エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

取材山行に同行・・・タケノコ山 (1039m)

2015年01月15日 | 山紀行 (日高山系)
HYML三段山オフミ1月編の最終山行・・・
南富良野町 通称
タケノコ山 (1039m)

■ 山 行 日   2015年1月12日(火)   日帰り
■ ル ー ト    タケノコ山北東尾根ルート
■ メ ン バ ー   さとしんさん、グチパパ、坂野P級長、一司さん、マリッカさん、佳津子さん、エバ
■ 登 山 形 態   山スキー
■ 地 形 図   1/25000地形図  「幾寅」
■ 三角点・点名   三角点・点名無し、標高点のみ
■ コースタイム   登り 2時間25分  下り 40分
<登り>
10:20  最終民家除雪終点出発
11:00  林道出合
12:45  タケノコ山頂上

<下り>
13:10  下山開始
13:50  登山口


★ 「雪山ガイド」取材山行に同行・・・
HYML三段山オフミの最終日は、「北海道雪山ガイド」の改訂版に載せる予定の山で担当する
さとしんさんの取材山行に同行する形で7名が参加した。
3日間すっかりお世話になった上富良野町の吹上温泉「白銀荘」を後にして南富良野町の登山口
までは車で約1時間40分程の移動となる。昨年の1月もオフミの最終日にこの山に登り今回4度目
の登頂となった。

★ タケノコ山・・・
タケノコ山は、南富良野町「かなやま湖」南端に連なる山の最高峰「社満射岳1069m」と吊り尾根で
繋がっている東隣の1039峰の山で通称・タケノコ山と地元で呼ばれているらしい。
その山名を意識して登ったのが昨年でその目的も登頂では無くスキー滑降だった。
最初の2回はこの山の事を知らずに登頂・通過して社満射岳を目指していた。
ルートはいずれも南富良野スキー場からだった。

昨年、今年と登ったルートは、いずれも北東尾根ルートで南富良野スキー場を右手に通り過ぎ
内藤の沢沿いの道を進んで最終除雪された駐車帯に車を停めて出発した。



登山口の最終民家近くから望む「タケノコ山」


HP「一人歩きの北海道山紀行」、同行したsakagさんからお借りしたGPSトラックログです。

★ 雪不足・・・
10:20  出発
最終除雪された道路の奥に更に道は続いているのでしばらくは林道に従って北東尾根を目指す。
先頭を取材執筆者のさとしんさんが意識してゆっくりと歩く。
今日は、何組か先行者が居るようではっきりとしたトレースがあり迷う事無く利用させて頂く。

歩き始めから目標の山を望み周りの樹林帯も見渡せるが、とにかく雪が少なく笹があちらこちらに
顔を出しいる。



駐車場から林道を使って出発する


北東斜面への取付きもトレースに助けられラッセルは無い


高度を上げると斜度も増して来る

★ ありがたきトレース・・・
標高600mを過ぎる頃から斜度が増しジグを大きく切りながらのルート取りとなるが、先行者の
トレースに何の苦労も無く淡々と歩けるのが嬉しい。ただ、このルートを自分が最初にトレースを
付けると考えた場合、標高700m付近までは左手に沢形の地形を感じながら直登しその後右に
進路を変えて北東尾根を目指すと顕著な尾根に出られる事を頭に描いて登ればいいと思った。



標高850付近から顕著な北東尾根に登り樹林はダケカンバのみとなる






間もなく頂上手前のコブに着く・・・。

★ 4度目の登頂・・・
12:45  タケノコ山頂上
尾根上は若いダケカンバのみの疎林帯で樹氷の花が幻想的で綺麗だった。
頂上が近いと分かると登行意欲も湧き元気に足早になる。
最初に着いたコブは頂上のすぐ手前のピーク。スキー滑降を目的とするならここから滑り降りる
オープンバーンが両面に続いているので無理に頂上を目指す必要がない。
先行者のトレースもここで終えていたので目的がスキーであることを物語っていた。

ただ私たちはすぐ目の前の頂上を目指し、はじめてラッセルでトレースを刻む。
ガスの中の頂上からは展望は無いが、天気が良ければ南側に落合岳とトマム山、十勝連峰、
東側には狩勝付近の山々と北日高の山も望めるらしいので残念だった。



タケノコ山頂上にて (写真グチパパ提供)

★ オープン斜面・・・
13:10  スキー滑降下山開始
頂上でシールを外しスキーで最初のコブ付近まで戻る。
ここからのオープン斜面(沢形)は二本あってどちらも深雪を楽しむには絶好の斜面になっているが
今回は、笹が多く出ていて難儀することも予想していたが、意外に気にする程邪魔にならずに下降
出来て降りる事が出来た。

下降は約600m付近で終わり左の樹林帯にスキーを滑らしながら登りのトレースを探す。
550m付近でトレースと出合い後は林道に向けて下りるだけだ。

登山口となった駐車地に着いて見ると下りは僅か40分だった。




★ 幾寅の旅籠屋レストラン「なんぷてい」・・・
下山後は、全員で立寄ったレストランは昨年と同じ幾寅市街地にある旅籠屋レストラン「なんぷてい」