エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花の雨

2015年04月08日 | ポエム
菜種梅雨の一日、雨に濡れる花たちと触れあった。
雨滴の清楚さは、水のピュアである事が為せる業である。



これは、苺の花。
孫たちが家に来て、必ず収穫できるボリュームで栽培している。



食べられるために咲く花はやはり美しいのだ。



白い山吹の花。苺の横の植え込みである。
お隣さんの、庭である。



苺の横には、すみれが咲く。
孤島のように、いくつかの集団で咲く。
ヒメスミレと発する。







「艶然と見返る女花の雨」







上が春蘭。
下がハナカンザシである。

そぼ降る雨の、優しさが伝わってくるではないか。



シクラメン。



吉祥草の淡きピンク、である。



シンビジュームの蕾。

花が終わった。
これからは、一雨ごとに春が深まる。
一番上の孫は、高校二年生になる。
次は、ことし小学校入学。
三番目は今日、幼稚園へ入園。

生憎の雨であるけれど、あの子は慈雨と捉えて育っていくだろう。

三人の発熱体。
エネルギーに充ち溢れ、大きく飛躍してほしい。

季節の節目に・・・そう思うのだ。



       荒 野人