入。当時から雨漏れがあり、何度も修理をしてもらってきたのだそうです。よほどの大きな雨風でなければ漏らなくなったために、そのまま放置してきました。

その間、訪問販売のシロアリ業者に床下のシロアリ消毒をしてもらったのが3年前。あいにくその業者は倒産してしまいました。

そして、昨年末にものすごい風雨があった際、雨漏れがしてしまいました。それも 『漏れる』 というよりも 『降ってくる』 イメージだったとか。

更に悪いことに、シロアリが大量に発生していたのです。

原因はデザイン優先による無理な納まりであることが判明しました。シロアリに関しては本来であれば保証期間内なのですが、連絡のつけようがありません。

結局、お客様は泣き寝入りです。

最小限のコストでの修復を提案することにしましたが、やっぱり地元の工務店がしっかりしなければなりません。決意新たにした出来事でした。

ではまた。

おさむ

マンションの結露

2007年01月22日 18時56分30秒 | Weblog
鉄筋コンクリート造のマンションの最大の問題点ともいえる 『結露』 。特に、北側の部屋の結露は目を覆いたくなるほどのものすごい結露が発生しています。

玄関の扉はしずくが流れ落ち、外気に面した居室の壁はクロスがはがれカビが発生しています。

最近のマンションは断熱化がすすみ、ずいぶんと軽減されてきましたが、それでも暖房方法によって激しく結露します。20年も前のマンションになると、それはもう・・・・・・・。

今回リフォームさせていただいたのは、その20数年前に建築された鉄筋コンクリート造のマンションです。息子さんが帰ってくるとのことで納戸にしていた部屋を改装させていただいたのです。

やり方は簡単。外気に面する部分に下地を組んで断熱材を貼り、石膏ボードを張ってクロスで仕上がりです。開口部は二重サッシにして、樹脂サッシを室内側に設けました。

そして、、、、結露が止まりました。

副産物として、道路からの車の音がはなはだしかったのですが、とても静かになったとのことでした。

壁・床・天井がきれいになって、結露が止まって静かになって、これで35万円。

お困りの方、一度ご相談を。

ではまた。

おさむ

うれしそうな電話

2007年01月20日 20時56分36秒 | Weblog
先ほど会長から電話がありました。

なにやら声が弾んでいます。

『あ~、おれだ。S先生のところ、決まったから、あとよろしく。。。。』

S先生とは、25年前に建てさせていただいたOB施主様。バルコニーの防水が切れてしまい、大改造しなければならなくなってしまいました。総額もびっくりするような金額。

『北澤さんが見てくれたんだから、間違いあんめえから。。。。』 と一発サイン。さすがです。

この日のために母は餅をついて持たせたそうです。25年の信頼とは、ほんとうにすばらしいものだと感じました。

もうひとつ感じたことは、『やっぱり仕事って、人を輝かせるよなあ!』 ということです。まだまだ若い父ですから、がんがん営業に回って、益々いきいきしてもらいたいな、と感じたのです。高齢化社会の真っ只中、ものすごい重要なポイントですね。

ではまた。

おさむ

現場が展示場

2007年01月19日 22時21分33秒 | Weblog
『現場が展示場』 とは、工務店業界では昔から言われていることです。

いくら総合住宅展示場がすばらしくても、実際に建つ家とは違う。それも甚だしく違う。

家そのものもそうなのですが、建築中現場が決して美しいとはいえない。

そんなことから、『見せる現場』 が増えてきました。現場が営業の最前線となってきているのです。各社いろいろと嗜好を凝らしています。そういう視点で各社の現場を見て回ると面白いものです。

北澤工務店も遅ればせながら動き始めています。

現場に社名入りのフェンスを張ったり、仮設トイレを目隠ししたり、シート看板を数多く掲げたり、『土足厳禁』『禁煙』『集合写真』などなどです。

加えて、おもしろい提案が堀越部長から出されました。『じぶん、現場日記書いてみますよー』 と。現場にホワイトボードを置き、近隣の方向けにその日の工事の内容や工夫しているところなどのメッセージを書き込むというのです。

これはすばらしい!! さっそく近くの現場で始まっています。ぜひご覧になってみてください。

『継続は力なり』 ですから、コツコツと 『現場が展示場』 を実践していきます。

ではまた。

おさむ

全然関係ない話ですが。

2007年01月17日 18時23分16秒 | Weblog
全然関係のない話なのですが、茨城といえば 『納豆』 その納豆がダイエットにいいとかのことでマスコミに紹介され、爆発的に売れているというか、売り場から消えてしまいました。

近所のどこのお店にもないんです。恐らく皆様の食卓でも同じ現象が起きていると思うのです。

やはり、マスコミの力は偉大です。

毎朝何気なく食べていた納豆。 食べられなくなると無性に食べたくなるものですね!!

