幼児園のオトモダチ

1998年02月26日 | タカシ
 ボノボノとアライグマとシマリス,あるいはプー君とチー君とダノン君,お互いに性格・資質・体力等は異なれど,オトモダチとしてそれなりに仲良くやっているようだ。親の心配など杞憂である。ちなみに,タカシの役どころはシマリスでしょうな。あるいはチー君でしょうか(チビで軟弱なところなど,そっくりだ)。でも,あれで結構アライグマ君やボノボノちゃんに対して気配りをしてるのかもしれない。いわゆるひとつのコミュニテ . . . 本文を読む

運動公園に集まるヒトビト

1998年02月24日 | 日々のアブク
 朝方,運動公園前の舗道を早足で歩いていると,横浜ナンバーの白のトヨタ・セルシオが私の行く手を阻むようにして少し前方で急停車した。そして左のフロント・ウィンドーが開き,年の頃は50代前半の化粧少々塗りたくりすぎ顔のオバサンが運転席側から身を乗り出すようにして「運動公園どこですか?」といきなり聞いてきた。しかし,運動公園のすぐ前で運動公園の場所を聞かれてもねぇ。「ここですよ」と,すぐ脇の野球場を指差 . . . 本文を読む

世界中の子供たちが いちどに歌ったら

1998年02月20日 | タカシ
 現在タカシが毎日通い,またこの4月からはアキラがお世話になる予定の幼児園にて『白百合祭』という名の催しが昨日行われた。園児たちの1年間の総決算である。タカシとアキラと母と,それから年度末超多忙の最中にある父も無理矢理時間を遣り繰りし,家族全員で一緒に出掛けた(ミーシャだけは一人でお留守番)。園に着いてまず最初は,この1年間の室内での創作活動成果である絵画や工作などさまざまな製作物の展示を見学した . . . 本文を読む

世間には いろんな医者が おりまして。。。

1998年02月16日 | 日々のアブク
 かかりつけの病院を変えることにした。いや,正確には医者を変えることにしたと言った方が適切である。昨秋,新たに担当医となった国立K病院のN医師であるが,約4ヶ月を経た現在に至るも未だにどうも対応がヨロシクナイので,病院通いが少々ウットウシイ気分にもなり,それら昨今の状況並びに将来的な見通し等を勘案した末,不遜な言い方を許して頂ければ,当方より見切りをつけてしまおうと決断したのだ(いや,そんな大層な . . . 本文を読む

夢心地

1998年02月12日 | タカシ
 夜半,タカシが寝ぼけていた。急にムックと起きあがり,カーテン越しに無言のままで窓の外など見つめている。外には何が見えるのかな? ボンヤリ光る街燈に,空き地を横切る野良猫に,時おり通る車のライト。恐らくそんなものたちを,タカシのまどろむ風体は暫くじっと見続けている。でも,君の魂はどこにいった? 楽園の夢心地かな? 悲しい夢の世界かな? それとも例のアレですかな,魂魄半ば身体を離れたのですかな? . . . 本文を読む

イモ畑を作るぞ~!

1998年02月08日 | タカシ
 夕食後,皆でポンカンを食べた。大人も子供も等しく1人1個である。食べてみると,中に含まれるタネの数に個体変異が大きいことに気が付いた。タカシの食べたのが11個で最高,父のは6個,母のは5個,そしてアキラのは2個でビリであった。その結果に気を良くしたのか,タカシは全員のタネを集めてテーブルの上に並べニコニコしていた。そんなタカシに父は思わず言葉をかけてしまう。「そのタネを庭に植えるとね,そのうちに . . . 本文を読む

「笑わん小僧」が突然笑う

1998年02月05日 | アキラ
 アキラの笑い,それは不意に訪れる。例えば夜,父がタカシに向かって「オヤスミ」をいうと,それに対してタカシが「オヤ?スミナサーイ」などとおちゃらけて答える。その言葉にアキラは突然の大笑い。本当にケラケラケラケラと大声をあげて実に嬉しそうに笑う。しばらく笑い続けて息がつまりそうになるくらいだ。普段のアキラは恐らく3才児としてはかなり愛想がない部類に属し,言うところの笑わん小僧なのにね。一体何だろうね . . . 本文を読む

おまえの分をわきまえた世界 そのカーテンの影で... (ジョルジュ・ブラッサンス)

1998年02月02日 | 歌っているのは?
 夕方,近所のアパートに住むバーサンが拙宅の前をウロウロしていた。ちょうど私は郵便受けまで新聞を取りに出たところだった。塀越しにお互い眼が会ったので軽く会釈すると,いきなり,いま石油屋さんの車が来なかったでしょうか?と聞かれた。もう,灯油がなくなってしまったので... と,いかにも困った様子である。さっき来てましたけど,もう行っちゃったみたいですねぇ。でも,明日の朝にも別の石油屋さんが来ますよ,と . . . 本文を読む