祝・整備終了と感謝の意込めて再訪・・・
芽室岳(1754m)~芽室岳西峰 (パンケヌーシ岳)(1747m)
■ 山 行 日 2022年6月09日(木) 日帰り 登山口 7℃
■ ル ー ト 北尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №14
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「芽室岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「芽室岳 メムロダケ」
芽室岳西峰 標高点のみ 図根点標石あり
■ コースタイム 登り 3時間15分 下り(西峰から) 2時間25分
<登り>
07:40 登山口駐車場出発
08:40 C980
09:15 C1220 (斜度が少し緩くなる)
09:40 C1370 (西峰が絶景のビューポイント)
10:10~20 C1550 休憩
10:32 分岐 ( 1690 )
10:55 芽室岳 ( 1754m )頂上
<下り>
11:20 下山開始
11:40 分岐・・西峰へ
12:35 芽室岳西峰 (パンケヌーシ岳)( 1747m )
12:45 下山開始
13:20 分岐
15:08 登山口駐車場
★ 6年振りに復活した林道と登山道整備・・・
「芽室岳」は北日高の名峰のひとつとして四季を通じて良く登られていた山であるが、2016年
8月の水害により芽室川が氾濫し、登山口に建つ「山小屋芽室岳」も途中の林道も流出するなどし
て通行止めが続いていた。しかし、昨年夏ころから林道の復活や登山道整備の動きが活発となり、
10月には道や森林管理署、清水町を含め近隣の各山岳会や日高山脈ファンクラブなどによる具体
的な取り組みが実現し、多くの参加者を得て登山道の刈り払い作業が行われた。ただこの時は、降
雪と悪天があり標高1300m以降の整備を残してしまい、以後の整備が課題になっていた。
そして今年6月、再び整備活動が復活し、林道も登山口まで解放される事となり実に6年ぶりに芽
室岳登山の復活となった。山小屋は解体され、登山口は重機により整地されているがお世話になっ
た小屋の消失は淋しさが残る光景である。新しい小屋の移設も提案されているようだが、時期や場
所はまだ決まっていないようで、今後に期待するところだ。
いずれにせよ、この間に尽力してくれた多くの仲間たちには「感謝」の一言であるし、それがどれ
程大変な事であるかを想像すると、単に「登山道が整備された」と喜んでばかりでは申し訳ない気
持ちである。
今回は、そんな整備終了の知らせを聞き、お祝いと感謝の意を込めて再訪しようと出掛ける事にし
た。
駐車場の整地作業が終わったばかり。20台以上は停められるスペースである。
★ ありがたき丸太橋だが・・・
「不満や文句」では無い、本当にこの丸太橋は登山者にとってありがたい通路である。
この丸太橋を作り設置するだけでも大変な労力と想像出来るからこんな事言ったらお叱りを受ける
かも知れない。「増水すれば流される橋」。これはある意味今後の大きな課題になると思うが、川
に架ける橋がしっかりしていないとその後の登山道が整備されていても辿り着けない事態となり、
悩みの種である。
対岸に渡らなければ登山道に辿り着けない・・・
まだ水位が低いから怖く無いが、増水すれば流されそうな丸太橋・・・でも、しっかり作ってくれてます。
★ 確かめるように再訪・・・
先ずは、登山口まで復活した林道。「町営円山牧場」の敷地内を通り登山口まで約10kmの林道
が続く。通行止めが続いていた時は、牧場の敷地にも入れなかったかも知れないし、これを登山口
まで歩いて行く事を考えると開通はありがたい事である。牧場内の道路は、時間帯によりゲートが
されている場合があるが、開閉出来るのでその都度開閉して通行は可能だ。登山口まで案内標識は
少ないので迷う事も想定して事前に林道のルート確認はした方が良いと思う。
仮に当時登山口まで歩いて来たとしても、川の渡渉問題と荒れ放題の登山道を最初から藪漕ぎする
事を思えば、本当に救われた芽室岳の復活と喜びたい。私たち夫婦も微力ながら刈払いのお手伝い
をした登山道を改めて噛み締めるように、再訪は意味あるものだった。
「オオバミゾホオズキ」・・見慣れた花も今年初で新鮮だった!
