ブログ開設前の山行記をアップしました・・・
平山(1771m)~比麻奈山(1811m)~比麻良山(1796m)
~文蔵岳(1755m)~有明山(1634m)~天狗岳(1553m)
~前天狗岳(1468m)~小天狗岳(1313m)
■ 山 行 日 2007年9月16日(日)~18日(火)<山行は17日帰り>
■ ル ー ト 白滝コース~北大雪スキー場へ循環縦走ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №30
■ 登 山 形 態 登山道~チャリ
■ 地 形 図 1/50000地形図 「上支湧別」「白滝」
■ 三角点・点名 平山・・標高点のみ三角点無し
比麻奈山・・地形図に山名無し 比麻良山・・三等三角点
文蔵岳・・・地形図に山名無し 有明山・・・二等三角点
天狗岳・・・標高点と山名表記あり、三角点無し
前天狗岳・・地形図に山名無し 小天狗岳・・地形図に山名無し
※比麻良山と有明山の点名は不明
■ コースタイム 約8時間
<循環縦走>
05:00 白滝コース登山口出発
05:23 行雲の滝
05:30~35 冷涼の滝
06:08~15 1500m付近 沢出合
06:55 稜線分岐(1737m)地点
07:13~26 平山(1771m)頂上
07:37 分岐(1737m)
08:05~15 比麻奈山(1811m)頂上
08:25~30 比麻良山(1796m)頂上
08:52~55 文蔵岳(11755m)頂上
09:37 コル(1320m付近)
10:40~11:03 有明山(1634m)頂上
11:33~40 天狗岳(1553m)頂上
12:01~03 前天狗岳(1468m)頂上
12:25 小天狗岳(1313m)頂上 標識無し
12:30 北大雪スキー場リフト終点
12:55~13:00 MTBデポ地点
13:10 道路出合
1/50000地形図
★ メモリアル山行・・・
たまたまであるが、28回目の結婚記念日が出発日となった夫婦登山。
一応メモリアル山行と言う事で当時の山行記には書き留めてあったが、エバ夫婦にとっ
てはたまたま記念日に出発しただけであるとも記載があった。
2007年の記録である。
2020年2月位から新型コロナウイルス感染が広がり、世界中で蔓延。日本でも緊急
事態宣言が発令される中、登山の自粛も感染防止のためにガマンの時だと思う。そんな
時だから、自分の登山を振り返りブログ開設前の山行記をブログ用に編集してアップす
るのも楽しいものだ。それがまた誰かの参考になれば幸いである・・。
13年前の記録なのでエバ夫婦も若かった。無謀とも言える計画を決行し、たまたま同
じ計画の別パーティーに救われる形となり、ラッキーな山行でハッピーエンドだったが
もしそうでなかったら・・・の記録である。
★ 発端・・・
北大雪の平山から天狗岳までの縦走路を最近(2007年)開削されたネット情報と山行記を
見て、未踏の1000m超峰が一気に7座(平山は登頂済み)も制覇出来るかも知れない
と欲が出たのが計画の発端だった。ただ問題は、登山口と下山口の距離が17㎞もあり
ここをどう繋ぐかがカギだったが、短絡的に下山口にチャリ(MTB)をデポし、登山口
へ戻るしかエバ夫婦が考える知恵は無かった。
★ ほのかな期待・・・
前日(9/16)は、登山口となる白滝コースの駐車場で車中泊した。
その前に下山口となる北大雪スキー場にMTB2台をデポするためゲレンデコースの作
業道を登ると中腹まで車が入れた。するとそこにはワゴン車が1台駐車してあり、中を
覗くと登山者らしき装備の一部があった・・・。
もしかしたら・・・の、ほのかな期待が脳裏をかすめた。
距離は約17㎞、その内約9㎞が砂利道で急勾配の登りが続く。山行が無事終了したと
