グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

中国全土の反日デモその後に思う

2012年10月05日 | 日記
中国全土に亘り吹き荒れた反日デモはひとまず沈静化し平静を取り戻したようだ。
現地の日本資本商業施設や工場は相当の被害を受けたがどこも再開に向けて動き出した。
一つ気がかりなのは被害の補償である。
多くの日本企業は施設・設備に火災保険をかけておりその中の暴動特約で今回の被害補償を受けるようだがその総額は数十億円から100億円近くに上るという。
ただ今回の出来事を契機に損保各社は保険料の引き上げもしくは暴動特約の停止を検討しており進出企業に何がしかの影響が及ぶことは必至である。
今回の暴動被害について中国政府は何らかの被害弁済の意向を示していたのだがこちらはどう落着したのだろう。
そもそも日本政府は進出企業と一丸になって中国政府に暴動被害の全額賠償を求めていくべきではなかったか。
中国政府は日本側の泣き寝入りにホッとしていると同時に対日スタンスをさらに強化してくるのではないか。
今後の成行きが心配だ。