「ズダヤクシュ」・・こちらも同じ今年お初のお花です。
昨年10月以来の再訪・・・きれいに刈り取られ歩き易い
ピンボケ・・「オオサクラソウ」まもなく終期と思われる
★ 松林を通過すると北尾根へ・・・
川の丸太橋で渡渉し、緩斜度の登山道を登り始めて約10分。松林の真ん中を通過するといよいよ
北尾根の急登が始まる。しかしそこは、きれいに刈り取られた登山道で急登も快適に登る事が出来
て嬉しくなる。植生もほとんどが笹となり見る花も無いので淡々と高度を稼ぐだけである。
景色も両サイド樹林帯の中で微かな木々の隙間から隣接する尾根筋が見える程度で、絶景は高度を
上げた1200m付近から見え始める。
緩斜度の北尾根取付き付近の松林・・・
「オオカメノキ (大亀の木) 」
景色の無い樹林の尾根も笹刈りされた登山道にストレスも無い。
標高1370付近から望む「パンケヌーシ岳」沢筋に残る雪渓とのコントラストが美しい
標高1200~1400付近の尾根は緩斜度となり明るく景色も楽しめる
★ 1690分岐から天国を見た・・・
北尾根をほぼ登り切るとパンケヌーシ岳との分岐点となる標高1690地点だ。
ここまで登るともう目指す芽室岳は近い。芽室側にはまだ雪渓が残っていたが、踏み跡とピンテが
あり迷う事は無かった。そして、その後の完璧な整備に気分は「天国」である。本来であれば頂上
手前まで太いハイマツのトンネルが続き、一時的とは言え苦労させられるところだが、まるでハイ
マツの回廊のように刈り分けられ快適な登山路になっていた。
奥が芽室岳、雪渓でチーヤンに振り返ってもらう・・・
完璧なハイマツの回廊・・・
★ 後輩との再会・・・
ハイマツの回廊を通り過ぎ、頂上手前の岩場から絶景を楽しんだり来た道を振り返ると後続から登
って来る男性が目に止まった。そして、アッと言うに追い付かれ道を譲りながら挨拶すると、私の
名前を呼ばれてビックリ。見直すとTくんで、会社の山岳部の後輩である。勤務先も住んでいる所
もまったく違うが、山岳部の活動で全道から集まると良く出会っていたしトレランもするアスリー
ト的な登り方をする若者である。私たちは頂上まで3時間を越える所要タイムも彼は1時間50分
で登って来たと言うから驚きだ!来週には山岳部の春山山行がありそのトレーニングを兼ねた芽室
岳だったと言う。音更町在住なので登山口まで1時間も掛からないと言うのでこれからは芽室岳も
彼にとっては里山的存在になるかも知れない。チーヤンとは初対面だったが、話は弾みつい長居し
てしまった。
Tくんとは、ここでお別れするもお互いパンケヌーシ岳にも登る予定という事でまたまた再会する
が、彼の速さは半端では無かった・・・。
期待してはいなかった頂上直下からの絶景・・・
Tくんと一緒に再訪した「芽室岳」にて・・・
頂上からも絶景を堪能する・・・
頂上直下でひっそりと咲く「キバナシャクナゲ」
再びハイマツの回廊を通り、分岐点へ・・・
★ 天国のあとの地獄・・・
私たちの体力では西峰・パンケヌーシ岳には行けないと当初の見込みだったが、整備された登山道
のお陰で少しだけ余力を感じパンケに行く事にした。ただ、こちらの登山道は分岐から少し登った
ところで整備が終わっている情報がありその先は以前のままだと言う。その整備が終わったところ
からまるで地獄を見るようなハイマツとの戦いになるとは思いもしなかった。
コルには雪渓があり夏道はこの下なので雪渓を歩く。先に登っているTくんはすでに一番上の雪渓
を登り切り、間もなく頂上と言う位置にいた。私たちも彼に続こうとコルを過ぎても雪渓を登ろう
と思ったが、想像以上の急斜度で「危険」を感じたためハイマツ帯の登山道に移動する事にした。
しかし、まったく整備されていない登山道のハイマツはジャングルで悪戦苦闘する。
