グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

起業家魂の発露に思う

2012年10月12日 | 日記
昨日の経済分野トップニュースはソフトバンクの米国携帯電話事業者第3位のスプリント・ネクステル買収話だった。
通常この類の話は水面下で進められることが多いが今回は報道が先行したようで同社オーナー孫氏は今日のスケジュールを全てキャンセルしてことに当たるという。
昨日同社の株価は急落、ストップ安目前を推移したとのことだがこれはオーナーの想定内だったのだろうか。
いずれのせよ氏はわが国を代表する起業家の一人だ。
社名が示すようにもともとパソコンソフトの販売事業から出発したのだがその後インターネットの普及を見据えて低価格を武器にプロバイダー事業に進出、既存の競争相手を震撼させた。
2006年には英ボーダフォン日本法人を買収することにより携帯事業に進出、人気機種iPhoneをいち早く取り込むことなどにより業界ビッグ3の地位を不動のものとした。
そして今度はなんと米国の大手携帯事業者買収を目論み世界シェア第1位を覗う。
リスクを恐れぬ起業家魂をあらためて見る思いだ。
日本経済の閉塞を打開するためにはこれくらいの蛮勇と突破力が必要かもしれない。