お父さんへ
お父さんがそちらに行ってから何年が経ったのか、
もうわからないくらいになってしまいました。
今年もお墓で手を合わせることはできないようです。
ごめんなさい。
私の中で、お父さんのことは一生消化できないだろうけれど、
時間の威力とは恐ろしいもので、
だんだんに、お父さんに対するマイナスの気持ちが薄れているような気がします。
それがいいことなのか、そうでないのか私にはわかりません。
私をこの世に送り出してくれたことには感謝しています。
ありがとう。
秋にでも、手を合わせに帰れたらいいなと思っています。
それまで、そちらでゆっくり、好きなお酒でも飲んでいてね。