日高山系・・▲留辺蘂山 (るべしべやま) (1001m)
■ 山 行 日 2009年1月15日(木) 日帰り くもり~雪 -5℃
■ ル ー ト チロロ林道~三島林道~北尾根ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №2
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「二岐岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「留辺蘂 ルベシベ」
■ コースタイム 登り 3時間10分 下り 1時間50分
<登り>
08:40 最終民家Ⅰ澤宅出発
09:10 春別橋出合
09:45 尾根取付き
11:25 C700稜線
12:50 C860ピーク 登行中止
<下り>
13:10 下山開始
13:35 C700稜線
14:00 三島林道出合
15:00 I澤宅前
★ 糠平山からの変更・・・
予定では1/14~15の日程で同じ北日高の「糠平山(1350m)」に行く事にしていた。私はすでに登頂している
山であるが、妻が未踏であることやアプローチが短く日帰りが可能であることが決定の理由だった。
(このところホントに好天に恵まれない)
しかし、前日まで他の山も模索していると意外なところに二人とも未踏で1000m超峰の山がある事に気
が付き急きょ変更した・・という経緯(いきさつ)があった。
「留辺蘂山」は、日高山系1000m峰では、一番低い山で、もう一つのルベシベ山(1740m)が主稜線上に
名乗っているため影の薄いマイナー山になっているようだ。それは、地元登山口近くの最終民家Ⅰ澤さんの
ご主人も知らなかったほどで地形図を見せてようやくうなずいた。
★ ロスタイムの始まり・・・
今回は、雪の無いことも予想してスキーの他にスノーシューも用意して現地入りしたが、前日からの降雪が
15cmから20cmほどありチロロ林道の最終民家までは何とか車のトレースもあって辿り着けたという感
じだった。そして、登山口予定はその先1.5㎞ほど、私の4WDも役に立たないので I澤さん宅にお願
いして駐車させて頂き、ここから歩く事にした。
やさしいI澤さんの父さんと母さんに感謝である・・・。
除雪車が来ていたら登山予定の「春別橋」に出合う林道まで行けたらしいが、今日は時間がかかっているら
しい・・。(8:00まだ来ず)
敷地内に駐車場所を確保するためトラクターで除雪をして頂き、駐車させてもらった。話し好きなお父さん
と暫し話をしていると、今でも現役のハンターで鉄砲は使わず槍で「熊」や「鹿」を射止めるという名人ら
しい。山登りは嫌いだが昔七つ沼カールを見たさに戸蔦別岳を経由して登ったのが最初で最後だ・・と話し
ていた。
家からすぐの留辺蘂山はこの家の裏山から稜線続きの山でのちに裏ルートを教えてくれた。
(話は30分続く・・)
I澤宅出発 8:40 天候はくもり
予定した登山口(春別橋)出合まで30分のラッセルを要し、いよいよ出発。
尾根の取付きまで更に約1㎞の林道ラッセルが待っていた。ここからは三島林道と言うらしいが目指す尾
根の取付までまた30分を要した。
三島林道を歩く妻・・(前方手前の尾根に取付くが・・)
留辺蘂山北尾根の末端、地図上518m標高点のある尾根に取付いたと思い込み聞いていた事前情報の林道
(作業道)も見つけた・・と更に思い込み、新雪のラッセルに汗を流した。情報では700m付近まで作業道を
利用して稜線までは1時間30分とあったが、それは3月中旬の記録で今日は時間がかかりそうだ。
ありがたい作業道も次第に雪の量は多くなり膝下ほどのラッセルが続く。
わずか200mほどの標高差に1時間30分を要し、稜線直下は急斜度の斜面に苦戦した。
しかし、ようやく登りつめた稜線に立った時その異変に気が付いた。何度も地形図を読み返して見ると自分
達の登って来た尾根は、当初の西隣の尾根で登った尾根の標高もまだ700mほどの位置だった
尾根の取付き
またやってしまったか・・という反省の念に立つも時すでに遅し・・である。
雪も小雪から時折本降りとなったり吹雪き出したりと安定せず、不安要素を秘めながら今日の行動時間を13
時までと決めた。
以降、標識テープを付けながら行動時間まで先に進むことにした。そして、地形図上の770m地点を経由し
て稜線から目指す934mピークまで行きたいと思った。しかし、800m付近から稜線上に倒木が多くなり
ルートを遮る形で苦戦した。深い雪と倒木越えにも時間を要し、結局934mピークの西の約860mピーク
でタイムアウトを迎えた。12:50のエンドである。
約860mピークにて
雪降るピーク、松の大木の下で休憩し登って来たトレースを忠実に辿って下山した。
最後に林道から本来登るべく尾根の取り付きを確認してリベンジを誓い帰路となる。
結果的に登頂は出来なかったが、久々に充実した雪山を満喫しこの楽しさを弾みにしてエバ夫婦の遅い冬山の
到来を予感した一日だった。
※ 2021年1月19日、再編集してアップしました・・・。
■ 山 行 日 2009年1月15日(木) 日帰り くもり~雪 -5℃
■ ル ー ト チロロ林道~三島林道~北尾根ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №2
