飛び込み訪問セールスマンの悲哀

1997年10月31日 | 日々のアブク
 昼間,家のリフォームに関する電話セールスがあった。大変愛想のよいチャキチャキした声のオネーチャンがいわく,我家の風呂場の改装を当地区のモニタとして格安でやらせていただきたい,だと。いやいや,風呂は現在ので十分に満足しているので,改装する気など全くありませんよ,とつれなく返事すると,そんなことおっしゃらずに,お話だけでも是非聞いて頂けませんか,奥様も御一緒に。その上で改めて御判断なさって下さい,と . . . 本文を読む

「芝生養生中につき...」 という無礼 

1997年10月27日 | 日々のアブク
 我が町には約1年半ほど前に完成した大変立派でかつ分不相応なまでに豪華な市立体育館がある。外観は,そう「ウェディングパレス玉姫殿」をう~んと大きくしたような感じだ。ところで,その体育館の左手前方には気持ちの良さそうなフカフカした芝生の広場があるのだが,広場の四方の入口すべてには《芝生養生中につき立ち入り禁止》という野暮な立看板が設置されており,付近を散策する人々の侵入を拒んでいる。昨日今日の話で . . . 本文を読む

神よ,我にチカラを...

1997年10月25日 | 歌っているのは?
 歌が遠ざかってゆく。唄が掠れてゆく。詩が見えなくなってゆく。あぁ,こんなハズじゃなかったのだけれど。ジョルジュ・ブラッサンス Georges Brassensの柄にもない嘆き節を無理矢理思い出そうとして,それも叶わない。今は背中ばかりか喉までが息苦しい。ツボ治療なぞで軽快するのだろうか? 神よ,チカラを与え給え。 . . . 本文を読む

ねぇ,おとうさん? ビンでどんな音が,出せるの?

1997年10月21日 | アキラ
 現在,アキラは第二次性格形成途上にあると思われるが,これがなかなかの見物である。例えば夜,父に向かってジュースのビンを差し出しながら急にこんなことを問いかけたりする。それも大変しっかりした,メリハリのある言い方で。  「ねぇ,おとうさん? ビンでどんな音が,出せるの?」  父はちょっと考えてから,船やら機関車やらレーシングカーやら飛行機やら,カエルやらウシやらヒツジやら,それから台風やら波や . . . 本文を読む

コオロギは何で鳴くの?

1997年10月19日 | タカシ
 昼間,秦野戸川公園にオベント食べに出かけた折り,“風の吊り橋”近くの草原でコオロギを捕まえた(タカシ指示する人,父つかまえる人)。ちょうど持っていたポケモン・カプセルに入れて家まで持ち帰る。コオロギは何を食べるのかなぁ?  とりあえず石榴の実と機関車トーマス・ウィンナーを虫かごに入れてみる。どうやらウィンナーの方が好きなようだ。そして,夜8時頃になって急にリリリリッと短く鳴いた。なかなかの美声 . . . 本文を読む

アキラ・スナップ (坂道だって走っちゃうんだから)

1997年10月19日 | アキラ
何とも危なっかしい!           (秦野戸川公園にて) . . . 本文を読む

タカシの悲しみは父の悲しみとなり...

1997年10月18日 | タカシ
 母ばかりではない,父も負けずにタカシを叱る。それも,今夜はこれまでの中で一番きつく叱った。きっかけはほんの些細なことで,シツケに関する父の軽い諌め言から始まり,少々ジャレ合うような感じでのジャブの応酬が交わされ,それがやがてエスカレートしてお互いどうにも引っ込みがつかなくなって,父の方は軽いプロレス技をかけたりして(ニコニコしながらだけれど),するとタカシは両手の拳を握りしめて唇を噛んで反抗のポ . . . 本文を読む

川とじかに対峙することのできる至福の時間

1997年10月18日 | 川について
 昨日と一昨日の2日間,滋賀県東部の山中で川の調査を行ってきた。下等植物緑藻類の一種(特ニ名ヲ秘ス)の生育・分布状況,他地域への移殖可能性の検討,等々に係るややメンドーな調査である。幸い2日間を通じて穏やかな好天にめぐまれ,かなり気持ちよく川の中を歩き回ることができた。水温は約12℃,pHは8~8.5のアルカリ河川で,水あくまでも澄み,岸辺の淀みにはこの夏生まれたタカハヤの稚魚が群れたりしている。 . . . 本文を読む

カーペットからフローリングへ (気に入らない!)