しても、チャリでこの坂を登るのはキツイだろうなぁ~と早くも気が滅入ってしまうと
ころだ。しかし、計画はすでに開始され後戻りは出来ない。気持ちを切り替えて臨むし
かなかった。
登山口から30分登った「冷涼の滝」・・・ピンボケです
★ 先行パーティー・・・
3:00起床。満点の星だった。
4:30には出発出来たが、まだ暗かったので待機していると早くも別のパーティーが
登山口に来て早々に出発した。先行パーティーは6名だった。
5:00私たちも出発し、朝露で湿った登山路に気を使いながら支湧別川上流沿いの登
山路を辿り始めた。
5:23「行雲の滝」5:30「冷涼の滝」を通過して高みを目指す。先行パーティー
には滝で追い抜き挨拶を交わす。
その時計画を聞くと天狗岳まで縦走すると聞く。(思わずニンマリ・・笑)
6:08 1500m付近の沢渡渉点に着くとナナカマドの紅葉が素晴らしかった。暫し
休憩をし登山路は沢から離れて稜線に向かう。
登山口から支湧別川沿いの登山道を辿り雲霧山や支湧別岳を望む
初秋の紅葉を示すナナカマドは早くも色ずく・・・
稜線が近づくと山全体の紅葉が見え始めた・・・
★ 絶景の紅葉・・・
6:55 稜線分岐(1737m地点)に到着。
正面には鋭鋒ニセイカウシュッペ山とすっかり紅葉した斜面が目に飛び込んで来た。まさ
に絶景のビューポイントといったところだ。稜線上は森林限界で樹木は少なく低いハイ松
とナナカマドで独特の岩場に登山路の踏み跡がある。ナナカマドとウラシマツツジの紅葉
に初秋和みの稜線が漂う。
最初のピーク平山 (1771m) には、7:13に着く。一面平らなハイ松帯のピークで眺望は
素晴らしい。以前に登頂したのは94.7月で職場の登山クラブで企画した山行で家族を
含めた大勢で登った事を今でも鮮明に思い出す懐かしい場所でもあった。
少し休憩をしていよいよ縦走路へと向かう。後続になっていた6人パーティーは平山には
寄らず分岐からすぐに縦走路を辿りまた先行して見えなくなってしまった。
私たちも追い掛けるように分岐から28分で比麻奈山(1811m)、10分で比麻良山(1796m)
そして22分で文蔵岳(1755m)と順調に稜線上のピークを踏んで初登頂を果たし、記念写真
を撮って稜線最後の紅葉を楽しむ。これからは、開削されたばかりの登山道を辿るが背丈以
上のハイ松帯の中を鋸できれいに刈り取られた道が続きドンドン高度を下げて行く。コルは
1320mでここから有明山の南西斜面の国境線沿いに登山路が開削されていた。先行して
いたパーティーに追い着き、有明山頂上では一緒に休憩して少し話を交わした。メンバーは
それぞれ札幌や旭川、帯広方面から集まったネット上の仲間のようで、HYMLだったかも
知れない。(当時はまだHYMLの存在すら知らなかった私です)
ほのかな期待の脳裏には、下山口にデポしていたワゴン車の持ち主がこのパーティーのもの
であると確信するも「登山口まで便乗させて欲しい・・」とは言えず、下山口にはかなり先
に降りてしまった。後続のパーティーを待つ事無くデポしていたチャリに乗ってスキー場の
作業道を下り舗装路に出て登山口を目指した。上支湧別の分岐までは快適な下りが多く風を
切って走る。しかし、登山口手前9キロに及ぶ砂利道の急な上り坂が現実味を帯びて来て気
が重い私だった。チーヤンは、「のんびり行けばいっしょ・・」とあくまで計画通りの実行
を重視していた。
そんな時・・・、後方からワゴン車が近づき私たちを抜かした先で止まったくれた・・。
紅葉したウラシマツツジ
稜線分岐
分岐から平山へ
2007年9月17日 平山(1771m)頂上にて
平山頂上から望む アンギラス(手前)とニセイカウシュッペ山(奥中央)の紅葉
