さて、スペーシアギアのマニュアルモードについて。
今回は「違和感大有り」の部分ね(苦笑)
取説を見ていたら、こんな表記が有った。
「へっ? マニュアルモードでキックダウンするの??」
さて、実際水平から8%の登りに向かう場所でマニュアルモードにしてみたよ。
D → M にシフトして、60km/hで6速走行に移る。。
登りに入って、5速に落として、60km/hを維持しようとする。
勾配がきつくなるにつれてアクセルを踏み増して速度を維持しようとすると・・・キックダウンした(!)
4速になったと思われるのだが・・・表示はなんと5速のまま(おぃっ・・・汗)
「ギア比に合わせて使ってるギアの表示してくれよぉ・・・(><)」
って言うのが、正直な感想。
アクセルをさらに深く踏み込んでも、車としては駆動力に余裕が有ると判断しているらしく、それ以上のキックダウンはしなかったけどね・・・。
ただ、マニュアルモードだから直結感は維持してくれているので、この表示がアンマッチな部分を除けば、「一回のキックダウン位、良いか(笑)」って感じ。
更には、こんな事も分かった。
ヴォクシーはD → M操作で勝手にシフトダウンする、個人的に「悪さ」が有るからそれは不満。→ 前回のログ
でも、マニュアルモードでアクセルを踏みっぱなしで負荷が高い状態で有っても、次のギアの守備範囲まで速度が上がれば、シフトアップしてくれる。
それで力不足であれば、ドライバーがシフトダウンすれば良いわけだから、一度マニュアルモードにしてしまえばマニュアル車的な使い方ができる。
速度によって使うギアを判別するやり方だから、マニュアル車に近いわけ。
速度が落ちれば、それに合わせて車がシフトダウンする方式。
ところが、スペーシアギアは、それに加えてエンジンの負荷まで見ている。
1.アクセルを踏んだままの負荷が大きい状態のままでは、速度が次のギアの守備範囲まで上がっても、シフトアップを受け付けない。
2.マニュアル車の様に一瞬アクセルオフをしてやると、エンジンの負荷が軽くなるからシフトアップする。(でも、シフトアップしない時もある・・・)
3.それでも車が「エンジンの負荷が大きい」と判断すると、ギアの表示が変わらないままキックダウンする。
更には、
4.ギアが1段ずつ切り替わるシーケンシャルシフト、だと思っていたけど・・・
さっきの8%の上り坂の頂上まで4速で頑張り続け(5速にシフトアップしないので、何度となく「シフトできませんアラーム」を鳴らしている)、速度が6速の守備範囲に入ってからシフトアップ操作をしたら、一気に4 → 6という、まさかの「表示上」ギア2段飛ばし(笑)
(実際は、ギア比的に4→5で、6速のキックダウン状態になった、という事らしい・・・)
「何これ? シーケンシャルシフトじゃ無いの!?」
と言うのが最初の実感(><)
それでも、Dで登るよりは(キックダウンはするものの)直結感が有る駆動力の伝わり方なので、上り坂ではマニュアルモードを使う様にしてます。
視覚的にはギアの表示があてにならない、って言うのが大きな違和感だけど、エンジンと駆動輪との直結感が得られるから、そっちでは違和感が無いから「まっ、いいか・・・」って感じね(^^;)。
(CVTのラバーバンドフィールが許せないだけだから(苦笑))
因みに、5MTのKeiワークスは同じ場所では70km/hまで加速して登らないと、回転数的にエンジンがパワー不足で減速してしまう。
通常は4速に落として登っているけど、勾配で50km/hまで速度が下がると4速でもエンジン音が辛くなる。
かと言って3速ではエンジンが回り過ぎる感が有る。
スペーシアギアの4速ってワークスの3速に近い感じなので、「ドライバーが判断するから、マニュアルモードで勝手にキックダウンしないで良いよぉ・・・」って言うのが正直な気持ちだけどね(苦笑)
スペーシアギアではワークスの4速がギア比的に5速に相当するだろうから、個人的には5速のままでも登れるんじゃないか? って気はするけど、若干車重が重いという事も有るのかもしれない。
さて、次がマニュアルモードについての最終回ね。