時計と旅行はとても密接な関係があります。
蒸気機関の改良と共に大量の荷物や人の長距離移動が当たり前になり、
旅行はかつてのような一部の人々が楽しむレジャーではなくなりました。
交通機関の発展は、時間の正確さに支えられました。
効率的に運ぶためには決まった時間内に素早く沢山の積み荷と人の移動することが不可欠です。
そのため駅前には必ず時計が設置され、乗客は時計を携帯するようになりました。
日本でも新たな観光地や避暑地の誘致に、電鉄会社が積極的に関わりました。
開発当初は外国人向けが多かったのですが、やがて日本国内でも家族旅行の考えが浸透。
旅行ブームが巻き起こり、観光地を目指して人々は懐中時計や腕時計を身につけ、
小型の目覚まし時計を旅行カバンに詰めました。
舞子公園停車場
誰もが旅支度に時計を持つようになったのです。
次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!
次回は8月の予定です