風に吹かれたアン

旅歴、50年~世界中を放浪するのが夢。
40ヵ国は行ったけど、コロナで一時中断。
今年やっと復活~(笑)

「あめふり♪ 白秋の妻・桃子の日記」~ 「夢想・鳥込文士村」 №11

2020-06-17 20:24:28 | 文学・映画・芸術


東京も梅雨に入った。
そんな中、晴れの日は洗濯物が乾くので嬉しい。
龍太郎と篁子は元気に育ってくれている。
毎日の着替えや洗い物はかなりの量になるが。。。(笑)



夫の白秋が、こどもたちを可愛がってくれるのが何より嬉しい。
自分の作詞した「アメフリ」の歌を口ずさみながら
食卓に来るときさえある。



「あめふり」

あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

あらあら あのこは ずぶぬれだ
やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ
 ランランラン・・・



(作詞・北原白秋、作曲・中山晋平)

初出は東京社(現ハースト婦人画報社)が出版する児童雑誌「コドモノクニ」1925年(大正14年)11月号とされる。
歌詞中の「じゃのめ」とは和傘の一種である蛇の目傘のことである

「白秋の妻、桃子の日記」~ 「夢想・鳥込文士村」 №10

2020-06-11 20:34:42 | 文学・映画・芸術


★マートル(銀梅花)★

この高台の家に来てから、毎日の生活があっという間に過ぎていく。
今まで悩んでいた様々なことが、まるで手品のように消えていくようだ(笑)
子供たちの笑い声が毎日響くのも嬉しいことだ。
 
今日は、散歩の途中で「銀梅花」を見つけた。
マートルとも呼ばれている。



この可憐な白い花は、まるで天使が飛んでいるようだ~

こんなに可愛い花を見ると、思わずそばに寄って戯れてみたくなる。
まるで小鳥になったみたいに。。。



「赤い鳥小鳥」

赤い鳥 小鳥
なぜなぜ赤い
赤い実を食べた

白い鳥 小鳥
なぜなぜ白い
白い実を食べた

青い鳥 小鳥
なぜなぜ青い
青い実を食べた          
                   (作詞・北原白秋 作曲・成田為三)
『赤い鳥小鳥』は、1918年(大正7年)に雑誌「赤い鳥」十月号で発表された
北原白秋の詩に基づく童謡。
1920年に成田為三が曲をつけ、同誌四月号に掲載された。


「白秋の妻、桃子の日記」~ 「夢想・鳥込文士村」 №9

2020-06-02 20:35:13 | 文学・映画・芸術

 
白秋の妻「桃子」は、この鳥込に来てから毎日がごきげんだ。
ここ鳥込緑ヶ丘は、ちょうど軽井沢のような雰囲気を醸し出していた。



★桃子の日記より。

夫・白秋も、この高台での緑豊かな生活を気に入っているようだ。
「この緑ヶ丘は赤と緑と青の屋根の、種々雑多な建築様式の
所謂文化住宅の波濤の中に突出した一つの岬である」と。。。
 
私たち家族が借りているこの家も洋風の二階家で、
ヒマラヤ杉をあしらって赤い瓦の屋根を尖らしていた。


 
こういうところに住むと、人は心も落ち着いてくる。
ご近所の庭も緑が溢れ、卯の花・つつじ・薔薇がよく見かけられる。


 
何故か私も、急に植物を育ててみたくなった(笑)
 
お隣からゴーヤの苗をいただいたので、まずそれを植えてみた。
そして、古くからの友人が送ってきてくれた朝顔の種も撒いてみた。

 
2週間あまりで、ゴーヤは驚くほど元気に成長した。
朝顔も種から双葉になり、子供たちも喜んで水をあげている。

 
 

民謡「ちゃっきりぶし♪」~ 「夢想・鳥込文士村」 №8

2020-05-24 20:25:45 | 文学・映画・芸術


いい季節になった~
今日は五月晴れだ。(私:白秋のつもり。笑)

数日前、静岡から長谷川貞一郎氏が遥々やってきた。
静岡電気鉄道の「狐ヶ崎遊園地」も4月に開園したらしい。



長谷川部長の熱意には負けた。

 『地域開発と地元の発展のために遊園地を成功させたい。
遊園地が皆に愛されるために、是非とも白秋先生の唄が必要だ』と、
説得されてしまった。(笑)



私にとって民謡はあまり得意なジャンルではない。
だが、彼の純粋な気持ちには大いに感動した。

よしッ、絶対いい詞を作って地元の人たちに歌ってもらおう~
曲は、町田嘉章くんが引き受けてくれた。嬉しいことだ!」
 
★「ちゃっきり節」               作詞:北原白秋
                       作曲:町田嘉章
 


「♪唄はちゃっきり節  男は次郎長
花はたちばな 夏はたちばな 茶のかおり
ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ
 きゃあるが鳴くんで 雨ずらよ  

茶山 茶どころ 茶は縁どころ
ねえね行かずか やあれ行かずか お茶つみに
ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりよ
 きゃあるが鳴くんで 雨ずらよ~」

(参考:町田嘉章・・・邦楽作曲家。同氏は尺八家の中尾都山、田辺尚雄両氏らと共に   
九州へ演奏旅行の途中であった。 その東海道線の車内で、白秋とばったり出会い
曲づくりを依頼された、との逸話だ)


 


オンライン「あわて床屋♪」~ 「夢想・鳥込文士村」 №7

2020-05-21 20:30:43 | 文学・映画・芸術



ここ2か月間、自粛中のため高齢の父母とは直接会っていない。

前回行った時は、玄関先まで行って「武漢シェイク」を足でしてきたくらいだ(笑)



昨日はオンラインで、父母と「あわて床屋」を合唱した(笑)

この歌は、鳥込の白秋先生が作詞したものだ。
作曲は、あの山田耕筰さん(最近、NHKの朝のドラマにも登場している)だ。



最近、母の「認知症」が進んでいる。
悲しいけど、現実だ。

でも、昔の歌を歌うと母は結構覚えているのだ。
父がまだ元気で、母の世話をしてくれるのが有難い。
親類が近居しているのも心強い限りだ。



歌というのは、人の心にいつまでも生きているのだナ~。

♪「あわて床屋」♪

『春は早うから 川辺の葦に
かにが店だし 床屋でござる
ちょっきん ちょっきん ちょっきんな

こがにぶつぶつ しゃぼんを溶かし
おやじ自慢で はさみを鳴らす
ちょっきん ちょっきん ちょっきんな

そこへうさぎが お客にござる
どうぞ急いで髪刈っておくれ
ちょっきん ちょっきん ちょっきんな・・・』

↑ちょっきん ちょっきん ちょっきんな~



 母も、このフレーズが気に入ったのか元気に声を張り上げる。
 調子も良くて、歌っていて楽しい(笑)

iPadのfacetimeを使って、おしゃべりしたり、合唱したり。。。
便利な世の中になったものだ~



タブレット(Windowsのも含め)は、スマホより格段に画面が大きい。
歌詞を、ディスプレイに映すと母がその文字を読める。
持ち運んで、歩きながら顔を見ながら話したりもできる。

旅行ではなくても、介護や短時間の利用の時はとても便利だ。

新型コロナのために、新しいことや環境に否応なく付き合うようになった。 



しばらくはオンライン童謡合唱といこう!(笑)