紅三椏の花と久しぶりに出会った。
もう少し早ければ、もっともっと綺麗だっただろうと残念である。
花は、そろそろ終りである。
さかりの美しさの、残滓と云った感じであろうか。
けれども、黄色の三椏よりも鮮やかに色彩が残っている。
そこが健気である。
「三椏の花赤々と備えたる」
この紅三椏は、神奈川県の城山という地区の里山にある。
ぼくたちが目にする三椏は、黄色だけれどこの三椏は赤い。
この樹皮が、和紙の原料として優れているかどうかは浅学にして知らない。
けれど、紅三椏が少ないところを見れば「それほど品質が」優れていないのかもしれない。
とまれ、あたかも「赤備え」のようでもあり神経が鼓舞される赤である。
徳川家康の家臣団でも「井伊の赤備え」は有名だし、あの真田幸村も「赤備え」であった。
赤は、目立つし強さが増幅される。
言い換えれば、突出して見えるのである。
赤は、面白い。
荒 野人
もう少し早ければ、もっともっと綺麗だっただろうと残念である。
花は、そろそろ終りである。
さかりの美しさの、残滓と云った感じであろうか。
けれども、黄色の三椏よりも鮮やかに色彩が残っている。
そこが健気である。
「三椏の花赤々と備えたる」
この紅三椏は、神奈川県の城山という地区の里山にある。
ぼくたちが目にする三椏は、黄色だけれどこの三椏は赤い。
この樹皮が、和紙の原料として優れているかどうかは浅学にして知らない。
けれど、紅三椏が少ないところを見れば「それほど品質が」優れていないのかもしれない。
とまれ、あたかも「赤備え」のようでもあり神経が鼓舞される赤である。
徳川家康の家臣団でも「井伊の赤備え」は有名だし、あの真田幸村も「赤備え」であった。
赤は、目立つし強さが増幅される。
言い換えれば、突出して見えるのである。
赤は、面白い。
荒 野人