エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

風不死岳 (1102m)

2014年11月10日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
無雪初冬の・・・風不死岳 (1102m)
午前中の好天予報を狙って5年振り11回目の登頂・・・
■ 山 行 日    2014年11月9日(日)   日帰り
■ ル ー ト     北尾根コース 往復
■ メ ン バ ー     夫婦登山 №27
■ 登 山 形 態      登山道
■ 地 形 図    1/25000地形図   「風不死岳」
■ 三角点・点名   三等三角点・点名「風不止 (フップシ)」
■ コースタイム   登り 1時間55分  下り 1時間00分
<登り>
07:30     登山口(駐車地) 発
07:40     2合目
07:45     北尾根取付き
07:57     4合目
08:09     5合目
08:20~25  6合目 休憩
08:40     7合目 
08:52     8合目 
09:09     9合目
09:25     頂上 

<下り>
10:20     下山開始
10:06     9合目
10:15     8合目
10:22     7合目
10:29     6合目 
10:37     5合目
10:44     4合目
10:49     3合目
10:56     1合目
11:00     登山口(駐車地)




★ 午前中のみ晴れ・・・
今月はどうしたことか土日休みが4回もあるんです。
その内1回は、HYMLのオフミ山行、1回はお泊りのクラス会で有休を頂いた休みでした。
そして今回の土日は夫婦登山の予定ですが、どこも天候が優れず泊りの山行は諦めていました。
そんな時、「孫が高熱を出して・・・」という連絡が入りチーヤンが応援に行ったのは当然のこと。

たまたま休みで、ホント良かったわ。
孫の熱はどうにか下がったようで大事にはならなかったので一安心。
こんな時役に立たないジジは、丁度良い作業があって自宅で一日中木と奮闘していました。

日曜日は、娘夫婦も休みでまだ微熱が残る子と一緒に自宅で「休養日」らしい。

私たちも、安・近・短な山を探し午前中のみ晴れると言う「風不死岳北尾根」に久しぶりの再訪を決める。


自宅から50分で登山口
ホント意外に近い登山口だったと改めて知る北尾根コースだった。
支笏湖周辺はどこの山も里山的存在で親しんでいる私たちなのに、つい未踏峰ばかり追っていると
里山の事が忘れがちになっていたようだ。ちょっと反省しながらこれからは樽前も紋別も恵庭も漁も
日帰りの選択肢から忘れないように・・・と、思う。



北尾根コース登山口と駐車帯

★ のんびりと・・・
登山口 7:15着
この時間でも日曜日だから必ず車1台は停めて居るだろうと予想していたが、私たちが最初だった。
数台は楽に停められるスペースなので余裕に停めて準備する。メジャーと思っていたこのコース昨日の
土曜日はわずか一組の記入しかなかったのは意外だ。


登山開始 7:30
晩秋から初冬へ・・・登山道のある山はとにかく気持ちに余裕が出来る。
広く整備された登山道(作業道)には、落葉が一面に敷かれたジュータンのよう。
焦る旅でもなく天気も上々となれば「のんびり行くか・・・」と歩き始めた。

二人のいでたちは登山靴、山頂付近の残雪か凍結に備えて軽アイゼンだけザックに忍ばせた。
ズボンの下にタイツ、上は長袖の下着を着用する。毛糸の帽子、フリースの手袋、アウターに風を
通さないマイクロフリースのジャンパーを着た。しかし、帽子・手袋・ジャンパーはすぐに脱いだ。

紀行的な要素は特になく、のんびりと景色を見ながら登山道をひたすら登る。
一合目の案内標識から九合目までキチンと着いていたのは再発見?
登山道の笹刈りや上部でのコースロープ、急斜度の登りに付けられたトラロープも
以前には無かった親切だ。

二合目を過ぎて作業道から顕著な北尾根に取付く。(案内標識もある)
緩急の坂を徐々に登り4合目付近で振り返ると木々の合間から支笏湖が見え始めた。

登る北尾根の左手の沢は大沢・・・
2009年7月に始めて大沢ルートから登った事を思い出す。
あの時の下りが北尾根コースを辿ったが、それ以来の再来だったのが自分でも驚くところだ。

これ以降は、各写真下のコメントを参考にしてほしい。
特記するところと言えば、頂上からロックサムは確認出来なかった事。

下りでようやく3組のパーティーに出会った事。
擦れ違いで会う事は無かったが、ヒュッテコースからも一組登って来たのが今日の風不死岳でした。



林道の名は、「南支笏7号線」 笹刈りされ整備された広い作業道


作業道内の2合目を過ぎて登山道北尾根に取付く・・・4合目付近で振り返ると支笏湖が見えて来る


8合目手前にフッキ草の群生があり見晴らしが良かった・・・


8合目から急登が続き、鎖場(トラロープ)が9合目まである・・・


9合目を過ぎ肩に出ると一気に展望が開け、支笏湖も一望する (中央奥が湖畔と紋別岳)


恵庭岳


多峰古峰山の向こうに平らな台地が広がる不思議な風景・・・


支笏湖を背に、頂上肩に立つ美女は誰だろう・・・


頂上手前の登山道から樽前山を望む・・・人影は確認出来なかった

★ 頂上一番乗り・・・
風不死岳頂上 9:25
九合目の方から前方に樽前山を望みながら登頂したが、その稜線に人の姿を見る事は無かった。

5年振り11回目の風不死岳 (チーヤンは5回目)
先日のロックサムルート(西面直登沢)から、もし登頂していれば今回の登行は無かったと思う。
山頂で覚悟していた強風は無く微風で尚且つ暖かささえ感じる。
樽前コースからすでに何組か登頂者が居るだろうと思ったら私たちが一番乗りだった。

貸切の頂上・・・
しばらくゆっくり眺望と雑談を楽しむ事にした。



「風不死岳(1102.5m)」頂上  11回目(チーヤン5回目)の登頂・・背景に恵庭岳

★ 一気に下山・・・
下山開始 10:00
登り2時間の適度な運動でジワッと汗を掻くも気持ちの良い初冬とは思えない快風と
心地良い静けさそして貸切の頂上に満足しながら約30分の休憩を取った。
と言ってもこの30分は長いくらいに感じる時間。
撮って飲んで食べておしゃべりしても、いつもなら15分で充分な山頂滞在の時間。
30分以上居る時は、よほど天気が良いか、時間に余裕のある時くらいなのだ。

下りでは、自然と足早になり「駆け下りる」ような下りなる。
少し遅れ気味のチーヤンを待つ場面もあるが、ほぼ単独の下り状態で休む事は無かった。

そして下り1時間で登山口ゲートに無事到着。


登山口 11:00着


登山道入口ゲート

午前中のみ晴れ・・・の予報は、見事ハズレ。
夕方まで良い天気でした(わが街は・・・)

ミニ日高を思わせる北尾根コース
でも急登ばかりでなく緩斜度や平らな登りもある柔らかなミニ日高・・・
改めて里山「風不死」を実感した思いで再来に満足の夫婦登山でした。