本日の日経紙一面の見出しは某大手飲料メーカーの社長招聘人事だった。
最近は我が国でも異業種からの社長スカウトを実践する企業が増えてきた。
ただその多くは創業者一族の持ち株比率が高くオーナー経営を貫いてきた企業であり、だからこそこのような決断が可能だったのだろう。
よく社長の最も大きな仕事の一つが後継者を育成することだといわれる。
この一点からすればここからはあくまで一般論だが社長の外部招聘は極力慎重であるべきだろう。
見方によれば適任後継者の育成ができなかったともいえるからだ。
いくら事業環境変化が急とはいえそれを踏まえて後継社長を育成しバトンタッチするのが現職社長の務めだ。
異業種からの社長招聘はある種ギャンブルだ。
とかく人材の能力評価は難しいものだ。
過去失敗事例も数多くあることを忘れてはならない。