2015年の山初めは単独でした・・・
エバ里山のひとつ 白老岳 (968m)
■ 山 行 日 2015年1月3日(土) 日帰り
■ ル ー ト 北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「白老岳」
■ 三角点・点名 二等三角点・点名「シラウオイ」虻・多い所の意
■ コースタイム 登り 2時間10分 下り 1時間20分
<登り>
9:20 登山開始
10:45~55 休憩(870ピーク下のコル)
11:30 白老岳頂上
<下り>
11:40 下山開始
12:00~10 休憩(870ピーク下のコル)
12:20~25 870ピーク(シールを外す)
13:00 登山口
★ 山初めなのに・・・
私には、お正月休みと言う休日は無い。
仕事のシフトでたまたま2日と3日が休日となっていただけで4日から普段通りのシフト勤務だ。
年末年始で帰省してくれた娘家族と久しぶりにゆっくりと過ごしたお正月。しかし、孫が31日に熱を出し
インフルエンザも疑っていたが1日には少し熱も下がり安堵する。2日から娘が仕事始めでわが家から
札幌の会社まで出勤した。旦那と孫たちは夕方の帰宅となり、見送ったわが家はシーンと静まり返る。
3日の休日をどう過ごすか、妻チーヤンと相談するも箱根マラソンの中継を見たいと、山はパスされた。
ずっと山に行っていない私は少しストレス気味
仕方なく「単独」で行く決意をするもなかなか決まらない選択。
新年最初の登山なのに・・・夫婦で行けないのは残念だったが、近場でしばらく登っていなかった
白老岳に決めて出発することに。
★ 吹雪・・・
少し遅い7:15の出発となってしまったが、登山口までは1時間ちょいで着く。
自宅の追分は快晴、道路も夏道状態で順調に車を走らせる。しかし、美笛峠に入ると雲行きは怪しく
なり、青空が一瞬にして雪雲に覆われてしまった。峠頂上の滝笛トンネルを過ぎた頃には吹雪状態で
山の遠望は利かず、登るかどうか迷わされた。
いつも停めていた二の沢右岸の林道出合は積雪が多くすぐには入れなかった。
別の場所を探して車を進めると北西尾根末端の少し先に1台停めてありその後ろに付けて停めた。
しかし、車の一部が国道側にはみ出るので諦め最初の林道出合まで戻る。
国道脇に車を停め、林道出合の除雪をしてなんとか一台分のスペースを作った。
★ トレースを発見・・・
9:20 出発
なんだかんだと時間が掛かり出発が遅くなってしまった。
先行者らしき停車していた場所から足跡を辿ると北西尾根の末端から取付き登っている
トレースを発見する。
ラッキー・・・の一言である。
単独でしかも遅い出発、更に新雪が深い・・・となると厳しいラッセルのアルバイトが脳裏に浮かぶ。
それがすべてこのトレースのお陰で解消した。
「取り敢えず行ける所まで行こう」・・・夫婦登山と同じように無理をしない心構えでトレースを拝借する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c9/8aa3dc15591b72d72889dc02516c6b1c.jpg)
超ありがたいトレースに感謝しながら順調に距離を延ばして行った。
★ 休憩無し・・・
トレースは、深い所で40cm程ありひざ下まで埋まる感じだ。
難度かトレースから外れてラッセルして見たが5分と持たずに足が止まる。
素直にトレースを辿り楽をさせて頂いた。
お正月から縁起がいいなぁ~なんて軽い頭はポジティムだ。
先行者にお礼を言いたくて「追い着きたい」と思っていたが、1時間以上先に出てる感じだから
きっと下りで会えるかな?と追い着くのは諦めていた。
それでも単独のせいもあり休む事無く淡々とスキーを滑らせ高度を稼いでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/0f/93e043f8e8518796d070f7e8a5db5197.jpg)
頂上手前にある870m峰から隣りの南白老岳945mを望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/cb/14b389fdcc974d4475841d00b2724c96.jpg)
トレースは870m峰の西側から回り込みピークを経由していた。途中から見た白老岳。
★ 先行者に追い着く・・・
10:45 コル付近
870峰から南東方向に少し下ると白老岳とのコルになる。
その少し手前で突然休憩していた3人組と出合いビックリするもすぐにトレースのお礼を言って
一緒に休ませてもらった。ここは風が弱く休憩には最適だったが、見上げる白老岳の頂上は
強風舞う厳しい状態であるとすぐに分かる。
先行者は千歳から来たらしく白老岳は始めてだったようだ。
ここまで2時間半掛かったと言うからラッセルの苦悩が目に浮かぶ。(私は1時間半だった)
どう登っていいのか思案していたらしく、私がトップでラッセルをかってでる。
最短は真っ直ぐのルートだが、西風をまともに食らうので東斜面に巻いた。
