フィジカルな内輪話を一寸させていただく。私とウチの2人の息子の身体的特徴を示すと，身長については3名ともほぼ同じくらいである。遠慮がちに申せば，昨今の御時世にあっては各人とも比較的小柄な部類に属する。ぶっちゃけた話，背が低い。具体的な数値を示すのは控えるが，有名人で例えれば，そうさな，片岡鶴太郎画伯か，藤井フミヤか，Ｂ'zの松本孝弘か，あるいは自転車芸人の安田大サーカス団長か，まぁ，そのへんのレ . . . 本文を読む
この夏，アキラが《基本情報技術者》の国家試験に合格したということだ。と申したところで実際のところそれがどんな内容の試験なのかは私の守備範囲外につきトンと分からないのだけれども，16才の高校生にとってはソレナリニ難しいものであるらしい。試験前の数ヶ月間は夜遅くまでかなり勉強していたようだ。ちなみに本人は高専や工業高校に通っているわけではなく，あるいはSSH（スーパーサイエンスハイスクール）に指定さ . . . 本文を読む
アキラが子猫を拾ってきた。 ミーシャがこの家から消えてはや3年と8ヶ月，今ふたたびネコという生き物が我が家のなかを徘徊している。それはやせ細って小さくていかにも頼りなさげな，白地に灰黒色の模様のある生後2ヶ月くらいと思われるネコだ。
一昨日の雨の日，下校する道すがらに，表通りの隅っこでアキラはその子ネコを見つけたという。雨に打たれて，どこかの軒先でうずくまっていた。そっと近づいて真近でよーく . . . 本文を読む
実を申すと，この春休みにアキラはメガネを誂えた。少しく時を遡りてみれば，アキラの視力低下はタカシの齢より約1年ほど早くに訪れ，去年の冬ないし春あたりから，日常生活の様々なシーンにおいて視力低下の兆候が随所に認められるようになった。その頃，母が知人に勧められたとかで，仮性近視の矯正のために遠くの眼科に何度か通って散瞳剤を点眼していた時期もあったが，結局その通院も，はかばかしい効果を得ること能わず徒 . . . 本文を読む
昨日，学校から家に持ち帰ってきたアキラの版画作品。久しぶりに彼の生みだす不思議なゲージツを垣間見てしまった。題は特にないということだが，そうさな，『雪山に挑む少年』とでも名付けたらいいだろうか。荒れ狂う吹雪のなか，眼前に聳える氷壁に向かって，一歩一歩ゆっくりと少しずつ前に進んでゆく一人の少年。顔は雪にまみれ，アゴは上がって青息吐息，その足元もすこぶる頼りなく覚束ない。喜びや楽しみ，平穏や安逸から . . . 本文を読む
毎年毎年，年度末近くになると決まって何かに急かされるようにイソイソと身辺整理をはじめたくなる因果な性分の父を持った不幸を，アキラ君，しかし時には少しだけ感謝してもよかろう。いや，ほんのチョビットくらいはネ。
事の顛末はこうである。先月のこと，土曜日の午前にタカシとアキラを二階の子供部屋に招集した父は，彼らに対して次のようにキビシク言い渡した。
「さてと。もうじき新年度なるのだから，君たち . . . 本文を読む
学期の終わり近くになると，子供らは学校の授業で制作した作品を山ほど家に持ち帰るのが常である。そのうちのひとつ，これは運動会での「棒引き競技」を描いたという。技術的なことはさておき，全体に剣呑な雰囲気がなかなかよく表現されていると思う。東南アジア系とでもいったらいいか。いかにもアキラらしい。 ちなみに，背景のウズウズは雲だそうです（苦笑）。
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一昨日の「文化の日」は当市にとっても特別な祝祭日，一年のうちで格別のハレの日たる『市民の日』だった。ただし，今年はあいにく終日曇天で，午後からは雨もパラつく暗い空模様となった。例年ならば我が家族は水無川河川敷＆中央運動公園エリアで催される多種多様なゴッタ煮的イベントの数々をブラブラ歩きながら見学したりする程度なのだが，今年はアキラが午前中に行われるイベント「市民マラソン」に参加したいなどと言い . . . 本文を読む
昨日の我が家の夕飯は「越前かにめし」だった。北陸地方では有名な，いや北陸ローカルだけでなく全国的にもかなり知名度の高いアノ駅弁である。近所のスーパーで，時折，『全国有名駅弁祭り』のような催しが行われることがあり，それで買ってきたのだった。ただし数は３個（父・母・タカシの分）。アキラだけは例によって食の独自路線を歩んでおり，「オデン」＆「焼きオニギリ」がひとり晩ご飯となった。もっとも，一人分だけの . . . 本文を読む
10日ほど前，アキラは学校での休み時間に鉄棒で遊んでいて誤って落下し，顔面を強打した。昼少し前に学校の保健室の先生から電話があり，右眼のすぐ脇を打撲して目の中に砂が入ったようなので早退させて病院に連れて行ってほしい，とのことだった。母が急ぎ車で学校にアキラを引き取りに行き，そのまま赤十字病院へと向かった。幸い，眼球にキズが付くほどではなく，まずは一安心であった。
翌日の状態は，かくのごとし . . . 本文を読む
一昨日，アキラの前歯がポロリと抜けた。現在８才半のアキラの乳歯が一番最初に抜けたのが今から約２年前のことで，これで通算７本目になる。子どもの乳歯はふつう全部で20本あるそうだ。そして一般に，乳歯が永久歯に生え代わるのは6才から12才にかけての時期だという。してみると，アキラもようやくイチロー並みになった訳だが（３割５分），そのペナントレースは始まったばかりで，まだまだ先は長い。
抜けた乳歯は . . . 本文を読む
新学期になった。晴れて小学三年生となったアキラは，クラスの組替えがあり，クラス担任も新任の若い先生に変わった。何でも雪深い新潟県は六日町の小学校からやって来た熱血先生とのことだ。さらに，新しい友達もボチボチと出来る予定とのことだが，こればっかりは，さてどうなることやら。
ところで，新年度とともに仕事がバッタリと途絶え，毎日毎日アキラと一緒にＧＣの《ゼルダ》三昧の日々を過ごすことをもくろんで . . . 本文を読む
最近は土・日も祝日もまったく無関係の日々が延々と続いているアワレナ父であるが，先週の日曜日だけは一日まるまる仕事を休んだ。で，朝食を済ませたあとで子供らに，どこにお出掛けしたい？ と希望を聞くと，アキラは小田原の「わんぱくランド」でアスレチック！ 一方のタカシは，寒いところはヤだから「生命の森・地球博物館」がいい！ とそれぞれ異なる答えが返ってきた。若干の意見調整を試みるも，いずれも自己の主張を . . . 本文を読む
「ぼくねぇ，学校で中休みのとき，北校舎の１階から3階まで10回続けて昇ったり下りたりしてるんだ」
家族４人での夕食時，誰に向かって話しかけるでもなく，アキラがそんなことをポツリと言った。ちなみに「中休み」というのは午前中の20分くらいの休み時間だそうだ。
え？ それはすごいなぁ。と，思わず父はマジで聞き返してしまう。 で，それは走って昇ったの？ それとも歩いてだったの？
「もちろん， . . . 本文を読む
