エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

古代のロマン溢れる・・蓮花

2010年07月03日 | 日記
埼玉の行田市にある「古代蓮公園」で、縄文時代以前の蓮花が開いている。
今日は見ごろを迎えた!との情報で出かけたのである。



もちろん午前の早い時間に現地到着とする。
蓮花に対する礼儀である。

気の早い蓮花は、昼前からすぼみ始めてしまうのである。
一番の見ごろは、午前8時であるとされる。



ここは田園地帯の中にある。
古代蓮会館にある展望タワーから見下ろすと、稲で絵が描かれている。



この古代蓮は、公共施設の建設工事中、出土した種子が自然発芽したものである。
この蓮花は花弁が少ない原始的な形態をもっている。

約1,400年から3,000年前の蓮であるとされているのである。



小さな虫たちが、蜜を求め飛翔してくる。
彼らが花粉を伝播してくれるのである。

自然の条理である。

「古代蓮の里」にほど近い場所「さきたま古墳公園」もある。



古代を今に伝える古墳がおよそ十基。
周囲に満々と水を湛える古墳も二基、現認できるのである。

この古墳は「二子山古墳」である。

行田市のこの一帯は、古代のロマンを伝える地域である。

明日、古代蓮をたっぷりとお見せしたいと思っている。




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今朝の空・・・晴れ間あり

2010年07月03日 | 日記
梅雨時にしては、肌寒さが感じられない。
「梅雨寒」という季節表現は無くなっていくのだろうか。

ベーリング海峡を通り抜けて、日本列島に降りてくる寒気が天気図を探ってみても見られないのである。

蒸し暑いのは当然である。

今朝、瞬時晴れ間が覗いたのである。





         今朝の空


      空が笑っている
      だから
      ぼくも
      笑ってみた

      笑ってみたら
      ほほが
      くずれて
      花のようになった







      風が乾いてきた
      だから
      ぼくは
      走ってみた

      走ってみたら
      汗が
      出て
      じっとりとした







      雲が流れていく
      だから
      ぼくも
      ゆっくり流れた

      流れてみたら
      空気の上で
      ぼくは
      流れていた






今日見た花たちである。
ひまわり。
コスモス。
まるでホトトギス。
デンドロの二度咲きの花。





茄子の花。






すぼんでしまった朝鮮朝顔の花である。
朝、密やかに咲き・・・夕方には密やかにしぼんでいく。

この花は、いつの頃に渡来したのだろうか。
朝鮮、という表現が悲しくなってきたのはいつからだろうか。

ぼくたちが若かった季節。
「青春の蹉跌」
「されど我らが日々」
「青春の墓標」
そんな本に熱中した、ぼくの青春。

その青春に戻りたい。
自然の環境をそっくり守りながら・・・。


テレビから、イルカが歌う「なごり雪」が流れている。
伊勢正三の名曲である。
ぼくの「しまりのない涙腺」がウルウルし始めた。


清廉な空気の上でいつまでも流れていたい。
青春のウエーブのまま流れていたいのである。



朝鮮朝顔が開くと綺麗だ。




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