風は無いが斜度が一層増し、雪も腰下まで埋まる。ジグを切りつつ鬱蒼とした白樺の若木が
進路を奪う。悪戦しながらなんとか頂上直下へ・・・後ろの3人に感謝される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/95/2c0978914e62d4da8070917cf8886b95.jpg)
白老岳頂上から望む南白老岳945m
★ 感謝と感激の頂上・・・
11:30 白老岳頂上
なんとか恩返しが出来て嬉しい登頂だった。
3人も私に会わなかったらあのコルで止めていたと思います・・・なんてお世辞が上手い。
お互いの写真を撮り合い10分の滞在で下山を決める。
感激の頂上も強風と寒さには勝てず、コルで休む事にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/50/f8c438c692db089eb991717c5c23f826.jpg)
3人パーティーの一人、全員テレマークでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0b/c9e9a3edfc0dc6b23809c417ccbdd353.jpg)
南側の太平洋はまったく見えない。烈風が吹く頂上・・・分かりますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/12/f73dca17bc9a97f235ea376e539bdd13.jpg)
三脚は立たず・・・撮って頂きましたぁ~
★ 一緒に下山・・・
12:25 870ピークからスキー滑降
シールを外して滑降体制に入るも、吹雪で視界が悪くなって来た。
GPSを持っている彼らも電池切れで方向に自信を無くしていたらしいが、そこは里山的存在の山
私が颯爽と・・・(ちょっと誇張してます)シュプールを描き滑降・・・しかし
トレースが発見出来ず、彼らの助けを貰いました。
結局最後まで一緒に下山する形となりあっという間に登山口です。
(後半登り返しが何度かあり苦労もします・・・)
13:00 登山口
2015年の山行をこれで占うのはどうかと思いますが
最初の山行でピークを踏めたことは幸先が良い・・と思っています。
ただやっぱりひとり足りない山行だったことが悔いに残りました。
次回は、夫婦登山でどこかのピークを踏めたらな・・・と願っています。
エバ里山のひとつ 白老岳 (968m)
■ 山 行 日 2015年1月3日(土) 日帰り
■ ル ー ト 北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 単独
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「白老岳」
■ 三角点・点名 二等三角点・点名「シラウオイ」虻・多い所の意
■ コースタイム 登り 2時間10分 下り 1時間20分
<登り>
9:20 登山開始
10:45~55 休憩(870ピーク下のコル)
11:30 白老岳頂上
<下り>
11:40 下山開始
12:00~10 休憩(870ピーク下のコル)
12:20~25 870ピーク(シールを外す)
13:00 登山口
★ 山初めなのに・・・
私には、お正月休みと言う休日は無い。
仕事のシフトでたまたま2日と3日が休日となっていただけで4日から普段通りのシフト勤務だ。
年末年始で帰省してくれた娘家族と久しぶりにゆっくりと過ごしたお正月。しかし、孫が31日に熱を出し
インフルエンザも疑っていたが1日には少し熱も下がり安堵する。2日から娘が仕事始めでわが家から
札幌の会社まで出勤した。旦那と孫たちは夕方の帰宅となり、見送ったわが家はシーンと静まり返る。
3日の休日をどう過ごすか、妻チーヤンと相談するも箱根マラソンの中継を見たいと、山はパスされた。
ずっと山に行っていない私は少しストレス気味
仕方なく「単独」で行く決意をするもなかなか決まらない選択。
新年最初の登山なのに・・・夫婦で行けないのは残念だったが、近場でしばらく登っていなかった
白老岳に決めて出発することに。
★ 吹雪・・・
少し遅い7:15の出発となってしまったが、登山口までは1時間ちょいで着く。
自宅の追分は快晴、道路も夏道状態で順調に車を走らせる。しかし、美笛峠に入ると雲行きは怪しく
なり、青空が一瞬にして雪雲に覆われてしまった。峠頂上の滝笛トンネルを過ぎた頃には吹雪状態で
山の遠望は利かず、登るかどうか迷わされた。
いつも停めていた二の沢右岸の林道出合は積雪が多くすぐには入れなかった。
別の場所を探して車を進めると北西尾根末端の少し先に1台停めてありその後ろに付けて停めた。
しかし、車の一部が国道側にはみ出るので諦め最初の林道出合まで戻る。
国道脇に車を停め、林道出合の除雪をしてなんとか一台分のスペースを作った。
★ トレースを発見・・・
9:20 出発
なんだかんだと時間が掛かり出発が遅くなってしまった。
