エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

晩秋の馬追丘陵~瀞台 (273m)

2014年11月25日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
               しずか     だい
晩秋の馬追丘陵・・・瀞 台 (273m)
整備された遊歩道をのんびり循環縦走、思わぬ再会にびっくり
■ 山 行 日   2014年11月25日(火)   日帰り
■ コ ー ス    (F)馬追の名水夏道コース~(E)馬追コミュニティー登山口
■ メ ン バ ー    夫婦登山 №29
■ 登 山 形 態     遊歩道 (登山靴)
■ 地 形 図   1/25000地形図   「南長沼」「三川」「栗山」
■ 三角点・点名  一等三角点・点名「馬追山(マオイヤマ)」
■ コースタイム  登り 1時間03分  下り 1時間02分
<登り>
11:30   馬追名水登山口 (F)
11:53   トンネル
12:10   分岐
12:33   瀞台

<下り>
13:05   瀞台出発
13:25   コミュニティー分岐
13:45   登山口 (E)
14:07   馬追名水登山口 (F)



各登山口・分岐等に設置してある案内板を拡大して編集しています・・・

★ 無雪期初の馬追丘陵へ・・・
今日の山行をどこにするか?
昨日から決め兼ねて今日の朝を迎える・・。
最悪なのは、車が超ガス欠のすっからかん・・・・
早朝の出発は出来ず、スタンドの開く午前8時を待つ始末。
あぁ~恥ずかしい・・二人とも現金の持ち合わせが無く銀行が開く9時を待つ。

あそこ、ここは?と話してはボツになる提案
行きたいところは、自宅から2時間以上のアプローチ。
銀行で卸して給油しての出発はそれこそ「もったいない山行」になってしまう。

「じゃ~止めようか・・」と互いに見合う顔は否定的。

結局「安・近・短」で決まったのが、隣町の「馬追丘陵」だった。
自宅から登山口まで30分、遊歩道のルートも時間に合わせて組めるのも嬉しい。

昨年の12月に知ったこの遊歩道・瀞台・長官山の馬追丘陵地はすっかりお気に入り。
無雪期の遊歩道は初めてだったのでちょっとだけ期待が膨らみ出発する事にした。



駐車場が完備された「馬追の名水」登山口 案内図のFがスタート地点となる。

★ 整備された遊歩道・・・
スタートしてすぐ気が付くのが、きれいに笹刈りされた遊歩道だった。
ハルニレ、カエデ、ホウノキなどの広葉樹の落ち葉がジュータンだ。
そして広く刈られた遊歩道を歩くのは気持ちが良いものだ。
それにルートやコースは地形図が無くても頭に入っているし案内標識もしっかりしている。
ここを管理している長沼町を始め、長沼山岳会など関係している方々に頭が下がる思いだ。
今日は半日ですが「楽しませて頂きます」と一礼して入林した次第だ。



落ち葉のジュータンで気持ちの良い遊歩道を歩く・・・


こうした案内板が要所要所に設置され迷う事は無い。


このコースの特徴は、トンネルを潜る事。トンネルの上には自衛隊基地への林道が走っている。




トンネルを出ると木道の階段を登る急登となり登山気分も味わえる

★ 思わぬ再会・・・
もう少しで頂上・・・という場所で二人組の山ガールとすれ違う。
おしゃべりに夢中で擦れ違う私の事など目に入らぬ様だった。
挨拶も無くそのままスルー・・なんか腹が立つ。

(気を取戻し・・)
ここを曲がればもう頂上だ。
もう誰も居ないだろう・・・と思ったら、「居た!」

こちらの方は挨拶をしてくれた。「こんにちは~」
あっ! もう一人。「こんにちは~」

・・・・・・。

あれっ?どこかでお会いしたような。

と、出逢ったのがHYML会員・北野のスガワラさんご夫婦でしたぁ~。
チーヤンとは初対面だったので早々妻のチーヤンです。と紹介する。
つい最近、北海道1000山踏破という偉業を達成したご夫婦とまさかの再会・・。

私たちがこの山の事を知ったのは、スガワラさんが中心となって作成・出版された
「北海道スノーハイキング」(北海道新聞社)がキッカケだったので、その出筆者ご本人と
この山の頂上で会えるなんて何かの「縁」を感じる気がしていた。(勝手に感じてすいません)

短い時間でしたが色々とお話が出来て光栄でした。
下りは往復のつもりでしたが、スガワラさんに教えて頂いたルートで馬追コミュニティーセンター
登山口に降りました。下りた後の一般道も意外に距離は短くて20分ほどで名水の登山口駐車場に
着きました。ぐるっと周っても2時間ちょっとの循環縦走・・・楽しかったです。

次は12月のHYML懇親会で会いましょう・・・と、別れました。



靜台頂上での記念写真です。


ちょっと面白いのが「登山記帳」というポスト 入山時では無く登頂時に記入は珍しい。


ポストやベンチも防腐剤やペンキが塗られて越冬の準備が終えてるって感じでした。


頂上からの眺望、左側には樽前山を始め風不死岳、恵庭岳、空沼岳などが望めるが・・・


実際にはこのフェンスが障害になって眺望は半減する・・・


お勧めルートも馬追温泉とコミュニティーへの分岐から異変が・・・コミュニティーの登山口

スガワラさんに教えて頂いた馬追コミュニティーセンター登山口へ降りる事にする。
瀞台から約45分の下りだったが、途中の分岐からコミュニティー側へ入ると少しずつ
笹の刈り払いの状態が悪くなって、次第に廃道化を思わせる踏み跡状態の遊歩道に変わって来た。
迷う程ではないが、最後の登山口の状態を見る限りここから登ろうとする登山者は少ないと思う。

ここから一般道を利用して車を駐車している馬追名水の登山口を目指す。
案内板もあるので方向やルートが分かるので地形図が無くとも迷わないと思う。
歩いて見ると意外に近く20分程で駐車場に着いてしまった。



自衛隊の訓練施設のある近くの道路を辿って来た丘陵を左手に歩く・・

★ これからも・・・
南北13キロに及ぶ馬追丘陵の遊歩道・・・
全ルートを一日で歩く事も可能かも知れないが、いくつかのブロックに分けてゆっくりと自然を楽しむ
のもひとつだと思う。小鳥がさえずり色々な広葉樹やエゾマツ、トドマツ、アカエゾマツの針葉樹が混じる
遊歩道や林道を辿り、ひと汗掻くには絶好の場所・・・と、大いに気に入った場所と改めて実感する。

これからも機会ある毎にこの丘陵を里山的に楽しみたいと素直に思った。