![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
喫煙所で昔馴染みのM子さん♂に会った。
「あ、USBメモリって修理できる?」
『どしたんですか?』
「USB刺してたら、上から書類の束が落ちてきて・・・」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
『いいですよ、成功報酬3000円』
「え、治る?」
『たぶん私の一番得意技』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
USBに上から力が加わって金具が曲がり、コネクタのハンダが外れただけ。
分解してハンダ付けし直せば治る。
M子さん♂は即効でウチの部署にUSBを持ってきた。
「よろしく頼む」
『急ぎますぅ?』
「うーんちょっとだけ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
USBは電源も通わないようだ。
さて、明日にでも修理して驚かせてあげよう。
・・・・と思っていた・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/6b/f17fa182fd6389bbb8cd32684902d5a3.jpg)
とりあえず、バッファローのメモリですが何か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
ハンダ付け部分のハガレでは無く、多層プリント基板のパターンごと道連れに持っていってる。
つまり、配線が剥がれてしまっているのだ。
(左端だけがハンダ付け部分のハガレ。残り3つはパターンごと剥がれてる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/81/fd1ad58b7283544f2c64c8f0014c4c50.jpg)
パターンは基本的に修復不可能。
虫眼鏡で見たらスルーホールを巻き込んではいない。
しかし、これは酷い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0a/d7b11c7adc3173fc57d21ca19da2184e.jpg)
チップ部品それも(間違いなくセラコン)が転がり出てきた。
外れた場所は発見できたのだが、1mm×0.5mmのハンダ付けはチョー困難。
一番下に写っている大き目の1.6mm×0.8mmコンデンサなら格段に楽なのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/2a/3ce84b478a6cff2ff76a48ed35a0bd0b.jpg)
それでもツマヨウジの先に糊でくっつけ、パターンに乗せて「ジュッ!」
テスターで確認して、作業完了。
ハンダ付けだけで30分は格闘したかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
マイナス線もグランドに接続でOK。
しかし、+5Vライン周辺が虫眼鏡ごときの倍率では確認できない。
『実体顕微鏡か高倍率ルーペが必要だな、こりゃ』
視野を確保するものが必須ということで、とりあえず今日の作業はおしまい!
今回ばかりは復旧できないかも・・・
【微細ハンダ付け修理が得意なよよよ工房、最大のピンチである】