比麻奈山頂上付近から望む アンギラス(手前中央)とニセイカウシュッペ山(奥の右側)
★ 夢の便乗叶う・・・
7人乗りのワゴンに6人乗車中、私たちが乗れば8人になるが機転が早く「私一人で良
いんですが・・」とつぶやくと「そうだね・・」と快く乗せて頂いた。ホントラッキー
だった。チーヤンには暫くの間チャリと共に待たせる事になるが、この先の苦闘を思う
と「嬉しい留守番」だったと思う。
車は、20分で登山口に着きお礼を言って早々マイハイエースに乗り込みすぐにチーヤ
ンが待つところへ戻った。
笑(にん)まり・・としては腹黒さを露呈するようで辛いところだが、計画当初から運が
良ければ必ず自分たちと同じような計画をする人がいて、乗せてもらえればラッキーだ
ろうなぁ~と期待はしていたのだ。
あのままチャリで登山口へ向かっていれば坂道の途中でチャリをデポし、登山口には暗
くなってから着いたと思う。時間に余裕があったとは言え、やはり大変な計画だった・・
と本当にラッキーさを痛感した。
比麻奈山から比麻良山へ向かう途中にて・・・
アンギラスへの分岐は比麻奈山頂上です・・・
比麻良山(1796m)頂上 初登頂
文蔵岳(1755m)頂上からニセカ・アンギラスの東斜面に広がる紅葉を背に・・・
文蔵岳(1755m)頂上にて
文蔵岳から望む有明山(1634m)
有明山への新しい縦走路。背丈以上のハイ松帯を開削した道
有明山(1634m)頂上にて
天狗岳への尾根上から有明山を振り返る・・・
天狗岳(1553m)頂上にて
石を積み上げたような天狗岳頂上・・・
天狗岳では先行パーティーと一緒だった・・・
前天狗岳(1468m)頂上・・・この後の小天狗岳には標識が無い
★ 事は前向きに・・・
本来の計画からラッキーと言ってしまった車の便乗で難なく終えた今回の縦走登山。
相棒のチーヤンは必ずしもラッキーとは思っていなかったようだ。確かにチャリで17
㎞の道のりをテクテク戻る事になってもそれだけの時間に余裕を持った計画であっただ
けに、計画通り苦労する縦走が望みだったかも知れない。
しかし、ここで考え方の違いを争っていては、次への行動に影響して来るので夫婦共に
「事は前向きに・・」と考えて「楽」して下山出来た今回の登山を「良し」とし、白滝
グランドホテルで汗を流し次なる支湧別岳登山口へ車を走らせた・・。
MTBで快走するチーヤン
★ 悪天理由に支湧別岳計画は中止・・・
本当は、いつもの悪いクセ・・だ?
【9/17~18】
白滝グランドホテルの温泉はなかなかいい湯で、すっかり温まって車に乗り込んだ。そ
して、一路明日の山「支湧別岳」登山口へと走った。少し迷いつつも何とかパンケ支湧
別林道に入り16:30に林道終点の登山口に着いた。
何故か・・・これ以降の記録が無くもはや記憶だけで記するが、夜はいつものように車
中で安着の乾杯をし夕食を食べて・・・早々に就寝と言うパターンは変わらないと思う。
そして、明日は予定通りの山行を実行するのが普通と言うものだった・・。
しかし、私の悪いクセで初日の山行が重厚であればあるほど体力も気力も使い果たし次
なる意欲を消失してしまう・・という心の弱さが露呈するのだった。翌朝、私には都合
の良い霧雨で上空は濃霧で何も見えなかった。表向き中止の理由は「悪天」だが・・・
何故か「旭山動物園」に変わってしまったのだった・・。
大人気の旭山動物園へ
★ 始めての旭山動物園・・・
開園前から駐車場に着き、開園時はほぼ先頭に並んで入園出来た。
最近、人気の動物園として話題に上がっていたが、訪れたのは夫婦共始めてである。
これ以降は、写真のみ掲載しますがお楽しみ頂ければ幸いです・・・。
※ 以上、2007年の記録でした・・・。
