自転車泥棒ふたたび

2007年02月10日 | 自転車ぐらし
 《自転車泥棒》というイタリア映画を最初に見たのは,さて,いつの頃だったろうか?    遙かなる昔のオボロな記憶を辿ってみれば,そうさな,多分は1960年代の終わり頃,場所は『川崎駅ビル文化』という繁華街の小さなシネマ館だったように思う。高度経済成長期のまっただなかの,そこはガサツでワイザツでニギニギしくも活気に満ち溢れた都会の一隅であり,フルカラーの欲望,モノクロームの現実,スピリット・オブ・ル . . . 本文を読む