芽室岳が余りにも天国だっただけにここは「地獄」だとつい口にしてしまった・・。
30分ほどで登れると思っていたが、55分も掛ってしまった。夏道に戻る前にTくんはすでに下
りで、雪渓上で再び再会し、別れのご挨拶をした。
分岐からパンケヌーシ岳側に少し登った尾根からパンケヌーシ岳を望む・・Tくんはすでにコル雪渓の上に居る
正面がパンケヌーシ岳、コルは雪渓でこの下に夏道がある・・・
パンケヌーシ岳頂上から望む芽室岳・・・
★ 登る意味はあった・・・
「こんな苦労するなら登らなければ良かった・・」と愚痴るところだが、私たちにとっては11年
ぶりの再訪であり、セットでなければ登れないパンケヌーシ岳なので、登って来て良かったと頂上
での会話である。日高の山では急登やハイマツ漕ぎなどは当たり前の常識なのに、この程度で地獄
などと口走っては罰が当たると言うものだ・・・そう言い聞かせ下山に入る。
ハイマツのジャングルも下りでは比較的楽でコルの雪渓まで夏道が使えた。分岐に着いて見れば所
要は35分でホッと胸を撫で下ろす・・・。
後は淡々と降りて山行を終えた。
帰路ではいつもの沙流川温泉で汗を流し、19時に帰宅した。
最後に、整備したばかりの芽室岳は今がお勧め、まだ登っていない方は是非今シーズンにトライし
て下さい。
パンケヌーシ岳 ( 1747m )にて自撮りする・・・
辛うじて花を残していたヤマザクラも愛おしい・・・
「コヨウラクツツジ」・・・自分の中ではちょっと珍しい落葉低木
芽室岳(1754m)~芽室岳西峰 (パンケヌーシ岳)(1747m)
■ 山 行 日 2022年6月09日(木) 日帰り 登山口 7℃
■ ル ー ト 北尾根コース
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №14
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「芽室岳」
■ 三角点・点名 一等三角点 点名「芽室岳 メムロダケ」
芽室岳西峰 標高点のみ 図根点標石あり
■ コースタイム 登り 3時間15分 下り(西峰から) 2時間25分
<登り>
07:40 登山口駐車場出発
08:40 C980
09:15 C1220 (斜度が少し緩くなる)
09:40 C1370 (西峰が絶景のビューポイント)
10:10~20 C1550 休憩
10:32 分岐 ( 1690 )
10:55 芽室岳 ( 1754m )頂上
<下り>
11:20 下山開始
11:40 分岐・・西峰へ
12:35 芽室岳西峰 (パンケヌーシ岳)( 1747m )
12:45 下山開始
13:20 分岐
15:08 登山口駐車場
★ 6年振りに復活した林道と登山道整備・・・
「芽室岳」は北日高の名峰のひとつとして四季を通じて良く登られていた山であるが、2016年
8月の水害により芽室川が氾濫し、登山口に建つ「山小屋芽室岳」も途中の林道も流出するなどし
て通行止めが続いていた。しかし、昨年夏ころから林道の復活や登山道整備の動きが活発となり、
10月には道や森林管理署、清水町を含め近隣の各山岳会や日高山脈ファンクラブなどによる具体
的な取り組みが実現し、多くの参加者を得て登山道の刈り払い作業が行われた。ただこの時は、降
雪と悪天があり標高1300m以降の整備を残してしまい、以後の整備が課題になっていた。
そして今年6月、再び整備活動が復活し、林道も登山口まで解放される事となり実に6年ぶりに芽
室岳登山の復活となった。山小屋は解体され、登山口は重機により整地されているがお世話になっ
た小屋の消失は淋しさが残る光景である。新しい小屋の移設も提案されているようだが、時期や場
