グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

IT・エレクトロニクス展CEATECの変化に思う

2012年10月03日 | 日記
今日からIT・エレクトロニクスの総合展示会CEATECの一般公開が始まるとのことだ。
筆者は永くIT業界に籍を置いていたのでこの展示会には今も親しみを感じている。
本展示会はもともとエレクトロニクス・ショー、データ・ショーなどの名称で映像システムやコンピュータ類を主役に先端技術市場導入の役割を果たしてきた。
ところが今年の出展者はいつもとちょっと違う。
自動車メーカーや住宅メーカーなど(いわば従来からすれば)異業種が目立ってきたのだ。
そう、今や情報技術が単一製品の枠に留まらず様々な周辺分野にビルトインされていく時代に入ったのである。
在来のIT・エレクトロニクス産業も様々な業界とのコラボレーションがますます重要になってきた。
この傾向は今後一層強まるだろう。
うかうかしていたら逆に周辺産業にIT(情報技術)を奪われてしまうかもしれない。
今回の顔ぶれの変化はわが国のIT産業が生き延びるための一つの方向を暗示しているに違いない。