平山(1771m)~比麻奈山(1811m)~比麻良山(1796m)
~文蔵岳(1755m)~有明山(1634m)~天狗岳(1553m)
~前天狗岳(1468m)~小天狗岳(1313m)
■ 山 行 日 2007年9月16日(日)~18日(火)<山行は17日帰り>
■ ル ー ト 白滝コース~北大雪スキー場へ循環縦走ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №30
■ 登 山 形 態 登山道~チャリ
■ 地 形 図 1/50000地形図 「上支湧別」「白滝」
■ 三角点・点名 平山・・標高点のみ三角点無し
比麻奈山・・地形図に山名無し 比麻良山・・三等三角点
文蔵岳・・・地形図に山名無し 有明山・・・二等三角点
天狗岳・・・標高点と山名表記あり、三角点無し
前天狗岳・・地形図に山名無し 小天狗岳・・地形図に山名無し
※比麻良山と有明山の点名は不明
■ コースタイム 約8時間
<循環縦走>
05:00 白滝コース登山口出発
05:23 行雲の滝
05:30~35 冷涼の滝
06:08~15 1500m付近 沢出合
06:55 稜線分岐(1737m)地点
07:13~26 平山(1771m)頂上
07:37 分岐(1737m)
08:05~15 比麻奈山(1811m)頂上
08:25~30 比麻良山(1796m)頂上
08:52~55 文蔵岳(11755m)頂上
09:37 コル(1320m付近)
10:40~11:03 有明山(1634m)頂上
11:33~40 天狗岳(1553m)頂上
12:01~03 前天狗岳(1468m)頂上
12:25 小天狗岳(1313m)頂上 標識無し
12:30 北大雪スキー場リフト終点
12:55~13:00 MTBデポ地点
13:10 道路出合
1/50000地形図
★ メモリアル山行・・・
たまたまであるが、28回目の結婚記念日が出発日となった夫婦登山。
一応メモリアル山行と言う事で当時の山行記には書き留めてあったが、エバ夫婦にとっ
てはたまたま記念日に出発しただけであるとも記載があった。
2007年の記録である。
2020年2月位から新型コロナウイルス感染が広がり、世界中で蔓延。日本でも緊急
事態宣言が発令される中、登山の自粛も感染防止のためにガマンの時だと思う。そんな
時だから、自分の登山を振り返りブログ開設前の山行記をブログ用に編集してアップす
るのも楽しいものだ。それがまた誰かの参考になれば幸いである・・。
13年前の記録なのでエバ夫婦も若かった。無謀とも言える計画を決行し、たまたま同
じ計画の別パーティーに救われる形となり、ラッキーな山行でハッピーエンドだったが
もしそうでなかったら・・・の記録である。
★ 発端・・・
北大雪の平山から天狗岳までの縦走路を最近(2007年)開削されたネット情報と山行記を
見て、未踏の1000m超峰が一気に7座(平山は登頂済み)も制覇出来るかも知れない
と欲が出たのが計画の発端だった。ただ問題は、登山口と下山口の距離が17㎞もあり
ここをどう繋ぐかがカギだったが、短絡的に下山口にチャリ(MTB)をデポし、登山口
へ戻るしかエバ夫婦が考える知恵は無かった。
★ ほのかな期待・・・
前日(9/16)は、登山口となる白滝コースの駐車場で車中泊した。
その前に下山口となる北大雪スキー場にMTB2台をデポするためゲレンデコースの作
業道を登ると中腹まで車が入れた。するとそこにはワゴン車が1台駐車してあり、中を
覗くと登山者らしき装備の一部があった・・・。
もしかしたら・・・の、ほのかな期待が脳裏をかすめた。
距離は約17㎞、その内約9㎞が砂利道で急勾配の登りが続く。山行が無事終了したと
しても、チャリでこの坂を登るのはキツイだろうなぁ~と早くも気が滅入ってしまうと