1997年10月18日 | ミーシャ!
 3日ばかり前,業者に頼んで居間の床をカーペットからフローリングへと変えた。工事は丸一日がかりとなり,その間ミーシャはずっと二階の納戸で小さくなっていた。完成後,それを喜んだのは恐らく父と母だけ,特に父は動物園のツキノワグマのごとく狭い室内をニコニコしながら行ったり来たりした。母は母で,どんな敷物を買おうかしら,などとルンルン思案中。一方,タカシとアキラは別にそんなものドーデモイイヤイといった風情 . . . 本文を読む

向上心について

1997年10月13日 | タカシ
 小学校にあがるまでに克服すべき当面の目標課題は 「自転車に補助輪なしで乗れるようになること」 と 「箸をちゃんと使ってゴハンが食べられるようになること」 であると,昨夜タカシが父に対してボソッと言った(いや,正確な言い方は違うが,そんな意味のことをね)。そして昨日の今日,午後のいっとき二階で布団をひいて「うしろ回り」の練習を母と二人で結構ガンバッテやっていた。  タカシの向上心,それは父を素直 . . . 本文を読む

山頂の静けさを乱す「兵隊さん」たち

1997年10月12日 | 日々のアブク
 良い日和の日曜日だったので,家族4人で弘法山に出かけた。「めんようの里」の駐車場に車を置いてそこから歩き出す。タカシの足がずいぶんと達者になっているのに改めて感心した。羊牧場の階段の坂道なんか,3人を置き去りにして一人でずんずん登って行ってしまう。馬場道と称される平坦な尾根筋の幅広い道をのんびりと歩く。暖かな秋の陽射しのなか,家族連れや老人ハイカー達などもかなり多く行き来していた。途中,南斜面の . . . 本文を読む

タカシ・スナップ (森の精と並んで)

1997年10月12日 | タカシ
 「森の精」と並んで,ちょっぴりスマシ顔で。 (弘法山の馬場道にて) . . . 本文を読む

幼児園の運動会にて

1997年10月10日 | タカシ
 タカシの通う幼児園の運動会に出かけた。半日あまり,たくさんの子供達がチョコマカチョコマカと前後左右に動き回る様を興味深く眺めていた。同じ3才児でも小さい子はアキラ位,大きい子はタカシ位とずいぶん体格に差がある。タカシはといえば,5才児の総勢約30名のなかでチビッコ3人組の一人に属したりして。動きはそれなりに活発なんだけれどね。  それにしても,この運動会というハレの催事を約30年にわたって毎年 . . . 本文を読む

悲しみを癒すもの

1997年10月09日 | タカシ
 母がタカシをきつく叱る。叱られる要因は大体がアキラとの争い事だ。例えば,ささいなモノの取り合いの揚げ句にアキラがタカシの髪の毛を引っぱる,それに対してタカシがアキラを引っ掻いたりする。そんな時の母は,ヒステリックなまでに声を荒げてタカシを叱る。その様子を離れたところで(洗い物をしながら)背中に聞いている父は,少々辛い思いが心中を交錯する。  アキラは基本的に保護されるべき者,母からも父からも, . . . 本文を読む

あれから,もう8年!

1997年10月08日 | ミーシャ!
 ミーシャはもうじき8才になる。振り返りみれば,生後まだ2ヶ月頃からの,まことに長~い付き合いである。8年前の冬の日,二子玉川の東急ハンズで里子としてもらい受け(手数料500円也),ちっちゃなダンボール箱に入れて田園都市線と小田急線とを苦労して乗り継いで当時住んでいた大和市内の賃貸マンションまで連れてきた。そしてイヌネコ禁止のマンションにおける密やかで楽しい暮しが始まった。トイレを躾け,動物病院で . . . 本文を読む