エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

風不死岳(1103m)

2022年11月11日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
晩秋の里山・・・風不死岳(1103m)
■ 山 行 日       2022年11月11日(金)     日帰り
■ ル ー ト        北尾根コース 往復
■ メ ン バ ー        夫婦登山 №22
■ 登 山 形 態         登山道
■ 地 形 図       1/25000地形図   「風不死岳」
■ 三角点・点名      三等三角点・点名「風不止 (フップシ)」
■ コースタイム      登り 2時間05分    下り 1時間20分
<登り>
08:50           登山口(駐車地) 発
09:22           4合目   
09:35~40        5合目
09:50           6合目 
10:06           C807
10:07           7合目 
10:20           8合目 
10:38           9合目
10:55           頂 上 

<下り>
11:05           下山開始
11:35           8合目
11:43           7合目
11:53           6合目 
12:00~05        5合目(休)
12:17           3合目
12:35           登山口(駐車地)


★ 晩秋の里山、1年振り・・・
10月の道南遠征を終えてしまうといつの間にか11月。案の定未踏峰狙いの計画が出来ないまま
今日の日を迎えたのは想定内だ。夫婦の週3連休も11月は作らず、休みと天気が合えば里山で汗
を流せればOKという感じある。昨年も11月と12月風不死岳に登って夫婦登山は終了していた。

今日は、快晴の予報だったので前日から「風不死岳」と決めて準備していた。
朝の気温は、0℃で登山口はようやく3℃だった。それでも風が無い分冷え込む寒さは感じなかっ
たので、登山口では淡々と準備を済ませる。

平日とは言え、やはり先行者と思われる車が4台あった。そして、私たちが停めた後にもう一台来
て近くに駐車する。私たちの駐車地は国道沿いで登山口の直下に位置する場所。この場所は昨年知
り、上の駐車場より広く停め易いので気に入っている。

気が付けば1年ぶりの再訪で登れば15回目の登頂だった。里山としてお気に入りの一つとなり、
晩秋から初冬がベストシーズンで一番登り易い。



北尾根コースの登山口ゲート・・駐車場はゲート前と下の国道脇の二ヶ所にある

★ 大径木の倒木に通路が出来た・・・
ずっと以前から気になっていた倒木 (大径木)。登山口から10分ほどのところだが完全に登山道を
塞ぐ形で倒れている。直径は1mほどあり跨ぐ事も潜る事も出来ない。誰かが残置ロープを付けて
くれたので、なんとか登り乗っ越す事は出来るが、壁のように横たわるこの大木は何とかせねばと
思っていた。

色々是非論はあるだろうが、登山道に支障をきたしていた大径木ならあのように処理をしてスムー
ズに通行出来るようになった事に文句を言える人はいるのだろうか?

有難く通して頂き、気になっていた気持ちがスッキリした倒木の1件である・・。



1合目と2合目の間にある大径木の倒木・・登山口から10分ほどの場所

★ 5合目から急登の始まり・・・
北尾根コースは、登山口から登り一辺倒であるが、5合目までは比較的緩斜度の登りでウオーミン
グアップのつもりで歩き易いと思う。しかし、ここを過ぎると「斜度が急に増したぞ」と実感出来
るくらいの変化に気付き、息が荒くなる。そして、8合目を過ぎると岩場の急登が数ヶ所あり、ロ
ープ場と呼ばれる難所に緊張するところだ。それを通過すると頂上肩となり絶景のビューポイント
が待っている。ここは、支笏湖全体を見下ろし、その後方中央正面には「恵庭岳」や「紋別岳」左
手奥には「羊蹄山」を望む大展望台になっている。ある意味景色は頂上よりも良いかも知れない場
所で、毎回ここで写真を撮る事にしているほどだ。



8合目手前から支笏湖を背に・・・


8合目~9合目過ぎまでがこのコースの核心部、鎖場 (ロープ場)が数ヶ所ある


もっと足を上げてぇ~~!

★ この山のビューポイント・・・
山に登るなら天気が良い時に限る。そう思わせる絶景がここにあり、お気に入りの風不死岳だ。
風不死岳は、① 自宅から約1時間足らずで登山口に着く ② 登行時間が約2時間で丁度良い 
③ 迷わない登山道 ④ 振り返る景色のすばらしさ ⑤ 急登、岩場の変化に緊張感も得られる
そんな理由でエバ夫婦が毎年訪れている里山と称する一つである。

8合目~9合目の岩場の難所を過ぎて、頂上手前の肩まで来るとこの山のビューポイントと呼べる
場所に着く。ほぼ360度が見渡せ、振り返ると眼下に支笏湖ブルーが輝いている。周りに点在す
る山々。恵庭岳、漁岳、紋別岳、フレ岳、白老岳、徳舜瞥山そして羊蹄山と尻別岳などが一望出来
る場所だ。汗して登って来た苦労がここですべてチャラになる場所でもあるし、すぐ先が頂上だか
らもう急ぐ必要も無い。



頂上手前の肩は、このコースのビューポイント


同場所;支笏湖ブルーと紋別岳を背に・・・


頂上からの眺望 (1)


頂上からの眺望 (2)

★ 休める場所が欲しい頂上・・・
今回に限る事かも知れないが、頂上に着くと土がドロドロだった。
靴もグチャグチャになるし、ザックを置く場所も座る場所にも困った。
私たちの貸切ならまだ場所も選べるが、登頂者が加わると意外に休む場所が無い事に気が付いた。
真ん中に頂上標識があるからここは空ける必要があるし、他の岩場は狭く平らな場所は少ない。

贅沢な要望だが、せめて小さなベンチが二つ三つあればゆっくり休めるのになぁ~と呟く・・。


まぁ、元々長居の出来ない夫婦。本当はこの日頂上でゆっくりカップ麺でも食べようと用意はし
て来たが、お湯を沸かす場所も座る場所も無かったので、サクッと行動食を食べたら下山となっ
てしまった・・・。



風不死岳 (1103m) ワンパターンのポーズです・・笑


また撮ってしまった・・・


逆光だけど樽前山も・・・


綺麗過ぎて、また撮ってしまう・・・


笹の樹氷・・(頂上直下にて)

★ 恒例、安着のBBQ・・・
下山、帰宅後のBBQ。
朝登って下りて帰宅してもまだ昼過ぎである。天気も良いし自宅の風呂で汗を流す前にベランダの
ウッドデッキで「BBQで安着しようか」という話は、何故かまとまるのが速い。

帰路の途中、千歳のスーパーに寄り食材を購入。
帰宅後、私の担当はBBQのセット。妻チーヤンは食材と箸・皿・調味料などを用意しながら洗濯
までしてしまう。BBQは焚火台で行う。焚付も薪も充分あるが、今回は廃材と炭を混ぜて火を興
す。大きな炎を上げる焚火を見ているだけで心が和み癒される思いだ。BBQに丁度良い火具合に
なると妻を呼び安着の始まり・・・

サンマとステーキ一枚、贅沢なのか質素なのか?
冷えたビールで乾杯!これでもう満足・・・

良い一日だった!



3尾で299円、脂のノリは今一つも焼きたては美味しいね。


アメリカ産の牛ロースも中々の旨さ


庭に咲いていたタンポポの綿毛と焚火で終了・・・