ころだ。しかし、計画はすでに開始され後戻りは出来ない。気持ちを切り替えて臨むし
かなかった。
登山口から30分登った「冷涼の滝」・・・ピンボケです
★ 先行パーティー・・・
3:00起床。満点の星だった。
4:30には出発出来たが、まだ暗かったので待機していると早くも別のパーティーが
登山口に来て早々に出発した。先行パーティーは6名だった。
5:00私たちも出発し、朝露で湿った登山路に気を使いながら支湧別川上流沿いの登
山路を辿り始めた。
5:23「行雲の滝」5:30「冷涼の滝」を通過して高みを目指す。先行パーティー
には滝で追い抜き挨拶を交わす。
その時計画を聞くと天狗岳まで縦走すると聞く。(思わずニンマリ・・笑)
6:08 1500m付近の沢渡渉点に着くとナナカマドの紅葉が素晴らしかった。暫し
休憩をし登山路は沢から離れて稜線に向かう。
登山口から支湧別川沿いの登山道を辿り雲霧山や支湧別岳を望む
初秋の紅葉を示すナナカマドは早くも色ずく・・・
稜線が近づくと山全体の紅葉が見え始めた・・・
★ 絶景の紅葉・・・
6:55 稜線分岐(1737m地点)に到着。
正面には鋭鋒ニセイカウシュッペ山とすっかり紅葉した斜面が目に飛び込んで来た。まさ
に絶景のビューポイントといったところだ。稜線上は森林限界で樹木は少なく低いハイ松
とナナカマドで独特の岩場に登山路の踏み跡がある。ナナカマドとウラシマツツジの紅葉
に初秋和みの稜線が漂う。
最初のピーク平山 (1771m) には、7:13に着く。一面平らなハイ松帯のピークで眺望は
素晴らしい。以前に登頂したのは94.7月で職場の登山クラブで企画した山行で家族を
含めた大勢で登った事を今でも鮮明に思い出す懐かしい場所でもあった。
少し休憩をしていよいよ縦走路へと向かう。後続になっていた6人パーティーは平山には
寄らず分岐からすぐに縦走路を辿りまた先行して見えなくなってしまった。
私たちも追い掛けるように分岐から28分で比麻奈山(1811m)、10分で比麻良山(1796m)
そして22分で文蔵岳(1755m)と順調に稜線上のピークを踏んで初登頂を果たし、記念写真
を撮って稜線最後の紅葉を楽しむ。これからは、開削されたばかりの登山道を辿るが背丈以
上のハイ松帯の中を鋸できれいに刈り取られた道が続きドンドン高度を下げて行く。コルは
1320mでここから有明山の南西斜面の国境線沿いに登山路が開削されていた。先行して
いたパーティーに追い着き、有明山頂上では一緒に休憩して少し話を交わした。メンバーは
それぞれ札幌や旭川、帯広方面から集まったネット上の仲間のようで、HYMLだったかも
知れない。(当時はまだHYMLの存在すら知らなかった私です)
ほのかな期待の脳裏には、下山口にデポしていたワゴン車の持ち主がこのパーティーのもの
であると確信するも「登山口まで便乗させて欲しい・・」とは言えず、下山口にはかなり先
に降りてしまった。後続のパーティーを待つ事無くデポしていたチャリに乗ってスキー場の
作業道を下り舗装路に出て登山口を目指した。上支湧別の分岐までは快適な下りが多く風を
切って走る。しかし、登山口手前9キロに及ぶ砂利道の急な上り坂が現実味を帯びて来て気
が重い私だった。チーヤンは、「のんびり行けばいっしょ・・」とあくまで計画通りの実行
を重視していた。
そんな時・・・、後方からワゴン車が近づき私たちを抜かした先で止まったくれた・・。
紅葉したウラシマツツジ
稜線分岐
分岐から平山へ
2007年9月17日 平山(1771m)頂上にて
平山頂上から望む アンギラス(手前)とニセイカウシュッペ山(奥中央)の紅葉
比麻奈山頂上付近から望む アンギラス(手前中央)とニセイカウシュッペ山(奥の右側)