所はまだ決まっていないようで、今後に期待するところだ。
いずれにせよ、この間に尽力してくれた多くの仲間たちには「感謝」の一言であるし、それがどれ
程大変な事であるかを想像すると、単に「登山道が整備された」と喜んでばかりでは申し訳ない気
持ちである。
今回は、そんな整備終了の知らせを聞き、お祝いと感謝の意を込めて再訪しようと出掛ける事にし
た。
駐車場の整地作業が終わったばかり。20台以上は停められるスペースである。
★ ありがたき丸太橋だが・・・
「不満や文句」では無い、本当にこの丸太橋は登山者にとってありがたい通路である。
この丸太橋を作り設置するだけでも大変な労力と想像出来るからこんな事言ったらお叱りを受ける
かも知れない。「増水すれば流される橋」。これはある意味今後の大きな課題になると思うが、川
に架ける橋がしっかりしていないとその後の登山道が整備されていても辿り着けない事態となり、
悩みの種である。
対岸に渡らなければ登山道に辿り着けない・・・
まだ水位が低いから怖く無いが、増水すれば流されそうな丸太橋・・・でも、しっかり作ってくれてます。
★ 確かめるように再訪・・・
先ずは、登山口まで復活した林道。「町営円山牧場」の敷地内を通り登山口まで約10kmの林道
が続く。通行止めが続いていた時は、牧場の敷地にも入れなかったかも知れないし、これを登山口
まで歩いて行く事を考えると開通はありがたい事である。牧場内の道路は、時間帯によりゲートが
されている場合があるが、開閉出来るのでその都度開閉して通行は可能だ。登山口まで案内標識は
少ないので迷う事も想定して事前に林道のルート確認はした方が良いと思う。
仮に当時登山口まで歩いて来たとしても、川の渡渉問題と荒れ放題の登山道を最初から藪漕ぎする
事を思えば、本当に救われた芽室岳の復活と喜びたい。私たち夫婦も微力ながら刈払いのお手伝い
をした登山道を改めて噛み締めるように、再訪は意味あるものだった。
「オオバミゾホオズキ」・・見慣れた花も今年初で新鮮だった!
「ズダヤクシュ」・・こちらも同じ今年お初のお花です。
昨年10月以来の再訪・・・きれいに刈り取られ歩き易い
ピンボケ・・「オオサクラソウ」まもなく終期と思われる
★ 松林を通過すると北尾根へ・・・
川の丸太橋で渡渉し、緩斜度の登山道を登り始めて約10分。松林の真ん中を通過するといよいよ
北尾根の急登が始まる。しかしそこは、きれいに刈り取られた登山道で急登も快適に登る事が出来
て嬉しくなる。植生もほとんどが笹となり見る花も無いので淡々と高度を稼ぐだけである。
景色も両サイド樹林帯の中で微かな木々の隙間から隣接する尾根筋が見える程度で、絶景は高度を
上げた1200m付近から見え始める。
緩斜度の北尾根取付き付近の松林・・・
「オオカメノキ (大亀の木) 」
景色の無い樹林の尾根も笹刈りされた登山道にストレスも無い。
標高1370付近から望む「パンケヌーシ岳」沢筋に残る雪渓とのコントラストが美しい
標高1200~1400付近の尾根は緩斜度となり明るく景色も楽しめる
★ 1690分岐から天国を見た・・・
北尾根をほぼ登り切るとパンケヌーシ岳との分岐点となる標高1690地点だ。
ここまで登るともう目指す芽室岳は近い。芽室側にはまだ雪渓が残っていたが、踏み跡とピンテが
あり迷う事は無かった。そして、その後の完璧な整備に気分は「天国」である。本来であれば頂上
手前まで太いハイマツのトンネルが続き、一時的とは言え苦労させられるところだが、まるでハイ
マツの回廊のように刈り分けられ快適な登山路になっていた。
奥が芽室岳、雪渓でチーヤンに振り返ってもらう・・・
完璧なハイマツの回廊・・・
★ 後輩との再会・・・
