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日時: 2024年6月27日(木)10時〜12時 |
講師: 環境省希少野生動物種保存推進員 横山達也さん |
場所: あくあぴあ芥川周辺 |
本日の天候は梅雨ということもあり曇り空でしたが、活動しやすい気温に恵まれました。 |
横山講師より受講生へお話がありました。今日ぐらいの天気が良く楽しんでいただけると思います。 高槻のシンボルフィッシュが芥川で出会えるか?童心に返って楽しんで頂ければと思います。 |
芥川での魚採取の前に、あくあぴあ芥川2階で横山講師より水槽展示説明を受けました。 |
あくあぴあ芥川から上流に移動、横山講師による投網を見学しました。受講生の中でも投網を 初めて見る方も多かったようで、投げられる度にその迫力に「おー」と歓声が上がっていました。 |
投網には、ヨシノボリ、ドンコ・・そして!昨年に続きアユが捕獲されました。 |
川に入る前に、たかつき環境市民会議 水環境保全グループの関田さんより、グループの活動内容や 魚の取り方の説明を受けました。 |
関田さんより 魚の取り方のPOINT!教えていただきました。 ①川と川縁の草むらの間に網を入れて草を少し踏んでみる。 ②石の下に魚がいることがあるので、石をひっくり返してみる。 |
実際に芥川に入り、魚採取開始!受講生の皆様も、童心に戻り網で魚を取ってらっしゃいました。 |
水グループの村上さん、松本さん、芥川クラブの濱上さんも一緒に川に入って教えていただきました。 |
みんなで採取した魚やいきものを、横山講師より説明していただき、また受講生もご自身で採取 した魚の質問をされたり知識が深まる時間でした。 |
今回採取された魚・いきもの
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芥川に暮らす魚やいきものに触れ合い身近に感じることができる、貴重な時間でした。 皆様お疲れ様でした。 |
第5回「芥川・淀川水系の魚たち」 |
日時: 2024年6月27日(木)13時〜15時 |
講師: 環境省希少野生動物種保存推進員 横山達也さん |
場所: あくあぴあ芥川 |
午前の芥川で採集された魚を振り返りから、講義が始まりました。 |
<前半の部> 高槻のシンボル・芥川の淡水魚 |
1 芥川の淡水魚の概要〜一般種・絶滅種・希少種〜 |
2 あくあぴあ芥川付近で採取される淡水魚の紹介 |
芥川は生物が豊富であり、淀川にいる魚の産卵場や成長場所になっています。ブラックバスや ブルーギルといった外来魚は採取されていないとのことです。私達の身近にある芥川の重要性に 驚かされました。 |
<後半の部> 淀川の水環境とイタセンパラ |
1 私たち人間と魚たち〜水をとおしてつながる生命〜 |
2 私たちにとっての「水」、〜世界に誇れる大阪の水道〜 |
魚と人間は別世界で生活しているが、どちらも水がないと生きていくことが出来ない。 水で繋がっている。と横山講師は仰っていました。 |
私たちが毎日使っている水道水は、多くの処理をされてから届けられていることに驚きました。 |
3 水源の琵琶湖・淀川水系 |
4 淀川特有の環境・「わんど」と「たまり」 |
5 淀川水系の水環境・今と昔の比較 |
淀川は昔浅いところでは50cmしかなく、大きな船が通れるように工事を行なった所に土砂が たまり、わんどの形ができた。そこに魚の産卵や稚魚のすみかになったそうです。 |
6 淀川水系の天然記念物 |
7 淀川のシンボルフィッシュ・イタセンパラの生態 |
イタセンパラの個性的な生態や二枚貝を使っての繁殖生態など、受講生の皆様も興味深く 聞かれていました。 |
8 イタセンパラの生態にみる理想の淀川の水環境 |
最後に横山講師より 淀川水環境は特定外来生物や人間が捨てたゴミなどで「淀川」が「淀沼」 になってしまっている。私たちは毎日淀川からの水道水を飲んでいる。 水問題は、今後これからの子供達の未来や、今後の淀川の水がどうなっていくのかを考える きっかけになればと思いますと仰っていました。 |
本日は水環境の大切さを学習し、水問題について考えるきっかけを頂けた1日でした。 |
次回は 2024年7月11日(木) |
第6回講座 「市民、地域主導による再生可能エネルギー普及」 |
第7回講座 「脱炭素に向けた企業の取り組み」 です。 |