サッカーW杯のブラジル大会が始まった。
ブラジルといえば古くは多くの日本人が職を求めて移民入植した国であり現地での日系人社会は百数十万人と世界最大である。
近年は逆に我が国が受け皿となって多くの日系ブラジル人を受入れ現在二十数万人以上が日本国内に在留する。
一方地理的に見れば日本の丁度裏側に位置し世界中で最も遠い国の一つと言ってもいいだろう。
ということでブラジルといえば「遠くて近い国」というのが一般的なイメージだと思っていたが実体はそうでもなさそうだ。
ごく最近ブラジルから半年ぶりに帰国した企業戦士の話を聞く機会があった。
彼の話によれば日本人にとって必ずしも居心地のいい国ではないという。
先ず言語だが、「公用語はポルトガル語」はいいとして英語がほとんど通用しないという、たとえホテルのルームナンバーでさえ・・・・。
無論日本語などは日系人社会を離れたらまるで相手にされない。
食事は肉料理ばかり、コメはあるが味わうに値しないという。
治安状況も日本とは真逆の世界最悪クラスだ。
結局ブラジルは「遠くて近いようでやっぱり遠い国」という結論になった。
日本からのW杯応援サポーターにアクシデントがないことを祈りたい。