(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

DE15牽引の”大サロ”

2022年11月25日 | ぎゃらりぃ「チラ裏」
 1990年代に一世風靡した「お座敷列車」や「欧風客車」等の所謂ジョイフルトレインでも、JR西に所属する編成は「マンネリ」化を防ぐためにあっちこっちの支社に貸し出されたが、特に金沢支社に貸し出された場合、JR東のエリアまで足を伸ばす運用に充当されたりするので注目の的になった。
 「大サロ」こと「サロンカーなにわ」が金沢支社に貸し出された'93年10月下旬、東北本線から陸羽東線~陸羽西線を回って酒田から金沢に帰る運用があった。黒磯~仙台間ではオリサル色のED75が牽いたのも然る事ながら、俺はDL牽引区間の小牛田~余目~酒田間に注目していた。
 新庄区配置のDE10は重連での「あけぼの」牽引運用や50系客車や貨物扱いがあった山形駅の入れ換えに使うので、基本的に臨時運用には入りづらい状態だった。一方除雪用で配置されていたDE15は、夏場の間除雪ヘッドを取り外されて仙台支社管内の非電化区間で臨時運用に駆り出されるようになっていた。6月には広島の12系「旅路」がDE15 2517に牽かれて陸羽東線・西線を走破した実績があるから、恐らく「大サロ」もDE15の牽引になるだろう。
 万事万端、万障お繰り合わせの上で撮影に臨んだ10月31日。この日も山形県地方には雨予報が出ていたが、何と通過直前になって晴れてきた。果たして何が牽いてくるかと期待して待つと、ラッセルヘッドに繋げる電気連結器が剥き出しのDE15 2513だった。

回9123レ (狩川~南野間:31.10.'93)

 あれから30年近く経過した。
 その時に撮影に立った陸橋の辺りをキハ110系の窓から見回すと、田んぼだった辺りに何やら民家が建っていたり、背景に風力発電の風車群が林立してたりと、もうあの時と同じ風景で撮れない事を実感させられた。尤も今は「道路工事」で運休・代替輸送とかあり得ないことが起きてる訳だが、このままダラダラと時に流されてしまって、挙げ句廃止・・・なんてこともあるのかと思うと寂しい。


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