ではまた。

おさむ

写真の整理

2007年01月16日 05時02分43秒 | Weblog
『おさむのひとりごと』 で父の半世紀を書いているのですが、文章だけではイメージが伝わりにくいと思い、実家で写真を探し出しました。

すると、ありました。とっても雰囲気のいい写真が。

その写真はセピア色にかがやいています。

祖父の菊治の写真、父が生まれた頃の写真や中学時代の写真、職人になってからの写真やその仲間たちとの写真。。。。。。。。古いものは60年以上前の写真です。

いま、デジタル化が進んでいます。データとして、ふんだんに記憶することができますが、セピア色にはならない。ビデオも便利だが、写真のような空気を感じさせない。『削除』 キーで、一瞬にして消えてしまう。

昔ながらの写真は、いいもんです。

そんな写真を見ながら、父・母と話が盛り上がりました。過去はすべて輝いている。

親とそんな時間が持てるようになったことが、最近の私の大きな変化です。

みなさまはいかがですか???

ではまた。

おさむ

ならせもち

2007年01月14日 19時12分37秒 | Weblog
今年も母が、『ならせもち』 をつくってくれました。椿の枝に紅白の餅がとてもきれいです。

もらうだけだから気が楽なのですが、つくる方は大変です。

昨晩からもち米を洗い、ひやしておいたのでしょう。

今朝は早起きして、もち米をふかす準備をしたのでしょう。

もち米はふかし上がるまでに相当な時間がかかったはずです。

ふかしあがったもち米を、餅つき機でつき、食紅を入れて餅の出来上がり。

あっちっちの餅をだんごにまるめて、こうじ箱に並べて完成です。

次に椿の枝探しです。

裏山に登って、適当な枝振りの椿を探すのが、なんと難しいことか!

やっとの思いで枝を切り落とし、ふたつの材料がそろいました。

妻が赤と白のバランスよく、餅をひとつづつ枝に差し、立派な 『ならせもち』 の完成です。

私のところに来るのは、その現品です。

その現品の裏にある、昨晩からの母の思いを感じると、『ありがたいなあ~』 という気持ちが素直に湧き上がってきます。

この 『ならせもち』 は、リブラ店と藤ヶ丘事務所でご覧いただけます。

ではまた。

おさむ

飛び込みセールス

2007年01月13日 22時32分35秒 | Weblog
飛び込みセールスによる被害が後を絶ちません。

そのOB施主様は90歳近くになります。最近では足が重くなり、すっかり外出もしなくなってしまいました。2階建てなのですが、2階に上がることすらできません。

大通りに面しているためか、『シロアリの点検』 『耐震診断』 『屋根補修』 『外壁塗装』 『下水道検査』 ・・・・・・と称して、何度も何度も、入れ替わり立ち代り飛び込みセールスが訪問してきます。

雑談の中で、『この前も床下にもぐらせてくれって言う業者が来て、もぐらせたら、これが床下の写真だとか言って、真っ白にカビている写真を見せられたんだ。。。。』

施主様の床下には以前にも同じような手口で、床下換気扇が取り付けられているらしい。何度もいろいろな業者がかかわっており、実際のところ、何台の換気扇が取り付けられているのか、果たしてそれがどんな状態で動いているのか、わからないらしい。そしてその工事には50万円もかかっているのだとか・・・・・。

テレビで放映されているような、高齢者を狙った悪質な業者が脳裏をかすめます。

事件として発覚したのは、ほんとうに氷山の一角であり、その裾野はついそこまで来ているのだということを実感させられました。

お住まいの件でなにかお困りごとができたときには、いつでもご連絡ください。

ではまた。

おさむ


おさむのひとりごと

2007年01月10日 03時32分13秒 | Weblog
昨日、2月号の 『おさむのひとりごと』 が書き終わりました。毎月毎月の締めくくりとして、書き終わるとほっとします。

1月号から 『父の生い立ち』 を書いています。誰でも経験があるように、親というのは自分の経験を耳にタコができるほど、繰り返し繰り返し話してくれます。子供としては 『またかよ』 『始まったはじまった・・・・』 と右から左に聞き流してきたことも、不思議なものです、ぜーんぶ覚えています。

相手が嫌だろうとなんだろうと 『繰り返し伝える』 というのが重要なのかもしれませんね。

でも考えてみると、父の生い立ちは聞いて知っているのですが、母の生い立ちはほとんど知りません。どういう少女時代を送っていたのか。どんな学生生活でどんな家庭環境で、どんな恋をして、どんな気持ちで父と出会い、何が決め手で結婚したのか・・・・・・、知りたいなあ。