先行者らしき停車していた場所から足跡を辿ると北西尾根の末端から取付き登っている
トレースを発見する。
ラッキー・・・の一言である。
単独でしかも遅い出発、更に新雪が深い・・・となると厳しいラッセルのアルバイトが脳裏に浮かぶ。
それがすべてこのトレースのお陰で解消した。
「取り敢えず行ける所まで行こう」・・・夫婦登山と同じように無理をしない心構えでトレースを拝借する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c9/8aa3dc15591b72d72889dc02516c6b1c.jpg)
超ありがたいトレースに感謝しながら順調に距離を延ばして行った。
★ 休憩無し・・・
トレースは、深い所で40cm程ありひざ下まで埋まる感じだ。
難度かトレースから外れてラッセルして見たが5分と持たずに足が止まる。
素直にトレースを辿り楽をさせて頂いた。
お正月から縁起がいいなぁ~なんて軽い頭はポジティムだ。
先行者にお礼を言いたくて「追い着きたい」と思っていたが、1時間以上先に出てる感じだから
きっと下りで会えるかな?と追い着くのは諦めていた。
それでも単独のせいもあり休む事無く淡々とスキーを滑らせ高度を稼いでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/0f/93e043f8e8518796d070f7e8a5db5197.jpg)
頂上手前にある870m峰から隣りの南白老岳945mを望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/cb/14b389fdcc974d4475841d00b2724c96.jpg)
トレースは870m峰の西側から回り込みピークを経由していた。途中から見た白老岳。
★ 先行者に追い着く・・・
10:45 コル付近
870峰から南東方向に少し下ると白老岳とのコルになる。
その少し手前で突然休憩していた3人組と出合いビックリするもすぐにトレースのお礼を言って
一緒に休ませてもらった。ここは風が弱く休憩には最適だったが、見上げる白老岳の頂上は
強風舞う厳しい状態であるとすぐに分かる。
先行者は千歳から来たらしく白老岳は始めてだったようだ。
ここまで2時間半掛かったと言うからラッセルの苦悩が目に浮かぶ。(私は1時間半だった)
どう登っていいのか思案していたらしく、私がトップでラッセルをかってでる。
最短は真っ直ぐのルートだが、西風をまともに食らうので東斜面に巻いた。
風は無いが斜度が一層増し、雪も腰下まで埋まる。ジグを切りつつ鬱蒼とした白樺の若木が
進路を奪う。悪戦しながらなんとか頂上直下へ・・・後ろの3人に感謝される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/95/2c0978914e62d4da8070917cf8886b95.jpg)
白老岳頂上から望む南白老岳945m
★ 感謝と感激の頂上・・・
11:30 白老岳頂上
なんとか恩返しが出来て嬉しい登頂だった。
3人も私に会わなかったらあのコルで止めていたと思います・・・なんてお世辞が上手い。
お互いの写真を撮り合い10分の滞在で下山を決める。
感激の頂上も強風と寒さには勝てず、コルで休む事にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/50/f8c438c692db089eb991717c5c23f826.jpg)
3人パーティーの一人、全員テレマークでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0b/c9e9a3edfc0dc6b23809c417ccbdd353.jpg)
南側の太平洋はまったく見えない。烈風が吹く頂上・・・分かりますか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/12/f73dca17bc9a97f235ea376e539bdd13.jpg)
三脚は立たず・・・撮って頂きましたぁ~
★ 一緒に下山・・・
12:25 870ピークからスキー滑降
シールを外して滑降体制に入るも、吹雪で視界が悪くなって来た。
GPSを持っている彼らも電池切れで方向に自信を無くしていたらしいが、そこは里山的存在の山
私が颯爽と・・・(ちょっと誇張してます)シュプールを描き滑降・・・しかし
トレースが発見出来ず、彼らの助けを貰いました。
結局最後まで一緒に下山する形となりあっという間に登山口です。
(後半登り返しが何度かあり苦労もします・・・)
13:00 登山口
2015年の山行をこれで占うのはどうかと思いますが
最初の山行でピークを踏めたことは幸先が良い・・と思っています。
ただやっぱりひとり足りない山行だったことが悔いに残りました。
次回は、夫婦登山でどこかのピークを踏めたらな・・・と願っています。