第12回講座 「水草を観察してみよう」 2024年9月5日(木)10時~12時
講師: 高槻市立自然博物館 あくあぴあ芥川
主任学芸員 高田 みちよ さん
場所: あくあぴあ芥川周辺で水草をはじめとした植物観察
まだまだ暑さが厳しいことから午前と午後の講座の入替えを行っています。
午前の講座は、フィールドワークとなります。
市役所から全員に観察用ルーペと熱冷ましシートが配布されました。
フィールドワークの前に水草について説明いただきました。
フィールドワークに出発
小さくて可愛らしい花を付けた水辺の草花を観察
水分補給をして観察しました。
全ての植物には名前があり、たくさんの水草に出会いました。
普段気にも留めなかった場所には多くの植物が生息していました。
図鑑や写真で見るのと現物は違うことを実感しました。
(観察した水草など)
ミズマツバ・イタチハギ・アカメヤナギ・ヒメガマ・キツネノマゴ・チョウジタデ・アオウキクサ・イヌホタルイ・コナギ・ウリカワ・クワイ・クログワイ・アメリカキカシグサ・ミゾカクシ・カヤツリグサ・スズメノトウガラシ・ホソバヒメミソハギ・クサネム・タケトアゼナ・エビモ・アメリカタカサブロウ・その他
帰り道に芥川の魚道について説明して頂きました。
暑い中でしたが全員、無事にフィールドワークを終えることが出来ました。
皆様お疲れ様でした。
第13回講座 「植物が見せる不思議な世界」 2024年9月5日(木)13時~15時
講 師: 高田 みちよさん
場 所: あくあぴあ芥川3階多目的ホール
1.あくあぴあ芥川の紹介がありました。
地域博物館:通常の博物館業務に加えて地域課題を解決するところ
理 念 :高槻の自然がわかるみんなの博物館
役 割 :高槻市の自然・生き物を調べ、記録し、保管する。
・分かったことを伝える。相談に乗る。
・生物多様性保全、SDGs
2.
①あくあぴあと標本
標本の種類:乾燥標本、液浸標本、等があり腐らせない、カビを生えさせない
虫に食われないようにし100年以上保存できるようにする。
自然史標本:
・過去、現在、未来をつなぐタイムカプセル。
・その生き物がいた時間、場所の環境がわかる⇒分布の変化で環境の変化がわかる
・その生き物から有用成分が得られるかも。
・生物多様性を維持するための研究に必要⇒環境が多様であるほど人は行きやすい。
②植物とは:
③自分で植物図鑑が調べられるように
いろいろな形の葉っぱ:単葉 鋸葉緑、単葉 全緑、単葉 羽状裂、
複葉 、複葉回復葉、
実際に見て、触って、違いを確かめよう
高田先生おすすめの本
④生物多様性とは
・SDGs(持続可能な開発目標)
地球のみんなが幸せに暮らすために
・身の回りの生き物に目を向ける
・「持続可能な利用」について知る
・できることからちょっとずつ
地球を大切に! → 使いつくすと人類が滅亡するよ
誰も取り残さない社会を! 人類一人一人の問題です
最後に植物のことを知って 少しでも人生を豊かにしましょう。
植物名を簡単に調べる方法 アプリの紹介 グーグルの「Biome」も便利そうです。
次回 9月19日(木)午前10時30分~12時
自主観察会 :太陽ファルマテック(株)見学