エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

クライミングと氷壁からの卒業・・・

2023年07月26日 | 定年後の生活
クライミングと氷壁からの卒業
自分の中では、登山のすべてのジャンルを経験して来たつもりでいたが、思えば一番苦手な分野
は「クライミング」だった。それは今も変わらないが、その障害になっていたのは「高所恐怖症」
で、プラス超過自重と根性の無さで自分からクライミングする場所に出向く事は皆無だった。

沢登りを覚えた頃、滝を直登する場面や下りの場面ではロープを使用するクライミングの技術が
必要になりその基本は身に付ける事は必須だった。怖いけど覚えないと沢登りは出来ないと思え
ば、やるしかなく先ず形からと道具を揃えるのが、せめてもの自分への救いだったかも知りない。

なので必要な装備だけは高額でも買い揃え「準備万端」にするまでは早かったが、そこから先に
はなかなか進まず、道具は「宝の持ち腐れ」と化すのが落ちだった。岳友に連れられて岩場での
訓練も経験はあるが、私がリードするまでには至らず、いつも二番手三番手で確保して貰いなが
ら登っていたから出来たクライミングだった。

冬のアイスクライミングもまた興味はあるものの氷壁に自ら挑む勇気も技も無く、ほとんどは誰
かに付いていく挑戦で終わっていた。

すべてのジャンルって?
夏道登山・縦走・冬山 (山スキー)・残雪期縦走・沢登り・藪漕ぎ・岩登り・氷壁・フリークライ
ミングなどを指して言っているが、正解だろうかね?

本格的なクライミング (岩登り)は、もう何年もしていないし、氷壁 (アイスクライミング)は10
年以上空いているかも知れない。だから、これから挑戦しようとも思わないし、やろうとしても
出来ないのは歴然である。経験者なら高齢の今でも出来るのかも知れないが、素人のジジはこの
ジャンルからの卒業をしようと思う。



あくまでもイメージ画像です。もちろん私ではありません・・・笑


これも私では無いが、こんなイメージで氷壁に挑戦した頃を思うとなんか誇らしくもなる・・・

★ 出来ない事に無理も出来ない・・・
なんでも出来ない事は無いと言うが、本当にそうだろうか。
歳を取ると言う事は、若い頃と同じではないぞと早く自覚した方が身のためと思う日々である。

一番に感じている事は、体力と筋力である。
山登りをしていてもコースタイムに昔とは顕著に違いが現れた。
若い頃登り3時間で登れた山が、今では4時間は掛かる。重荷を背負うともっと差が出て休む回
数が極端に多い。そうならないための訓練は次第にサボり気味・・・となれば、更に筋力は落ち
る一方である。

「年相応に登ればいっしょ・・!」なんて言っていた時代もあったが、その年になって見ると比
べてしまう自分が情けない。

先日のポン音更山登行での途中下山は、今でもショックを拭えないでいる。
「あれもまた歳のせい」にしがちだが、それだけじゃない事は重々承知しているのだ。

出来ない事に無理も出来ないが、出来るのにしないのはまるで違う。
私自身の課題は、後者でそれが今後の夫婦登山の行方にも影響が出るかも知れないなぁ~・・・



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