★ 夢の便乗叶う・・・
7人乗りのワゴンに6人乗車中、私たちが乗れば8人になるが機転が早く「私一人で良
いんですが・・」とつぶやくと「そうだね・・」と快く乗せて頂いた。ホントラッキー
だった。チーヤンには暫くの間チャリと共に待たせる事になるが、この先の苦闘を思う
と「嬉しい留守番」だったと思う。
車は、20分で登山口に着きお礼を言って早々マイハイエースに乗り込みすぐにチーヤ
ンが待つところへ戻った。
笑(にん)まり・・としては腹黒さを露呈するようで辛いところだが、計画当初から運が
良ければ必ず自分たちと同じような計画をする人がいて、乗せてもらえればラッキーだ
ろうなぁ~と期待はしていたのだ。
あのままチャリで登山口へ向かっていれば坂道の途中でチャリをデポし、登山口には暗
くなってから着いたと思う。時間に余裕があったとは言え、やはり大変な計画だった・・
と本当にラッキーさを痛感した。
比麻奈山から比麻良山へ向かう途中にて・・・
アンギラスへの分岐は比麻奈山頂上です・・・
比麻良山(1796m)頂上 初登頂
文蔵岳(1755m)頂上からニセカ・アンギラスの東斜面に広がる紅葉を背に・・・
文蔵岳(1755m)頂上にて
文蔵岳から望む有明山(1634m)
有明山への新しい縦走路。背丈以上のハイ松帯を開削した道
有明山(1634m)頂上にて
天狗岳への尾根上から有明山を振り返る・・・
天狗岳(1553m)頂上にて
石を積み上げたような天狗岳頂上・・・
天狗岳では先行パーティーと一緒だった・・・
前天狗岳(1468m)頂上・・・この後の小天狗岳には標識が無い
★ 事は前向きに・・・
本来の計画からラッキーと言ってしまった車の便乗で難なく終えた今回の縦走登山。
相棒のチーヤンは必ずしもラッキーとは思っていなかったようだ。確かにチャリで17
㎞の道のりをテクテク戻る事になってもそれだけの時間に余裕を持った計画であっただ
けに、計画通り苦労する縦走が望みだったかも知れない。
しかし、ここで考え方の違いを争っていては、次への行動に影響して来るので夫婦共に
「事は前向きに・・」と考えて「楽」して下山出来た今回の登山を「良し」とし、白滝
グランドホテルで汗を流し次なる支湧別岳登山口へ車を走らせた・・。
MTBで快走するチーヤン
★ 悪天理由に支湧別岳計画は中止・・・
本当は、いつもの悪いクセ・・だ?
【9/17~18】
白滝グランドホテルの温泉はなかなかいい湯で、すっかり温まって車に乗り込んだ。そ
して、一路明日の山「支湧別岳」登山口へと走った。少し迷いつつも何とかパンケ支湧
別林道に入り16:30に林道終点の登山口に着いた。
何故か・・・これ以降の記録が無くもはや記憶だけで記するが、夜はいつものように車
中で安着の乾杯をし夕食を食べて・・・早々に就寝と言うパターンは変わらないと思う。
そして、明日は予定通りの山行を実行するのが普通と言うものだった・・。
しかし、私の悪いクセで初日の山行が重厚であればあるほど体力も気力も使い果たし次
なる意欲を消失してしまう・・という心の弱さが露呈するのだった。翌朝、私には都合
の良い霧雨で上空は濃霧で何も見えなかった。表向き中止の理由は「悪天」だが・・・
何故か「旭山動物園」に変わってしまったのだった・・。
大人気の旭山動物園へ
★ 始めての旭山動物園・・・
開園前から駐車場に着き、開園時はほぼ先頭に並んで入園出来た。
最近、人気の動物園として話題に上がっていたが、訪れたのは夫婦共始めてである。
これ以降は、写真のみ掲載しますがお楽しみ頂ければ幸いです・・・。
※ 以上、2007年の記録でした・・・。
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