春の麗に誘われて、国立昭和記念公園のチューリップと会いに出かけた。
同行は、従弟のK。
見頃は過ぎているけれど、遠目から見ればまだまだ「見頃」である。

昨年は、見頃に訪れた。
やはり同行は、Kであった。

チューリップは、春の季語であって俳句に詠みたくなる姿であり色合いである。
色の多彩さと、形の多様さはバイオ技術の賜物であろうか。
とまれ、何色とでも良く合う。
その柔軟さが良い。

「曲がり角曲がってもなおチューリップ」

水と碧。
優れた取り合わせである。

こうした取り合わせが似合うのはチューリップをおいて、他にあまり例を知らない。

午前中の柔らかな陽射しは、一転して午後には少し意地悪な空模様となってしまった。

遠目だと少し暗い。
雨が落ち始めた空模様である。

それでも、白は美しい姿を見せる。
背景のムスカリの青紫が、チューリップを引き立てる。

ピンクもまた、踏ん張る。
心残りの公園を後にして、Kとぼくは帰路についたのであった。
Kは、初孫の「レオ」が待っている。
お土産を買い求めた。
Kも爺になったものである。
荒 野人
同行は、従弟のK。
見頃は過ぎているけれど、遠目から見ればまだまだ「見頃」である。

昨年は、見頃に訪れた。
やはり同行は、Kであった。

チューリップは、春の季語であって俳句に詠みたくなる姿であり色合いである。
色の多彩さと、形の多様さはバイオ技術の賜物であろうか。
とまれ、何色とでも良く合う。
その柔軟さが良い。

「曲がり角曲がってもなおチューリップ」

水と碧。
優れた取り合わせである。

こうした取り合わせが似合うのはチューリップをおいて、他にあまり例を知らない。

午前中の柔らかな陽射しは、一転して午後には少し意地悪な空模様となってしまった。

遠目だと少し暗い。
雨が落ち始めた空模様である。

それでも、白は美しい姿を見せる。
背景のムスカリの青紫が、チューリップを引き立てる。

ピンクもまた、踏ん張る。
心残りの公園を後にして、Kとぼくは帰路についたのであった。
Kは、初孫の「レオ」が待っている。
お土産を買い求めた。
Kも爺になったものである。
荒 野人