今回の件で、父を今まで以上に深く知るようになり、なんと言うのか尊敬というのか、好きというのか、いとおしいというのか、そんな感情が湧いています。

自分の親の軌跡をたどることは、実に意義深いです。自分に対する態度や教育方針もよく理解できるようになります。ま、実際にはまだまだけんかしたりしてますが、、、けんかしていてもその質が違うんですね。

連載していく予定ですので、ぜひご感想なども聞かせていただけるとうれしいです。

ではまた。

おさむ

まだ車検に入れんの!?

2007年01月08日 05時33分19秒 | Weblog
愛車セフィーロはまったくもって絶好調で、255000kmを走りきっています。 そして車検のときが近づいてきました。

友人の自動車整備工場に持っていくと 『えっ!! まだ車検入れんの?? もういいんじゃない?? 工務店の社長が・・・・・新車買ったらいいじゃーん!!』 と。

確かに、絶好調ではあるのですがサスペンションが抜けてきているようでガタガタ。ハンドルやレバー類の皮がむけてきてしまったり、メーター類の電気が暗くなってきてしまったり、ドアミラーは電動のはずがいつの間にか手動になってしまっていたり・・・。

でも、5000kmごとのオイル交換や15000kmごとのエレメント交換は欠かさずにやっていますし、年に一度は外装のリメイクをしてもらっているのでとってもきれい。 乗る人乗る人が 『えっ、そんなに乗っている車には見えなーい!』 と好評です。

だから、かわいくてかわいくて、仕方ないんですね。僕の自慢といってもいい。今回車検を取れば、2年後には間違いなく30万kmを突破します。

新型のギラギラしたかっこいい車に憧れないわけでもないのですが、30万kmの車に乗っているのもかっこいいじゃーん!!と勝手に思っている私です。

ではまた。

おさむ

七草

2007年01月07日 15時30分21秒 | Weblog
職人の世界では昔から 『七草粥を食べてから仕事始め』 という慣習があります。いまどきそこまできちんと休む職人も減ってきましたが、それでもまだまだ大勢を占めています。

特に今年は祝日が重なったこともあり、明日まで休む問屋やメーカーも多いようです。年末の30日から休んだとすると、実に10日間の連休!! 年末年始もなかった私にとりましては、、、、、うらやましい限りです。

昨日から始まった北澤工務店も、現場が動いていないせいか電話も少なく、とても静か。気持ちを集中するには良い一日です。

特に今年は、『毎月現場見学会をやろう!』 ということを決めました。大掛かりなものではなく、見所を決めて、定期的に開催していこうというものです。

第一回目は2月12日(月・振休)と決めました。セルローズファイバーの吹き込み工事を実際に見ていただこうというものです。なかなかないチャンスだと思いますので、関心のある方はぜひどうぞ。後日HPでもご案内させていただきます。

ではまた。

おさむ

『一歩』 の実感

2007年01月05日 06時08分20秒 | Weblog
昨日、車を運転していた時に犬がひかれて死んでいた。

昔のぼくは迷わず車を止めて、その屍を道脇に寄せてあげたものだ。後続の車に次々とひかれ、カラスに食いちぎられ、無残な姿をさらすのが目に見えているから。

でも最近のぼくは違っていた。誰かがやるだろう。放し飼いしている飼い主が悪い。こんなところで車を止めたら迷惑だ。先の用事が詰まっていて忙しいんだ・・・・・。と、できない、やらない理由を並べて、その現実を避けていた。

その後は、なんとなく胸がムカムカするんですね。すっきりしない。いや最近はそんな感情さえ感じなくなっていたかもしれない。

今回も一度は通り過ぎた。。。。。。。でもなんかすっきりしない。。。。。。

しばらく走ってから、ユーターンをした。

犬は首輪をつけていた。20kg近くあろうかというほどの犬だ。ひいた車も相当な衝撃があっただろう。既にカチンカチンにかたまっていた。そっと草むらに寄せて手を合わせた。早く飼い主に見つけてほしいと思った。

その間、わずか数分だ。そしてこころは晴れやか。

成長していきたい、という気持ちを表すときによく 『今年こそ一歩踏み出して○○するぞ!!!』 と意気込むが、それって、実感が大事だと思う。遠くにあるものではないと思う。今回の件は紛れもなく 『あ、これって一歩!!』 という実感があった。

その実感の積み重ねが成長なのかもしれないなぁ、と感じた出来事でした。

ではまた。

おさむ