ハイマツの回廊を通り過ぎ、頂上手前の岩場から絶景を楽しんだり来た道を振り返ると後続から登
って来る男性が目に止まった。そして、アッと言うに追い付かれ道を譲りながら挨拶すると、私の
名前を呼ばれてビックリ。見直すとTくんで、会社の山岳部の後輩である。勤務先も住んでいる所
もまったく違うが、山岳部の活動で全道から集まると良く出会っていたしトレランもするアスリー
ト的な登り方をする若者である。私たちは頂上まで3時間を越える所要タイムも彼は1時間50分
で登って来たと言うから驚きだ!来週には山岳部の春山山行がありそのトレーニングを兼ねた芽室
岳だったと言う。音更町在住なので登山口まで1時間も掛からないと言うのでこれからは芽室岳も
彼にとっては里山的存在になるかも知れない。チーヤンとは初対面だったが、話は弾みつい長居し
てしまった。
Tくんとは、ここでお別れするもお互いパンケヌーシ岳にも登る予定という事でまたまた再会する
が、彼の速さは半端では無かった・・・。
期待してはいなかった頂上直下からの絶景・・・
Tくんと一緒に再訪した「芽室岳」にて・・・
頂上からも絶景を堪能する・・・
頂上直下でひっそりと咲く「キバナシャクナゲ」
再びハイマツの回廊を通り、分岐点へ・・・
★ 天国のあとの地獄・・・
私たちの体力では西峰・パンケヌーシ岳には行けないと当初の見込みだったが、整備された登山道
のお陰で少しだけ余力を感じパンケに行く事にした。ただ、こちらの登山道は分岐から少し登った
ところで整備が終わっている情報がありその先は以前のままだと言う。その整備が終わったところ
からまるで地獄を見るようなハイマツとの戦いになるとは思いもしなかった。
コルには雪渓があり夏道はこの下なので雪渓を歩く。先に登っているTくんはすでに一番上の雪渓
を登り切り、間もなく頂上と言う位置にいた。私たちも彼に続こうとコルを過ぎても雪渓を登ろう
と思ったが、想像以上の急斜度で「危険」を感じたためハイマツ帯の登山道に移動する事にした。
しかし、まったく整備されていない登山道のハイマツはジャングルで悪戦苦闘する。
芽室岳が余りにも天国だっただけにここは「地獄」だとつい口にしてしまった・・。
30分ほどで登れると思っていたが、55分も掛ってしまった。夏道に戻る前にTくんはすでに下
りで、雪渓上で再び再会し、別れのご挨拶をした。
分岐からパンケヌーシ岳側に少し登った尾根からパンケヌーシ岳を望む・・Tくんはすでにコル雪渓の上に居る
正面がパンケヌーシ岳、コルは雪渓でこの下に夏道がある・・・
パンケヌーシ岳頂上から望む芽室岳・・・
★ 登る意味はあった・・・
「こんな苦労するなら登らなければ良かった・・」と愚痴るところだが、私たちにとっては11年
ぶりの再訪であり、セットでなければ登れないパンケヌーシ岳なので、登って来て良かったと頂上
での会話である。日高の山では急登やハイマツ漕ぎなどは当たり前の常識なのに、この程度で地獄
などと口走っては罰が当たると言うものだ・・・そう言い聞かせ下山に入る。
ハイマツのジャングルも下りでは比較的楽でコルの雪渓まで夏道が使えた。分岐に着いて見れば所
要は35分でホッと胸を撫で下ろす・・・。
後は淡々と降りて山行を終えた。
帰路ではいつもの沙流川温泉で汗を流し、19時に帰宅した。
最後に、整備したばかりの芽室岳は今がお勧め、まだ登っていない方は是非今シーズンにトライし
て下さい。
パンケヌーシ岳 ( 1747m )にて自撮りする・・・
辛うじて花を残していたヤマザクラも愛おしい・・・
「コヨウラクツツジ」・・・自分の中ではちょっと珍しい落葉低木
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