エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

安曇野、蓼川の清冽さよ・・・2

2011年08月07日 | 旅行
蓼川の流れの二回目である。



「ゆらぎ」は人を安心させる。
とりわけ水の「ゆらぎ」は穏やかで、ここまで生きてきた肉体の老廃物を捨象してくれ、新鮮な感動が沁み込んでくる。



たっぷりとした水の穏やかな流れこそが「ゆらぎ」を生むのである。
川が綺麗だというだけでも、この原風景は育まれない。



安曇野の田園風景が周りにあるからでもある。
稲の若い葉。
広い青空と雲。

この川が黒沢映画のロケ地であって、水車小屋もセットとして造られた。
映画「夢」の第八話「水車のある村」である。

近年では、NHK朝ドラの「ひまわり」のロケ地となった。
安曇野を歩くと、至る所に「ひまわり」と安曇野を結び付ける幟(のぼり)が立っている。

この蓼川のほとりにセットがある。



セットであるから、ベニヤ板と細いタル木で形が出来上がっている。



従って、窓の向こうに骨組が晒されている。
少し寂しい感じである。

セットをぐるりと回って「らしい」角度を見つけた。



いかがであろうか。
本当の一戸建てのベランダに見える。



セットの前の看板である。
井上真央の大きな目と、ふっくらとした顔の輪郭がいかにも「おひさま」である。

なんだ・・・二十四の瞳じゃないか!とか。
つまらない批判をする方もおられるようだけれど、あの時代どこの学校もこんな感じで「おなご先生」は厳しい環境の中で職業婦人を貫いたのであろうと思う。

ぼくは井上真央の「おひさま」大好きである。



因みに、大王わさび農場と蓼川周辺はこんな感じである。
グーグル・アースで訪問してみたのである。




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