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「二岐岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「留辺蘂 ルベシベ」
■ コースタイム 登り 3時間10分 下り 1時間50分
<登り>
08:40 最終民家Ⅰ澤宅出発
09:10 春別橋出合
09:45 尾根取付き
11:25 C700稜線
12:50 C860ピーク 登行中止
<下り>
13:10 下山開始
13:35 C700稜線
14:00 三島林道出合
15:00 I澤宅前
★ 糠平山からの変更・・・
予定では1/14~15の日程で同じ北日高の「糠平山(1350m)」に行く事にしていた。私はすでに登頂している
山であるが、妻が未踏であることやアプローチが短く日帰りが可能であることが決定の理由だった。
(このところホントに好天に恵まれない)
しかし、前日まで他の山も模索していると意外なところに二人とも未踏で1000m超峰の山がある事に気
が付き急きょ変更した・・という経緯(いきさつ)があった。
「留辺蘂山」は、日高山系1000m峰では、一番低い山で、もう一つのルベシベ山(1740m)が主稜線上に
名乗っているため影の薄いマイナー山になっているようだ。それは、地元登山口近くの最終民家Ⅰ澤さんの
ご主人も知らなかったほどで地形図を見せてようやくうなずいた。
★ ロスタイムの始まり・・・
今回は、雪の無いことも予想してスキーの他にスノーシューも用意して現地入りしたが、前日からの降雪が
15cmから20cmほどありチロロ林道の最終民家までは何とか車のトレースもあって辿り着けたという感
じだった。そして、登山口予定はその先1.5㎞ほど、私の4WDも役に立たないので I澤さん宅にお願
いして駐車させて頂き、ここから歩く事にした。
やさしいI澤さんの父さんと母さんに感謝である・・・。
除雪車が来ていたら登山予定の「春別橋」に出合う林道まで行けたらしいが、今日は時間がかかっているら
しい・・。(8:00まだ来ず)
敷地内に駐車場所を確保するためトラクターで除雪をして頂き、駐車させてもらった。話し好きなお父さん
と暫し話をしていると、今でも現役のハンターで鉄砲は使わず槍で「熊」や「鹿」を射止めるという名人ら
しい。山登りは嫌いだが昔七つ沼カールを見たさに戸蔦別岳を経由して登ったのが最初で最後だ・・と話し
ていた。
家からすぐの留辺蘂山はこの家の裏山から稜線続きの山でのちに裏ルートを教えてくれた。
(話は30分続く・・)
I澤宅出発 8:40 天候はくもり
予定した登山口(春別橋)出合まで30分のラッセルを要し、いよいよ出発。
尾根の取付きまで更に約1㎞の林道ラッセルが待っていた。ここからは三島林道と言うらしいが目指す尾
根の取付までまた30分を要した。
三島林道を歩く妻・・(前方手前の尾根に取付くが・・)
留辺蘂山北尾根の末端、地図上518m標高点のある尾根に取付いたと思い込み聞いていた事前情報の林道
(作業道)も見つけた・・と更に思い込み、新雪のラッセルに汗を流した。情報では700m付近まで作業道を
利用して稜線までは1時間30分とあったが、それは3月中旬の記録で今日は時間がかかりそうだ。
ありがたい作業道も次第に雪の量は多くなり膝下ほどのラッセルが続く。
わずか200mほどの標高差に1時間30分を要し、稜線直下は急斜度の斜面に苦戦した。
しかし、ようやく登りつめた稜線に立った時その異変に気が付いた。何度も地形図を読み返して見ると自分
達の登って来た尾根は、当初の西隣の尾根で登った尾根の標高もまだ700mほどの位置だった
尾根の取付き
またやってしまったか・・という反省の念に立つも時すでに遅し・・である。
雪も小雪から時折本降りとなったり吹雪き出したりと安定せず、不安要素を秘めながら今日の行動時間を13
時までと決めた。
以降、標識テープを付けながら行動時間まで先に進むことにした。そして、地形図上の770m地点を経由し
て稜線から目指す934mピークまで行きたいと思った。しかし、800m付近から稜線上に倒木が多くなり
ルートを遮る形で苦戦した。深い雪と倒木越えにも時間を要し、結局934mピークの西の約860mピーク
でタイムアウトを迎えた。12:50のエンドである。
約860mピークにて
雪降るピーク、松の大木の下で休憩し登って来たトレースを忠実に辿って下山した。
最後に林道から本来登るべく尾根の取り付きを確認してリベンジを誓い帰路となる。
結果的に登頂は出来なかったが、久々に充実した雪山を満喫しこの楽しさを弾みにしてエバ夫婦の遅い冬山の
到来を予感した一日だった。
※ 2021年1月19日、再編集してアップしました・・・。
留辺蘂山ですか、やっぱり正しい山屋さんですね。
大変な深雪の中の頑張り、凄い。
その凄まじさが行間から伝わってきて、次の山行記録を読むのが楽しみになりました。
それに引き換え、私は安易な所で妥協。
それなのに体力不足なのか、齢のせいか、バテバテでいささか自信喪失状態です。
今後の更なる発展を祈って、一つアドバイスを・・・。
機種依存文字を使っていませんか?
今回の記事で、夫婦登山○2の○の部分、○澤さんの○の部分、共に私のPCでは読み取れません。
ぜひ是正して下さい。よろしく。
天気次第ですが、明日は「吉凶岳」を1泊で予定してます。
またアドバイスよろしくお願いします。